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ITエンジニアに未経験転職・就職したいと考えているが、ほぼ何も情報知らないですという人へ、ちょっとした情報を提供します

ITエンジニアに未経験転職・就職したいと考えているが、何も情報知らないですという人へ、ちょっとした情報を提供したいと思い、記事を書き留めます。ある程度、基礎知識がある人は、特に読む必要はないと思います。ざっと記事を眺め、有用そうでしたらご参考ください。

  1. PMO

  2. WEBディレクター

  3. 開発エンジニア

  4. インフラエンジニア

  5. 情報システム部門エンジニア

この5つのポジションについて、

  • そもそもどんなポジションなのか?

  • 具体的に何をしているのか?

  • 求められる能力は?

  • どんなキャリアパスが待っているのか?

  • 未経験転職、未経験就職するために、まず何をすればよいのか?

を記述していこうと思います。もしよろしければ、以下のUdemy動画も参考にしてください。エンジニア11ポジションの業務内容や技術キーワードを解説しています。

エンジニア採用担当や人材エージェント向けに作成した講座ですが、就職希望者にもマッチする内容だと思います。もしご興味あれば無料部分からご視聴ください。

PMO

たとえば、小規模なアパレル系ECサイトを、1人で作成することを想像してください。プログラミングを行い、サーバを設定し、商品を登録し、公開します。一方、メガバンクのネットバンキングシステムを作成するとなると、規模が大きすぎて1人では作成することはできません。

多数のエンジニアが協力して作成します。その結果、エンジニア個人間やチーム間での進行速度の違い、負担度合いの不均衡、責任の所在の不明確さなど、様々な問題が生まれます。こういった問題を解決し、プロジェクトを成功に導くのが、PMOというポジションの役割です。

PMOが行う具体的なタスク

  • スケジュールの計画

  • プロジェクトメンバーの組成

  • 現状把握のための数値管理

  • 進捗の把握と具体策の実行(人材配置、最悪の場合の仕様調整やスケジュール調整など)

  • チーム間の情報共有の促進(会議など)

  • 上記のための資料作成

PMOに求められる能力

  • プログラマやインフラエンジニアの作業や成果物を理解する能力(実際に開発やインフラ構築の経験があれば理想)

  • プロジェクトに関わる多くの人々の状況を理解する視野の広さ

  • 資料作成能力とその資料を他人に説明する力(根拠が明確で簡潔であればGOOD)

  • プロジェクト全体の目的を理解する業界知識(例えば、銀行のプロジェクトであれば金融知識)

PMOへのキャリアパス

PMOへのキャリアパスは、主に「いきなりPMO」型と「エンジニアからのステップアップ」型の2つのパターンがあります。

「いきなりPMO」型では、資料作成の補佐や会議の議事録作成、電話対応などからキャリアをスタートします。開発の実務経験が少ないままでも、先輩PMOの指導のもとで段階的にタスクの方法論を習得し、キャリアを積んでいきます。

さらにスムーズなキャリアアップを目指すなら、開発の流れの理解やExcel VBAの使い方、業務知識の習得に注力します。開発の流れを理解していることを証明するためには、他人に見せることができるシステムを作成したり、開発関連の資格でアピールすることが必要です。2023/5現在、PMO案件のプログラム言語環境としてJavaが多い印象です。言語選択に迷ったらJavaでよいと思います。

資格そのものより、経験や理解のほうが重要ですが、アピールのために資格は活用価値があります。業務知識については、金融系プロジェクトが多いため、簿記、ファイナンシャルプランナー(FP)、外務員などの資格学習を通じて体系的に知識を習得ることも有効です。

「エンジニアからのステップアップ」型では、開発エンジニアやインフラエンジニアとしてキャリアをスタートします。そして、徐々に上流工程、つまり要件定義や設計工程に関わるようになります。さらに、小規模なプロジェクトのプロジェクトマネージャーやチームリーダーの経験も積みます。

こうしていくうちに、PMとのコミュニケーションが自然と増え、資料作成や進捗管理といった業務の割合が高まります。この段階でPMOの業務にシフトすると、プロジェクトの流れを理解し、資料作成もこなす即戦力としてPMOデビューすることになります。

PMOとして未経験転職・就職するために

PMOプロジェクトの初期段階では、資料作成の補助や会議の議事録作成、電話対応などが求められます。ありきたりでよくある話ですが、前職やアルバイト、学生時代の資料作成経験や電話対応経験を経歴書に詳細に記載することが重要です。

過去の経験から学んだ困難な状況やその対応策を自己PRとして追記すると、採用の可能性が高まります。それなりにドキュメントに仕上げる力は、PMOの必要なスキルの1つだからです。

なお、開発エンジニアやインフラエンジニアとしてのキャリアをゼロからスタートする方法については後述します。

Webディレクター

食べログのようなWebサイトを考えてみてください。そのデザインは絶えず更新され、利便性は向上し続け、ユーザ数は増加しています。ウェブサイトを作ることは重要ですが、それと同時にウェブサイトを成長させ続けることも必要なのです。

こうしたWebサイトの立ち上げや、その活性化に向けた取り組みを監督する役割が、Webディレクターの仕事です。

Webディレクターが行う具体的なタスク

  • Webサイトの立ち上げに関わる人々との対話や要件定義

  • デザイナーやマークアップエンジニアの業務管理と指揮

  • Webデザインの変更に伴うプログラマチームとの仕様調整

  • Webサイトの訪問者数やコンバージョンの増加を目指した具体的な取り組み

  • 上記のための資料作成

Webディレクターに求められる能力

  • デザイナーやマークアップエンジニア、プログラマの行動や成果を理解する能力

  • プロジェクトに関わる多くの人々の状況を理解するための視野の広さ

  • 資料作成能力とその資料をもとに他人に説明する力

  • 訪問者数を増やすためのSEO知識とWebマーケティング力

  • コンバージョンを上げるためのユーザ視点の観察力

Webディレクターへのキャリアパス

Webディレクターへのキャリアアップは、デザイナーやマークアップエンジニアからの転身が一般的です。それぞれの職種からWebディレクターへのキャリアパスを見てみましょう。

まず、デザイナーからWebディレクターへのキャリアアップからです。デザイナー初期段階では。バナー作成やアイコン作成、ランディングページの作成などが主な業務となります。

経験を積むと、自身のデザインだけでなく、Webディレクターやマークアップエンジニアの動向にも注目することが求められます。ディレクターやマークアップエンジニアと協調し、自身の役割を超えてチーム全体の効率を向上させることに価値があるためです。

この中で、ディレクターの仕事を観察し、その一部を引き受けることでディレクターとデザイナーの双方のスキルを磨けます。

マークアップエンジニアからWEBディレクターへのキャリアアップについて考えていきましょう。マークアップエンジニア初期段階では、デザイナーが作成したデザインを、HTML・CSS・JavaScriptで実際にコーディングすることが主な業務となります。

経験を積むと、SEOについての知識を深め、デザインがなぜそのようになったのかを理解することが求められます。また、デザイナーやディレクターと密に連携し、デザイナーにとって頼りになるマークアップエンジニアになることが期待されます。

これにより、ディレクター、デザイナー、マークアップエンジニアの全ての視点からウェブ制作を見ることができ、徐々にディレクターとしての業務を引き受けることができます。

デザイナーとして未経験転職・就職するために

デザイナーとしての最初の仕事は、多くの場合、バナー作成やアイコン作成、ランディングページの作成から始まります。そのため、学生時代や自学で作成したバナーやアイコン、自身のウェブサイトやコンテスト参加作品などをポートフォリオにまとめることがポイントです。

マークアップエンジニアとして未経験転職・就職するために

マークアップエンジニアとしての最初の仕事は、デザイナーが作成したデザインをHTML・CSS・JavaScriptでコーディングすることです。そのため、学生時代や専門学校、自学で作成した自身のウェブサイト、情報量の多いサイトのトップページを模倣した作品などをポートフォリオにまとめることが効果的です。

開発エンジニア

Java、PHP、Python、Rubyなどのプログラミング言語を用いてコーディングを行う役割を指します。

開発エンジニアが行う具体的なタスク

ソースコードを記述すると一言でいっても、その難易度は様々です。

  • 高いセキュリティレベルが求められる、決済や認証などの開発

  • 大量のアクセスを捌く、効率的な処理ロジックを考慮した開発

  • 大規模なシステムで、保守性や拡張性を重視した開発

開発エンジニアに求められる能力

  • プログラミングスキル

  • クロスサイトスクリプティングやSQLインジェクションなどの、開発に必要なセキュリティ知識

  • システム負荷を軽減するための効率的なSQL作成や非同期処理の知識

  • コーディング規約や設計ノウハウ(クラスやスコープ設計)などに裏付けられる保守性の高い開発スキル

開発エンジニアのキャリアパス

開発エンジニアとしての初めての仕事では、システム開発全体に対する影響が少ない部分を担当するケースが多いでしょう。具体的には、テストやテストコードの作成、見た目の部分の修正などです。これらのタスクを順調にこなすことで、開発チーム内での信頼が徐々に築かれていきます。

余裕があればシステム全体のソースコードを読み、全体の流れを理解するように努めましょう。理解できない部分があれば、そのコードがなぜそうなっているのかを自分で学ぶようにしましょう。徐々にシステム理解度が深まり、自身の能力も高まり、チームからの信頼も増え、より難易度の高いタスクが与えられるようになります。

開発エンジニアとして未経験転職・就職するために

言語選択は自由ですが、独自のアプリケーションをWeb上で5つほど公開し、その成果を開示することが重要です。また、ソースコードもGitHubに公開し、自身の技術力をアピールできます。ただし、独学で5つのアプリを公開するのは難しいです。教えてくれる人(知人やスクールなど)が身近にいる言語を選ぶことがおすすめです。

インフラエンジニア

開発エンジニアやマークアップエンジニアは、プログラム言語を用いてファイルを作成しますが、これらのファイル群は一体どこに保存されるのか。そWEBサーバです。

このWEBサーバを構築するのが、インフラエンジニアの役割です。WEBサーバだけでなく、メール配信用のメールサーバ、データ保管用のDBサーバなど、プログラマが対応しない部分を幅広くカバーします。

プログラムにエラーが生じた場合、部分的な被害に限定されることが多いですが、サーバに問題が発生した場合、システム全体が停止する可能性もあります。例えば、株取引システムが停止したらどうなるか。急速に株価が下落している最中にシステムが利用できなくなったら、ユーザは深刻な影響を受けます。インフラエンジニアは非常に重要な責任を持つポジションと言えます。

インフラエンジニアが行う具体的なタスク

  • 各種サーバの構築

  • サーバへの不正アクセス防止対策

  • 多量のアクセスが来た際の負荷分散対策

  • サーバの故障時に備えたミラーサーバ構築やバックアップ

  • サーバの異常が発生しないかの監視と、異常発生時の緊急対応

インフラエンジニアに求められる能力

  • 各種サーバの構築スキル(WEBサーバ、メールサーバ、DNSサーバ、DBサーバなど)

  • セキュリティに関する知識(ファイアウォール、IPS、WAFなど)

  • 負荷分散の知識(ロードバランサー)

  • サーバ監視の知識(Zabbix、Cacti、Nagios、Hinemosなど)

インフラエンジニアのキャリアパス

インフラエンジニアとしての初期の仕事の1つとして、サーバ監視が挙げられます。監視とは具体的には、サーバ監視ツールからのアラート情報を確認し、指定された手順に従って対応したり、関係者にエスカレーションしたりする業務です。

このとき、指示された手順をただ実行するだけでなく、その手順が何を目的とするプロセスなのか、監視ツールにはどのような設定がなされているのかを理解しましょう。これにより、インフラ全体の概要が理解できるようになります。

また、自宅などでサーバの構築を試みることもおすすめします。特に、自分が業務で関わっているインフラ環境と類似したものをOSSで作成すると、理解が深まります。インフラエンジニアの業務は、高いセキュリティレベルが求められるため、自宅などのプレッシャーの少ない環境での実践的な学習は非常に効果的です。

インフラエンジニアとして未経験転職・就職するために

インフラの領域では、特定の資格が評価されることが多いです。

  • LPIC

  • CCNA

  • AWSソリューションアーキテクト
    など

これらの資格を取得し、自身のスキルをアピールするとよいでしょう。また、初期段階では夜勤が必要とされることもあるため、夜勤に対応可能な体調と意志を持つことも重要です。

情報システム部門エンジニア

大企業に、経理として入社することを想像してみてください。自分専用のPCが既に設定され、経理ソフトが使用可能で、ネットワークに接続され、共有ファイルへのアクセスも可能です。これらの準備を誰が行っているのか?そ企業の情報システム部門のエンジニアです。

情報システム部門エンジニアが行う具体的なタスク

  • 社員PCのキッティング(供給業者の選択、PCの設置、廃棄まで)

  • ツールの選択(例えば、どの経理システムを導入するか、その検証、導入、運用まで)

  • 社内ネットワーク環境の整備

  • 企業のIT戦略の策定と実行

情報システム部門エンジニアに求められる能力

  • 企業IT戦略の理解(適切なIT投資の策定と実行のため)

  • 開発、インフラ、PC端末に関する幅広い知識(ITツールの導入や社内からの問い合わせ対応、簡単なカスタマイズ、修理などが必要なため)

  • ベンダー管理能力(ツールやシステムなどを販売するベンダー、開発を発注するベンダーと効果的に連携する能力)

  • ユーザが理解できるIT用語の解説力(専門用語を知らないIT非関与者に対し、適切な言葉に変換してコミュニケートできる能力が求められる)

情報システム部門エンジニアのキャリアパス

初めての情報システム部門エンジニアとしての業務として、社員の入退社や異動に伴うPCの設置、社内からの簡易な問い合わせ対応などが挙げられます。

これらの業務をこなしながら、企業がなぜそのようなツールを導入しているのか、より良いツールがないのか、社員がどのような不満や困難を抱えているのか、興味を持って学習し、実際に検証することが大切です。一部のITサービスには無料試用期間があり、自宅で個人的に試すことも可能です。

情報システム部で会議が開催され、その中で現在の会社の課題が共有されることもあるでしょう。部門内で信頼が得られると、自分の意見が求められることもあります。その時、「実は社員からこのようなフィードバックを受け、プライベートで試したことがあるのですが...」と発言できると、提案が受け入れられるかもしれません。

もし提案が受け入れられ、選定や導入のプロジェクトに一部関わることができたら、流れに乗って企業のIT戦略活動にどんどん関与していきましょう。

情報システム部門エンジニアとして未経験転職・就職するために

最初の情報システム部門エンジニアとしての業務には、社員の入退社や異動に伴うPCの設置、そして社内からの簡易な問い合わせ対応などが挙げられます。

PCを使うことが好き(最新のツールを個人で導入していたり、ハイスペックなPCを使っていたり)であることをアピールしたり、基本的な資料作成や電話対応の経験(前職でも学生時代でもアルバイトでも)をアピールしたりすると良いでしょう。ユーザである社員と良好な関係を築けるかどうかも評価されます。

その他(AIエンジニア・モバイルアプリエンジニア・ゲームエンジニアなど)

以下のUdemy動画で、エンジニア11ポジションの業務内容や技術キーワードを解説しています。エンジニア採用担当や人材エージェント向けに作成した講座ですが、転職希望者にもマッチする内容だと思います。もしご興味あれば無料部分からご視聴ください。


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