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今さら完全初見で劇場版少女☆歌劇レヴュースターライトを観てめちゃくちゃになった話【助けて】


全世界が一つの舞台、そこでは男女を問わぬ、人間は全て役者に過ぎない───
ウィリアム・シェイクスピア「お気に召すまま」(新潮文庫)より


はじめに

こんにちは、サバ味噌です。
時は2022年7月27日、映画「劇場版少女☆歌劇レヴュースタァライト」が各種ストリーミングサービスで配信開始。

Twitterでは「レヴュースタァライトを観ろ」「予備知識要らないからレヴュースタァライト観ろ」「レヴュースタァライトが配信開始したから映画館でレヴュースタァライトを観ろ(←?)」などというキラめきに脳を狂わされてるヤバい人たちが湧きまくっていました。


みなさ~~~ん!レヴュースタァライトって知ってますか!?



うんうん!へ~~!そうなんですね!



僕はよく知りませんw!


去年上映開始されたばかりの頃、仲良くさせてもらっているフォロワーさんに絶対気に入るから見て欲しい!と言われたものの、憎き某感染症のせいで親からの外出許可が下りずに残念ながら視聴は叶いませんでした。

そんな中での配信開始!大学の期末考査を終え余裕綽々の僕は、珍しく家に一人でチャンスだし見てみようかな~と気軽な気持ちで視聴に臨みました。



我ながらヘラヘラした面が目に浮かびますね。気持ちわる。重ねて言いますがこの時点で一切の前情報無し、Twitterなどでの二次創作の受動喫煙もほぼ0に近い状態でした(大場ななさんの名前と見た目だけ知ってたくらい)

いいですか?この浮かれキモオタ男子大学生が上映2時間であら不思議



”こう”です


完全に予想外の衝撃を受け理性を外れて震える手、止まらない動悸、勝手に流れる涙。自分でもびっくりするくらいに心を揺さぶられました。

前置きがずいぶん長くなりましたが、要はこの記事は
完全初見で劇場版レヴュースターライトを視聴しあまりのキラめきに脳を焼かれたオタクがアニメ版などの下調べを一切しないまま劇スに対する思いの丈を書き連ねるノートです。

Twitterでお気持ちツイートを連投しても収まる気配がないのでちゃんと書いて落ち着こうという感じです。
しつこく言いますけど本当に劇スだけの知識で喋るし勝手な妄想もガンガン入れます。

それは違くない?みたいなご指摘も効きません。(聞きはします)無知の知みたいなアレです。第99期生徒会長もそんなことを言っていた気がします。




開幕、潰れるトマト、走るキリン──────


ツダケン大好き







なんすか、これは

初手の印象は「あ~~~こういう感じか~~~~?」でした。アニメ本編の文脈が分かっていない故か、あるいはそもそも作品全体が抽象的かつ難解な感じなのか・・・

開幕数分で理解できたのは謎のキリンの声がツダケンだということだけ。アイドル事務所の社長になったり外星人になったりキリンになったり人気声優は大変ですね。


ただ、スーパー意味深パートが終わると一気に完全新規にも優しい感じになって一安心でした。(恐らく)アニメ本編で高校3年間を終えた皆が進路を選ぶシーン。アニメからの人は進路選択に大興奮、新規は新規でこの時間に上手いこと顔と名前と声を一致させつつ大体の背景と性格も分かる・・・・・・構造が上手い!!

大場ななさんだけTwitterで見たことあったんですけど、おおばじゃなくて「だいば」だったしめっちゃ声低音でビビりました。もっとこう・・・キュルル~ン♡って感じの声かと・・・・・・


華恋とひかりの幼少期描写もめっちゃ丁寧で、「こうやって育って、約束を交わした二人がこれから対峙することになるんやで・・・^^」という”圧”を感じました。ただの幼少期描写の筈がないよ~~~そんなぬるいことする映画ならフォロワーが暴れ散らかすわけないもん~~~!と思いながら見ていました。(実際ほぼ正解だった)
お弁当とおかずの配分めちゃ下手な華恋ちゃん可愛いね!

あとはなんか花柳さんがややギスってたけど何を言ってるかさっぱり分かりませんでした!!!れ、レヴュー・・・?まあタイトルにもあるしレヴューするんだろうけど・・・何?

レヴュー(revue)は大衆娯楽演芸のことである。装置・衣装・照明といった視覚的な要素に重点を置き、音楽、舞踏、寸劇、曲芸などの演目を展開する。元来、フランス語(revue, 発音はルヴュ)で批評・調査を意味し、その年の出来事について風刺的に描く歌や踊りなどを意味し、19世紀末頃から大いに流行した。
Wikipedia「レヴュー (演芸)」より


・・・・・・うん。舞台少女なんだから演劇はするよね。
まあいいやとその場は流しました。この”レヴュー”の凄まじさに魅了されてこうやって気を静めるためにnoteまで書く羽目になるのにね。

その後の電車のシーンも石動さんに話切られてむぅ・・・ってなる天堂さんがおもろいくらいでまあ・・・特に思うところ、無いかな。


で、ここまで!!!


ここまでは正直微妙だな~という感じでした!まあ当然っちゃ当然ですよね。辛うじて過去の描写があったかれひかを除けばギリギリ背景を理解したくらいでキャラへの思い入れとか無に等しいし。あんまし話に起伏も無いし。見どころも(新規からすると)少ないし。

ここまではね



𝒘𝒊(𝒍)𝒅-𝒔𝒄𝒓𝒆𝒆𝒏 𝗯𝗮𝗿𝗼𝗾𝘂𝗲、開演


おや、なんか動きありましたね。スマホに意味深なメッセージ?オッなんこれキリンのマンホール??

えっなんすかなんすか

(BGM:𝒘𝒊(𝒍)𝒅-𝒔𝒄𝒓𝒆𝒆𝒏 𝗯𝗮𝗿𝗼𝗾𝘂𝗲

待って!?何!?!?

説明しろって!!!!!

ちょっと!!!!!



説明して!!!!!!!!!




皆殺しのレヴュー



何の変哲もない電車にロボットアニメもびっくりの超変形を遂げられた上に謎の戦闘が始まりました。しかもめっちゃ人当たりよさそうだったばななさんがレイドボスバトルみたいなことを始めています。僕は30分ほど居眠りしていたんでしょうか?さっぱり展開が分からないまま────いや、待ってこれ────



マジで観ながら声が出ました。短いスパンでこのフォントを使うのはクドいと分かっていても使っちゃうくらい良いです。

冷酷なまでに無表情で次々とクラスメイト、仲間たちに切りかかるばななさん、その恐ろしさと緊迫感を表すのにこれ以上ないくらいの一曲です。ギターをかき鳴らす入りからして「オッ!?」と思わせる力がある。

皆それぞれの得物で迎え撃ちますが、動揺もあるのか明らかに劣勢ですしこれアクションがめちゃくちゃ凄い!ありえないくらいカッコいいやり方(電車ドア発射)で二刀流となったばななさんはもはや無敵、前掛けを縫い留めたり体術を混ぜたり愛刀を投擲したり、なんでもありで叩きのめしていきます。顔が怖いって!特に呆然自失の星見さんを刀を拾った返しで流れるように落としたシーンは太刀筋の鮮やかさと一切の躊躇の無さが相まって震えるしかありませんでした。こわいよ~~~

結局天堂さん以外をしばき倒した上にめっちゃ不機嫌にエチュードを始め、乗って来なかった星見さん達全員を血まみれにしてばななさんは帰っていきました。「私たち皆、もう死んでるよ」なんて不穏な捨て台詞を残して。


怖いよ!!!!!!!!!


この時点であ!これ曲と演出がめちゃくちゃ良いから新規でも大丈夫ってコト!?と思うくらいには(我ながら慧眼だな)衝撃的な数分間でした。ばななさんのちょっと舌足らずな感じと迫力ある伸ばしを混合した歌い方、めちゃくちゃ良かったです。やっぱ舞台少女を演じるだけあってそういう感じの発声をするんだな~と思っていたらマジでほぼ皆舞台やってる人が声やってるそうです。すげ~~~


興奮冷めやらぬ中、なんかまた過去編が始まりました。さっきのアレの事後説明は無しですかそうですか。

そんなことを考えてる内に明らかに運命の確定する音がしました。初めて
できた親友に連れられた舞台で、輝きに、キラめきに魅了されて・・・
華恋とひかりの約束、運命、舞台少女となった原点。美しい・・・!

決起集会のとこは台本担当の子良かったね!で、なんでそんな気まずそうなの君たち?くらいしか分かりませんでした!(アフィサイト)
改めて考えてみると唯一ばななの台詞に乗った(=舞台の上に立った)天堂さんだけがあの輪に入れるのは当然で、あの時点ではほかの皆は舞台少女としてばななさんの言う通り「死んで」いる存在だったのかな・・・くらいまでは思いつけますが、初見でそれ、無理!!

特にお野菜キリンの下りはマジで顕著で、

イメージ図
どっちかというとこっちか


急に電車のシーンに戻るわ死体がごろごろ転がってるわいつの間にか皆覚悟決まってるわキメ顔でトマト齧るわでさっぱりさっぱりでした。解説副音声をくれ

ここら辺作中屈指の難解シーンだと思ってて、二回三回と見てやっと意味合いが分かっていた気がします。自分の死体、舞台少女としての自分の死と向き合い、次に進むためのステップ。トマトは舞台への情熱、それを齧り舞台の上で生きていく覚悟を決める。
お野菜キリンは、彼(オス?メス?)の舞台少女からキラめきを集める存在であるという性質を表してた(キラめき、情熱を野菜で表してた)のかな~とか。
別にこれがあってる保証はないし全然違ってたら生き恥切腹コースなんですが、何が言いたいかってこれだけいろいろ意味合いを考えられて、マジで無限に味がするのがこの作品の凄い所だと思うんですよ。噛めば噛むほど味がするんです。
私の言葉です


後から聞いたら別にアニメ本編見てても初見よくわかんないらしいです。
なんなんだ



そんでもってま~た過去編
だ~~~!子供にはどうしようもない別離と明かされる象徴的なアクセサリーの理由、愚直に約束を信じ守り続ける華恋。
パッと見だと明るい溌剌としたキャラに見えてたけど、人並みの悩みや苦しみがあるんだなって・・・眼鏡君は良いこと言うよね。(誰なの結局君は)
この後再会を果たすけど結局ひかりは自主退学して英国行きでしょ?

ふざけやがってよ・・・・・・

もう「この2人の関係の清算がもたらすエネルギーでお前らをめちゃくちゃに破壊してやるぜ~~~ヒャッハ~~~!」っていう制作陣のご尊顔がチラつくんだよ!!!!!(実際正解だったその2)



怨みのレヴュー

revue song「わがままハイウェイ


ただ一言、「急に何?」

鉄火場からデコトラ突っ込んで口上ブチあげて演歌イントロ

どういう気持ちで見ればいいの?
(クロディーヌさんの「Huh……」が可愛いのは分かりました)


とはいえ見ていると大方話が分かるように出来ているもの。
ずっと一緒に過ごしてきたのに、自分に一言もなく進路を決めた双葉への怨み。ずっと一緒に過ごしてきたのに、千華流の後を継ぎ自分より一歩先に行ってしまう香子への怨み。まさにこれは”怨みのレヴュー”なんでしょう


すみません、分かったつもりになってました。セクシー本堂ってなんだよ
顔と声のいい美少女がドスの効いた声で顔と声のいい美少女をガン詰めしています。「おい」が好きすぎる。

「わがままハイウェイ」、演歌→歌謡曲ときてサビでペットが入ってきて一気にスピーディーな曲調になるのめっちゃ好きです。レヴューソングがめちゃくちゃ最高なのがここまでの二曲で完全に確定したので正直初見時わくわくが止まりませんでした。

そしてデコトラ大衝突からの決着。恐らく普段は双葉が香子の世話を焼いているんでしょうが、最後の最後で双葉が「待たせる側」になるわけですね。ほんとは分かってた、とむくれる香子が可愛かったです



競演のレヴュー

revue song「MEDAL SUZDAL PANIC◎○●


開幕理解しました、「これレヴュー全部セクシー本堂並みのアクの強さで来るわ」


なんちゃらピック的な会場を埋め尽くすスズダルキャット(後からまひるの好きなキャラクターと知ったけど、初見は不気味さが凄かったです)と朗らかで愛らしいまひるの宣誓から始まるレヴュー。一気に明るい雰囲気になったし、何より吹奏楽をやっていた身(隙自語)からすると華やかなファンファーレから始まり木低(バリサクかな?)(やっていたのに断言が出来ない)のバリバリ効いているメロディーに入るこの曲は馴染み深くとても好みでした。

朗らかに、でも競争心、闘争心を燃やし”ライバル”と競い合う強さも持ち合わせるまひる。それに対していまいち勝負に対し煮え切らないひかり。
正直う~んと思ってしまいますね。

まあ僕が思うまでもなくシバきが入ったわけですが。
急激に変わる画面の色彩、曲調、歌い方、ついでに吹っ飛ぶミスターホワイトの首。複数回見た今では来た来た!と笑えますが最初に見たときの震えはヤバかったです。当然感動じゃなくて恐怖の方。何より怖かったのが息遣いで、ヒステリーというか、負の感情が爆発する本当にギリギリの人間の喋り方がず~~~~っと続いててマジでどこでブチ切れるかひやひやしてました。そんなシーンがなくて良かった。あと猫まで豹変したのはやめてほしかった。映像の暴力でしょ

ガン詰め(さっきもしてなかった?)された上に高所から叩き落されて遂には涙を流すひかり。そりゃそう。しかし、そこで吐露された「怖かった」という本音を聞いたまひるは「自分も怖かったんだ」と優しく寄り添います。
マジでいい子だと思う。その本音を引き出すためにあんな恐ろしい演技(今は4割位ガチだったと思っています)をこなすの、流石舞台少女ですね。

「怖いよね 眩しすぎて だけど今は一人舞台じゃない」

誰かと競い合うことと、その誰かに寄り添うことって両立する。

ひかりを勇気づけ、華恋の下へと見送った後のまひるの、もう一度覚悟を噛み締めるような静かな、優しい、でも力強い声色の口上。ここでまず一泣きしました。本当にいい子だよ!!


このレヴュー作中でもかなり好きで、何がいいってやっぱ曲なんですよね。
明るく朗らかな序盤、おどろおどろしい中盤、優しく温かな終盤と3部構成になっていますが、メロディーラインが全部一緒なんですよ。個人的にはレヴュー全体を通してまひるの本心が変わっていないことを表しているのかな~と思っています。友達思いのいい子、それが露崎まひるだ!!

あと最後のシーン、首へし折られたミスターホワイトがテープ修繕されてたのはちょっとウケました。スズダルキャット達の表情やしぐさといい見返す度に発見の多いレヴューですね!ポスターのカヌーやってるスズダルキャットが一匹だけこっち見てるのめっちゃ好きです。競技に集中しろよ



狩りのレヴュー

revue song「ペン:力:刀

この曲とレヴューが劇中で一番好きです。劇スに狂ったのもほぼこれが理由。マジで何度見てもウルっとくるし胸が熱くなる。

「ケリを付ける」しかし何に?思い悩む純那から始まる狩りのレヴュー。
唐突な映画上映と突き付けられる口上。

今は今はと言い訳重ね  生き恥晒した醜い果実
星の遠きに望みを絶たれ  君 死にたもうことなかれ
99期生 大場なな
熟れて堕ちゆく運命なら  今君に 美しい最期を

マジで酷くないですか?????


”自分の好きだった「星見純那」はどれだけ挫折しても、敗北を経てもがむしゃらに突き進む人であって、もしも日和って、停滞して、戦うことを諦めるような生き方になってしまうなら自分が幕を下ろしてあげた方がマシ”

星見純那はお前のおもちゃじゃないんだぞばなな!!!!

物凄い残酷で傲慢で、しかし強烈な好意や尊敬、愛情の裏返しであることもまた事実。そしてこのスタンスが舞台少女の実力としては純那を上回っているであろうななから純那へと向けられているというのが余計に酷なんですよね。

3年間同室で過ごした友達からあんな冷たい目で睨まれ、首を落とされそうになる恐怖体験、あの状態から反撃に移れる時点でマジで凄いと思います。
「言葉が私の力だ」、様々な偉人の名言と共に戦う純那。しかし、とどめになるかと思われたその渾身の一射をいとも簡単に阻むなな。

遂にはマウントポジションを取ったななは一言、「君は眩し”かった”」と。
こんな残酷なセリフがありますか!?!?!?
自分の決めた進路を、生き方を完全に否定するこの言葉に流石の星見さんも涙を流します。いやもうあまりにもかわいそう・・・・・・

ここまでかなりドン引き(競演のレヴューが優しい終わり方した分余計に)で観てました。ばななが酷過ぎるって!大学進学って首切りレベルの悪手なの?ななの「泣いちゃった。」の声色がもう一切興味を失った感じでめちゃくちゃ怖いし!涙ながらに、ななに否定された「言葉の力」に縋る姿、観てらんないよ・・・・・・!


でも!でも!でも!!!!!

ななと同じく「これはもう無理なんだろう」と思いかけていた観客(僕)の予想を裏切り、「誰かの言葉」ではなく「星見純那の言葉」を紡ぐために立ち上がるんですよ星見純那は!!!!

自害するために差し出された脇差に、自らの象徴である翡翠を携え満を持しての口上!!!

人には運命の星あれど 届かぬ足りぬはもう飽きた
足掻いて 藻掻いて 主役を喰らう
99代生徒会長 星見純那
殺してみせろよ  大場なな

アツすぎる!!!!!!!!
ここ本当に鳥肌が止まりませんでした。激情のこもった叫ぶような言い方がマジでカッコいい!「殺して見せろよ」、散々「自らの手で幕を引け」と言ってきたななに対してのクリティカルアンサーですよこれは!

レヴューは刀剣一本での一騎打ちへ。依然不利の続く状況ですが全く諦めません。本当にカッコいいなこの生徒会長は。刀勝負になってからの曲調の変化も本当に良くて、音楽として最高なのは当然なんですが歌詞の構造がお互いに掛け合い重なる形になって、歌い方もお互い感情を吐き出すような強い強いものに変わっているんです。本当の意味で勝負が始まってるんですよ。

我が道 ゆめゆめ 諦める莫れ
煙る景色 果てる夢 夢に縋り 霞を食え

歌詞のこの部分、ゆめゆめ(努々)と(果てる)夢夢(に縋り)で「ゆめ」重ねてくるのズルいですよね・・・!泣くわ!!!
ななパートの「夢に縋り 霞を食え」って部分も、口上で言ったような「せめて美しい最期を」なんていうのは全くの建前であって、本当は泥臭くても夢に縋ってずっとずっと舞台で生きていて欲しいというななの本音が見えますね。こいつっ・・・星見純那のこと好きすぎるだろ・・・!!!

何度倒れても立ち上がり、立ち向かう純那に動揺を隠せないなな。
「私の純那ちゃんじゃない」ってサラッと凄いこと言ってるのに気づいているんでしょうか?そんな「ななの望む自分」を真っ向から突っぱねる純那。楽曲はさらにスピーディーになりレヴューは最終局面を迎えます。

「限界もゼロも踏み越えていく」でポジションゼロを踏み越える演出辺りから自動的に涙が止まりませんでした。煮え滾るような感情のぶつかり合いを見ると自然とこうなるっぽいです。

そしてずっと見てきた「私の純那ちゃん」を終わらせる為(あるいは守るため)にレヴューを開いたななへの、3年間共に過ごした友への「あなた今まで何見てたの?」という超強烈なカウンターパンチ!!!関係ないこっちまでノックアウト寸前!!!(今考えると再演の文脈も乗るのでより痛烈ですね)

「これが私の折れないペンよ 時に剣より よりも強く」
借り物の言葉ではなく「私のペン」によって紡いだ自分の言葉で”刀”に、ななに勝つ。
あなたの思い描く私なんて関係ない、自分こそが今この場での主役であるというあまりにもカッコいい勝利宣言と共に振るわれた一閃により、狩りのレヴューは終幕しました。


「眩しい主役 星見純那だ」、本当にその通りだったと思います。


終幕後は、背を向けあいそれぞれの道へ。
それでもいつか共に、同じ舞台で会おうという純那の言葉に涙を零すなな。「泣いちゃった。」、粋な意趣返しですね~~~~本当に!!!!
寂しさを滲ませるけど、グッと堪えて前を向く純那。
涙を流しながらも、前を見据えるなな。
別々の方向へ、同じ志を持ちながら進んでいく姿は本当に美しかったです。


全部のレヴューが大好きなんですがこの狩りのレヴューは特別好きです。
夢や願い、目的を「まあ無理か」で済ませることはよくあると思うんです。
誰もが自分のなりたい自分になれる訳じゃないし、平凡だけど堅実で幸せな生活を望むのが悪いことな訳がありません。(自分もそうやって生きていきたいタイプです)でも、ぼんやりとそう思っている自分みたいな人に
星見純那の生きざまはあまりにも美しく眩しく映るんだと思うんです。
理屈も効率も勝算も全てかなぐり捨てて、夢へと突き進む。その姿も、そうやって生きることを選び人生を捧げられるような”何か”を持っていることも。

重ねて言うんですが誰かの生き方を否定する訳じゃないんです。誰もが星見純那のように生きねばならない!とも思っていません。

ただただ、眩しくキラめいているなあと、そう思っています。



魂のレヴュー

revue song「美しき人 或いは其れは


「舞台人」と「悪魔」に扮した真矢とクロディーヌ、二人の舞台から始まるレヴュー。四章構成の劇と同時並行でレヴューも進んでくの、難解!

主席として圧倒的な実力を誇る真矢と、そのライバルとして喰らいつくクロディーヌ。しかしこの対等とも思える関係性は「ライバルの役を演じてくれた」と嘯く真矢により一方的に破棄されます。この尊大さと傲慢さ、めちゃくちゃ良い・・・!

当然激怒するクロディーヌに対し、自らの理想とする「神の器」を掲げる真矢。シリアスなシーンなんだけど思ったより可愛い器で若干和みました。控室のシーンから見るに鳥が好き・・・ってコト・・・!?

これも結構残酷というか、シビアなシーンだと思いました。自分がずっと打ち倒すべき相手として見据え続けていたライバルが、よりにもよって”空っぽの器”を理想としているのです。「俺が契約した相手は誰だ・・・?」という悪魔の台詞は、そのままクロディーヌの台詞でもあるんでしょうね。


そのまま圧倒的な力でクロディーヌを倒したは良いものの、どことなく寂しそうというか退屈そうな真矢。そしてポジションゼロを取る・・・と思われるも、謎カバーに阻まれます。「This is…」「カション!」「!?」の流れ、テンポよくてちょっと面白い。
直後鳴り出す不穏な感じの木管めちゃくちゃ良いですね~~~!!
”契約”を理由に勝敗を有耶無耶にした”悪魔”は、あくまでライバルとして真矢を倒すと宣言し「西條クロディーヌ」として改めて舞台に立ちます。

月の輝き 星の愛など 血肉の通わぬ憐れなまぼろし
爆ぜ散る激情 満たして今 あんたの心に叩きつける
99期生 西條クロディーヌ
今宵 キラめきで あんたを

カッッッコいい!!!!! 敵愾心むき出しの口上ってどうしてこんなにカッコいいんでしょうか? そのままデカい鳥神の器を一閃し破壊するクロディーヌ。自分の追い求めてきたライバルはあくまで「天堂真矢」でありこんな器ではないと!こんなアツい関係性あります???

それに対し真矢は当然激昂、舞台もその感情に当てられたように燃えるような赤色となり、壮大な金管の演奏と共に迫から登場する真矢。
ラスボスやんかこれ!!!!!!同時に満を持して表示される「魂のレヴュー」の文字に脳の少年漫画を司る部分が歓喜しているのを感じます。

そして放たれる真矢の口上!

輝くチャンスは不平等 千切って喰らえ共演者
愛も自由も敗者の戯れ言 天上天下 唯我独煌
99期生 天堂真矢
奈落で見上げろ 私がスタァだ

うわ~~~~~~~!!!!!!


獰猛で傲慢!圧倒的な自信と実力、そしてそれを裏付ける努力がないと出てこないこんな口上は!「天上天下 唯我独煌」って舞台の上で言える人間、凄すぎませんか???(後にアニメ版でのお互いの口上のアンチテーゼになっていると教えてもらい発狂します)
(恐らく)作中トップクラスの実力者同士の闘争心むき出しの激突、最高!


「天堂真矢」と「西條クロディーヌ」としてついに対峙する二人。劇は最終章へ。舞台は大きく様相を変え、ド派手なアクションが始まります。
感情を露わにする自分を”醜い”と称する真矢、しかしその顔は闘争心と、競い合える喜びに満ちた獰猛な笑顔に彩られています。
ほら!!!ほんとはクロディーヌと勝負できるのがうれしくてうれしくて仕方ないんじゃん!!!

器を剝ぎ取られ、素の感情を晒す真矢と切り結びながら、もっとそんな姿を見せろと煽るクロディーヌ。剣戟は激しさを増していきます。

「アンタ、今までで一番可愛いわ!」
「私はいつだって可愛い!!」

ああ~~~~~~~!!!!!!
最高!台詞を返す時の真矢の表情、もう本当に嬉しそうなんですよ・・・!
いやもう超良いライバルじゃん・・・・・・!!!


・・・・・・ここら辺からちょっと、オタクの悪い部分が顔を覗かせてくるというか、あれですよね。何がとは言わないんですけど、安易なCP思考は作品の徒な陳腐化を招くと思っています。しかしながら物証が・・・物証が揃い過ぎてる気も・・・・・・


まやかしの微笑み 布切れを破いてやる
見せてみたい くろに染められゆく感情
私だけずっとずっと この私だけを見てればいいの
歌詞より

アア・・・・・・!!!!!!????


「貴女でなければ暴かれることは無かった!!」
「あんたが私を剝き出しにする!!」

アアア・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!!!


「英雄には試練を!」
「聖者には誘惑を!」
「「私/あたしにはあなた/アンタを!!」」


ぶっ・・・・・・



失礼、大きな声が出ました。
この二人の関係性が友情なのか愛情なのかそれが入り混じった物なのか、はたまた全然違うものなのか、誰にも分かりませんが少なくとも最高のライバルであるということだけは間違いないと思います。

終幕後、二人は手を繋ぎながら「ライバルのレヴューは終わらない」と共に約束を交わします。卒業はすぐ目の前、故郷に戻るクロディーヌと新国立で生きていく真矢の道は分かたれてしまいますがそれでも、ずっとずっとライバルとしてお互いを高めあっていこうという誓い。競い合い高めあってきた二人の関係は終わらないんです。ライバルであり、親友。これからも命尽きるまで、舞台で生きていく二人。

「私たちは燃えながら共に落ちていく炎。」

運命で結ばれた二人。



────────────────────────────────────────────────

そして。


場面は変わり遂に塔へと、ひかりの下へとたどり着く華恋。
再会した二人は映画冒頭のように対峙し、言葉を交わします。
”次の舞台”へ進む覚悟を決めたひかりと、”次”が何なのか、どこへ進めばいいのか分からなくなっている華恋。

そんな観客に望まれた二人の舞台(まさかのメタ的視点を入れられて心底ビビりました)に迷いから立てない華恋は・・・えっ!?!?
・・・・・死にました。
まあここまで見てくるとある程度慣れてきたので舞台に立てない舞台少女は(舞台少女として)死んだも同然ってことなんだろうな。と何となく解釈は出来ます。オタクの理解力、見せつけちゃったカナ・・・・・・・?

と思っていたのも束の間、華恋に魅了されてしまうことへの恐怖を自覚し、克服したひかりにより華恋が塔から落とされました。噓でしょ!?
「舞台で待ってる」、つまりはもう一度舞台に上がって来て欲しい=一度降りるなのは分かるけど絵面のショックがデカい!!!

と思ったらなんか棺みたいなのに入った!

いや「入った」で合ってるの?誰だ解釈できますとか言った奴は!なんも分からん!!!!

アッ何?なんか乗って・・・・・・?

もう分からん。


そして、なにも分からんけども(かなり物騒なやり方で)過去を焼き尽くし「再生産」した華恋とひかりが”舞台少女として”改めて向かい合うシーンでは自然と涙が出てきました。自分でも驚きました。文脈が分からないのに、この二人を初めて見てから2時間しか経ってないのに。
演出の、音楽の、歌声の、二人のセリフの、表情の、それら全ての美しさに自然と泣けてくるというのは19年生きてきて初めての体験でした。


星屑落ちて 華は散っても キラめく舞台に 生まれて変わる
新たな私は 未知なる運命 新たな私は まだ見ぬ戯曲
愛城華恋は 舞台に一人
愛城華恋は 次の舞台へ
私を照らせ 全てのライトよ 私に見惚れろ 全ての角度で
今の私が一番我が儘 今の私が一番綺麗
舞台の上にスタァは一人
神楽ひかり 私がスタァだ

”聖翔音楽学園99期生”ではなく「愛城華恋」「神楽ひかり」としての口上、
共に運命の舞台に立つことを夢見た二人は、共に自らは舞台に”一人”と宣言します。そして訪れる華恋にとってはずっと会いたかった、遂に二人で舞台に立つことが出来た運命の相手との対決。折れそうになる心を奮い立て立ち向かい、しかし一撃を受けた華恋はついに、「”今の”愛城華恋」の本心を零します。

「私も…“ひかり”に負けたくない」


最後のセリフ
revue song「スーパー スタァ スペクタクル


マジで何に泣いているのかも分からないまま涙が止まりませんでした。
今ならその良さはだいぶ明確に言語化出来ますが、言語化出来なくても心の深い所に突き刺さる凄いシーンだと思います。

”ひかりちゃん”と一緒に、ではなく”ひかり”に勝ちたいと、そう思えるようになった華恋の胸からはキラめきが溢れます。正にアタシ再生産、舞台少女愛城華恋の生まれ変わった瞬間。真っ二つに折れる約束の場所、東京タワー。幼い頃の約束によって舞台へとたどり着いた二人は運命の舞台を共に演じ、そしてそれぞれ新たな舞台へと旅立ったのです。

ずっと大切にしていた二人の髪飾りが落ちていくシーンは、もう約束が必要なくなったことを示しているのでしょう。決して悲しいことではなくて、二人の約束が無くても、お互いに別の舞台へと進むことになっても、舞台で生きていける。そういう、温かさと少しの寂しさを含んだ涙が出るほど綺麗な別れの形だと思います。

「ポジションゼロ!」晴れやかな顔でそう叫んだひかりは、自ら前掛けを落とします。99期生の皆も同様に。もうすぐ訪れる卒業を迎えれば、舞台少女の時間は終わり。それぞれがそれぞれの形で、舞台で生きていくことになります。前掛けを空へと放った皆の、寂しさと晴れやかさの混じった表情は印象的でした。ばななは寂しさの方が強そうだったけどね。

そして本当の本当に最後のシーン。レヴュースタァライトを演じ切り、
「私今、世界で一番空っぽかも」と呟く華恋に、ひかりはトマトを投げ渡して告げます。

「じゃあ、探しに行きなさいよ。」
「次の舞台、次の役を。」

ひかりとの舞台の”次”が分からなくなっていた華恋は過去のもの。
生まれ変わった愛城華恋はただ一言、「うん。」と、前を見据えてそう答えるのでした。

それぞれのシーンの意味や意図を理解するために何度も見直しても、その度に殴られたような衝撃と、胸を締め付けられるような寂寥感、そして得も言われぬ爽やかさを感じます。華恋とひかり、運命で結ばれた二人の別れをこんなに綺麗に、眩しく、晴れやかに描けるものなんですね。
狩りのレヴューでも感動しましたが、こちらは初見時意味がよくわかっていないのにそれでも心を動かされた、という点でまた気に入っているシーンです。



ED


EDテーマ「私たちはもう舞台の上

この曲が一番好き!!!!!!!!!!


この手の・・・合唱曲か!?知らんけど!曲のジャンルとしてもっと適切な表現あったら教えて欲しいけども!!!とにかくこういうハンドクラップとか織り交ぜながら楽しい曲調でやるタイプの合唱曲が世界で一番好きなんです!!!!!!!

歌詞は全体を通してまだ見ぬ未来への希望とちょっとの不安と、そこへ進むための勇気を歌ったものになっており・・・涙!!!!!

また、エンドロールではひかりが(99期生の中でも、ひかりが!)卒業してそれぞれの進路に進んだ同期の下を訪れるものになっており、こういうのに弱い!俺は!!

友と過ごした聖翔の前を通って、千華流を継ぎ成長した幼馴染を待つ香子、新国立で頑張る真矢、まひる、双葉、テアトル・ドゥ・フランムで舞台に立つクロディーヌ、NYで演劇を学ぶ純那、王立演劇学園に留学したななに会いに行きます。
それぞれがそれぞれの道で、懸命に舞台に立つため自分を磨いています。

特に純那がNYミュージカル・ドラマアカデミー(うろ覚え)に進路を変えたっていうのが本当に良い・・・!初めに言っていた「自分に実力が足りていないので今は知識経験を重ねる時間にしたい」というスタンスは変わっていなくても、それこそ狩りのレヴューで見せたような貪欲さで、一旦舞台を離れるようなことをせずに演じ続けることを選んだというのは凄い成長だと思います。今が凄く楽しいと言っているのを見て涙が止まりませんでした。
また、ななも新国立の舞台・演出で迷っていましたが王立への留学という選択を取っています。
その真意は僕には読み取れませんが、いつか更なる成長を遂げ同じ舞台で会うことになる純那に負けない為、自分を磨く選択肢を取ったのかな、なんて思っています。本当にこの二人好き。皆好きだけど。


そして最後に華恋・・・に会うことは出来ません。彼女はオーディションへ、次の舞台へ。オーディションで名前を名乗るその姿は、変わらず可憐でキラめいています。

”私たちはもう舞台の上”


99期生の皆がこれからもキラめく舞台の上で生きていく姿が、確かに見えました。



おわりに


こんなに長くなると思っていませんでした。ここを書いている時点で8月12日、初視聴から2週間が経とうとしています。これ書くぞ!と思ってからは7日くらいかな?

この2週間楽曲を聴いたり、アマプラで見返したり、俺に劇スを教えてくれたフォロワーさんから映画館での劇スに誘ってもらったり(ロロロも一緒に見た)(本当に感謝してもしきれない恩人)、寝る間を惜しんでpixivを漁ったり(オタクの定め)と、本当に常に劇スのことしか考えていないオタク冥利に尽きる感じで過ごしていました。

しかし舞台少女は次の舞台へ、俺は俺でバイトやら勉強やらいろいろしなきゃいけないので、ここらでちゃんと自分の中の「好き」「凄い」「感動した」を言語化しようと思って書いたわけです。いやほんと、こんなに長くなるとはね。


この2週間で初見からは比べ物にならないくらいに知識を付けた訳なんですが、いろいろ考えれば考えるほど、初見の時に泣くほど感動したことの凄さを実感します。おんなじことを何回も何回も言うんですけど僕アニメ版見てないんですよ。登場人物への愛着とか一切ない、完全フラットな状態。そんな状態からこんなに心を揺さぶられたんです。なんで揺さぶられたかって!音楽!歌!演出!映像美!そして登場人物の表情、台詞!!

これって演劇を観て感動したのと一緒じゃあないですか!!!!


華恋が初めてスタァライトを観て舞台に惹かれたように、本当に良い物っていうのは何も知らないやつでさえもここまで魅了出来るんだな!と我が身をもって少女☆歌劇レヴュースタァライトという作品の持つ力の凄さを体感できたんです。いくつになっても初めての体験っていうのはわくわくしますね。


作中各シーンでの好きなところはそれぞれの部分で語ってきたのですが、全体で好きな部分として「極めて綺麗に別れを描いている」というのがあります。作品を通して様々なシーンで別れが描かれています。クラスメイトと、幼馴染と、ライバルと、古い自分と、運命と。でも、これらの別れは最後には必ず眩しいくらいに綺麗に果たされるんです。何故かって、この作品において別れというのは前に進む為の儀式だから。そして、永遠の別れは存在しないから。舞台で生きる限り、いつか会えるから。そうやって寂しさを振り払って、肯定的に描かれる舞台少女たちの別れはとても綺麗で、悲しくて、でも悲しいだけじゃなくてどこか明るさも持っています。

上手く表せませんが、こういう雰囲気が作中に柔らかく満ちていて、それがとても好きなんです。大小、対象に関わらず別れというものは誰もが経験していて、それらはきっと悲しい記憶であることが多いと思います。
でも、この作品を見ているとなんだかそんな記憶も昇華されていく気がするんです。観終わった後に胸に残る切なさはそういう理由なのかなと結論付けています。


また、中高6年吹奏楽部(隙自語2)だったので、「皆で一つの舞台を作り上げる」という所に共感が持てたのも作品を好きになる上で大きかったのかなと思っています。舞台に比べればやることは大分シンプルだけど、それでも各々の音が一つの曲を作り上げた時の喜びというのはなかなか得難いもので、多分舞台を作り上げた、演じ切った時の喜びに近い物なんじゃないかな、と想像しています。

・・・・・・実はこの映画を観てからどうしてもあの感覚が(キラめきと表現しても良いのかもしれません)懐かしくなり、吹奏楽のサークルに入ることに決めました。へへ・・・!スタァライトのおかげです。


普段は作品に感情移入とかほぼしないタイプなんですけどね。だいぶ普段の自分を狂わされているようです。まあ、舞台の解釈というのは人それぞれなのでたまにはこういうのも良いでしょう。


とにかく、本当に素敵なコンテンツに出会えて嬉しいです。
アニメも舞台をソシャゲもこれから生み出されるであろう二次創作物も、
とにかく大好きなコンテンツが一つ増えたので。
おすすめしてくれたフォロワーには本当の本当に感謝しています。
いつか高っっかい肉を奢らせてください!

めちゃくちゃ長くなりましたが、完全初心者が劇スにハマってから2週間で感じた、考えたことはこんな感じです。初見の時の感情は薄れていってしまうから、文章に残せて良かったです。
演劇という、オタク男子大学生としてはかなり遠い世界のテーマだったけど、「目標を目指し前に進んでいく」という登場人物皆が当たり前のようにやっていて、でも難しいことを自分もちゃんとやっていこうと(勝手に)身が引き締まる感じがしました。学部の勉強いろいろ進めよう・・・!

ほぼ回顧録というか、自分用の備忘録みたいになってて読んでくれる人がいるのかは分かりませんが、もしいるならありがとうございました。
いい作品ですね、レヴュースタァライト!

じゃ、僕は星見さんの大好きなものを知るべくシェイクスピアを読んできます。さようなら。


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