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精油のおはなし プチグレン

日々の暮らしにちょこっと役立つ精油のご紹介ということで今日はプチグレンについて。

petitgrain
昨日ご紹介したネロリと同じくビターオレンジ(ダイダイ)から採油される精油。
採油部位は葉です。
同じ植物から採れる精油ですが、お花のネロリの香りと比べるとグリーン感が格段にアップします。

主成分は
酢酸リナリル
リナロール:鎮静作用、血圧降下作用、抗不安作用

特徴成分
アントラニル酸ジメチル

プチグレンの特徴は何と言っても幸せホルモンとも呼ばれる セロトニン の生合成に関係するアントラニル酸ジメチルです。
つまりメンタルケアに強い!

何となくブラックスプルースのコーチゾン作用と混同しがちなので、間違わないようにしておこうっと。
次のおはなしはこれですかね!

how to
プチグレンのキーワードは「元に戻す」
仕事や家事、育児その他たくさんの物事に追われていると自分らしさって何だろう?と思う時、ありますよね。
そんな心が置いてきぼりになった時に使ってみてほしいのがプチグレン。
元の気で元気ですから、誰しも元々は元気なのだそうです。
確かに元気出そう!ではなく元に戻ろうって思った方が気持ちが楽な気がします。
自分が置かれている状況でなかなか自分らしくいられない時、プチグレンがそっとサポートしてくれるはずです。

chemistry
精油を買うと付いてくる成分分析表をじっくり見てみると面白い発見があります。
以前買ったマンダリン精油のお話。
成分分析表を見ると アントラニル酸メチル の文字。
私がメディカルアロマを習ったスクールではプチグレンとマンダリンにアントラニル酸ジメチルが含まれていますよ、と習っていたので

はて?誤植?と。
落ち着いて確認しよう。
化学式は違う。
どうやらメチル基の数が違うらしい。メチル基は(アロマ的に)作用に大きく影響はしなさそう。
そもそもメチル基って何だ?

アロマの資格を持っていますが化学のプロではないので、この違いをどうやって調べればいいのか。どうしたら知りたい情報にたどり着けるのか。いくら調べてもさっぱりわからなかったので、アロマの先生みおさんと友人の化学屋さんにお話を聞きました。(このお2人は中学・高校の同級生!私の同級生たち、みんなすごい!)
みんな知っているレベルのことだったら恥ずかしい…と思いながら笑、質問するとお2人からお返事がきました。

化学屋さん曰く、エタノールとメタノールぐらい違うし普通のコーラとコーラゼロくらい違う。とのこと。
それはアロマ的には一体どれくらい…笑エンドレス。

お2人の話をまとめるとこう。
・アントラニル酸メチルとアントラニル酸ジメチルは作用や香りが異なる!
・セロトニン生合成についてはアントラニル酸がカギ!

そしてプチグレン(とマンダリン)にはアントラニル酸が含まれている!
つまりとってもいい精油♡

プチグレンについて、おしまい。
どなたかの生活がちょっと豊かになるといいなあと思いながら、香りのおはなしをお届けしています。

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