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特別就労支援センターココカラ運営 (株)Remember代表 前川様との対談Live!

今回のLiveでは、心をオープンにして自分らしさを表現できる
奇跡の就労支援を提供する
特別就労支援センターココカラ運営
株式会社Remember代表・前川航太朗さんにゲストにお越し頂きました!

http://www.remember.co.jp/index.html

特別就労支援センターココカラとは?

特別就労支援センターココカラでは、
精神疾患を抱える方で、就労を希望する方向けの
サポートをしており、実際に就労に繋がった方が多数います。
中には障がい者手帳を返上し、障がい者枠ではなく一般枠で
就職する方も出て来ているそうです。
ココカラでは、様々な事情で心を閉ざし、
心を病んでしまった人たちにも寄り添っています。

前川さんの活動は、健常者と障がい者とを分かつのではなく、
環境によっては誰もが障がい者にも、健常者にもなりうる危うさが
あることを伝え、生きること、人間らしさなどを取り戻していくことを
目標にしています。


「きょうだい」は障がいのある家族を支えるために、
障がい者の通院や介助の他、家庭を運営するために幼い
「きょうだい」が育児や家事を担い、
精神的な面でも複雑な思いを抱え、精神的にとても負荷が
掛かっている場合もあります。

困難な環境で育つと、健常者であっても心に傷を負ったり、
それが長引くと精神疾患を引き起こす可能性があります。
家庭の問題だからといって孤立させない。
周囲に頼って、心を病むことがないように。
また心を病んでしまっても、「ココカラ」回復していくことが
できることを実際の障がい者支援の現場からお話し頂きます!

会社名はどのような由来ですか?

特別就労支援センターココカラは、
ココロと身体が繋がっているココカラと、
ココカラのfrom hereの意味を込めています。

株式会社Rememberのほうは、人間がどんなためにうまれてきたのか、
本来生まれてきた意味を人生の中で見つけていく、
本質を思い出していきたいという願いから会社名をRememberにしました。

センターにはどんな方がいますか?

16歳から22歳の思春期のかたが大半を締めており、40歳くらいまでの方が
いらっしゃいます。知的障がいや発達障がいの先天的ではなく、後天的の方が多くいます。

私たちの支援がとても優れている訳ではないと思っています。

小学校5年生から薬を飲んでいて、11種類/12種類くらい飲んでいました。
私たちのセンターにきたのが19歳、そこから3年半で薬がない(全快)
状態になりました。これも本人の意志があり、目的意志があれば
そこまでいくことができたという事例もあります。
全員がそうなるという意味ではなく、本当に本人の意識が一番大事だなと思っています。

後天的のほうが治りやすい?

それは一概では言えないのですが、後天的障がいというのは、
人間関係や親子関係・家族関係のケースが大変多いです。
この人間関係がアンバランスな状態が長年積み重なって
慢性化して修復可能・不可能、様々なケースがあります。
そのため、ケースによって、修復できる場合もあります。

親子関係・家族関係が改善されたケースでは、結婚したり、
就職したり、それなりに人生が幸せになったと感じケースが
80%ほどあるのですが、家庭環境が改善されない場合は、
人生が幸せだと思うケースは11%と大変低くなっています。

そのため、センターでは、同意を得て、
親子関係・家族関係の修復についても取り組んでいます。

関係がアンバランスというのはどういう状態でしょうか?

過保護、過干渉、逆にネグレクトなどもあります。
過保護・過干渉の場合は、挑戦しようと思わないようになり
依存体質になります。
ネグレクトの場合は、表情がほとんどなかったり、そもそも人を
信頼できない、人と関わることができない状態になっています。

こどもは、承認欲求は、主に親からの承認欲求を求めています。
友達からは承認されているけれども、親からは承認されていないという
バランスが崩れている子も多くいます。

今回の障がい者のテーマでもある親子についても
”きょうだい”という問題があるのですが・・・


実際センターでは、兄弟、姉妹で来られる方もいらっしゃいます。
病気ではない方に過度の期待がある、障がい者のほうにエネルギーが注がれてあまり構ってもらえない、親からきょうだいのことが外に言ってはいけないと言われてる苦しみなどもあります。
たくさんのことが複合的に混じって、人には言えない悩みを抱え、
困っている人と多いと思います。


障がい者について少し前と今は変化はありますか?

言いやすい風潮は増えましたよね。引きこもりであっても
稼ぐこともできるようになりましたし。

治りやすいというポイントがありますか?

1つめは、ご両親が協力的であるか。
遠慮せずに何でも言える親子関係がいけるかどうか。
心理的安全性を確保して、100%言うことができるか。
これが第一です。

2つめは、本人の意識です。本人が意識を変えていこうとしないと
変わることができません。
本人が働かなくても親がご飯もして、洗濯もして掃除もしている。
そんな状態や、生活保護をもらって、生活は問題ない。となると
本人の向上心がないのでいくら親が頑張っても変わることができないのです。

3つめは、若さです。
これは脳みその神経回路の話になりますが、不要な回路を閉じ、
必要な回路を開けています。
これを生活環境などを変えるのが24歳あたりまでで、
神経回路を変えることができると言われており、
ある程度変わっていくことができるといわれています。


早い段階で対応していくことはできるのでしょうか?

本当は、上記の視点から言うと、16歳でも遅いと思っています。

中3の頃に、暴力、小学校の高学年であなたを育てるときに
”無理”と言われていたり、今でも残っていてこういうことが起こる前に
対処できればいいと思っています。

様々な論点はありますが、できれば幼児教育のときからこういう
精神的な分野から対応できればいいとおもっています。
今は、不登校や、友達からいじめられたり、表に問題が
出てくるところまでいかないと、動きがないからです。

そういった意味で、もっと早い段階から接触できるよう、
これから動こうと思っている面もあります。


これから

”きょうだい”という視点でも、同じように、自分らしく、
自分のホンネがどこにあるか分からなくなったりとして
自分のことが分からなくなっている人たちがたくさん
いると思います。

この映画を通しても、”きょうだい”というところに光を当て
今、この現状を知ってもらえず、苦悩している人たちにも
少しでもこの映画を通して光が当たっていけたらと思っています。


【前川 航太朗さん】プロフィール
1981年、茨城県水戸市生まれ。
大卒後、水戸市役所に入庁し10年間勤務。
市役所在職中に、パキスタンの子どもと女性のための
教育普及支援を目的としたNPO法人SOLUNARCHEを立ち上げ
共同代表理事を務める。
市役所を退職して同NPO法人活動に専従となるも
半年後には活動停止となる。
帰国後、2014年4月に株式会社Rememberを設立。
「ひきこもり若者」を対象とした訪問活動を1人でスタートし、
現在は障害福祉サービス事業所として、通所施設、
宿泊施設を含めた3事業所の運営を行なっている。
今後は、次世代の子どもたちの心の拠り所となる環境づくりを目指して、
フリースクールやコミュニティづくりを計画している。
不登校やひきこもり、心の病気の改善やケア、
子育てなどのテーマについての講演多数。


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短編映画『ふたり〜あなたという光〜』
障がい者の「きょうだい」
#siblings に光を当てた映画です
本編約45分 2月11日公開
📣クラウドファンディングに挑戦中‼️
(クラウドファンディングは2021年1月16日に終了しました)
https://camp-fire.jp/projects/view/352275
☎️サポート窓口設置!
Tel :03-6778-5255
Fax: 03-6778-5256
映画公式Webサイト: https://www.movie-of-siblings.com/


#ふたり #きょうだい #あなたという光
監督・脚本: #佐藤陽子
プロデューサー:#三間瞳 
出演: #中西美帆 #熊木陸斗 #納葉

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