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言葉と、言葉のもっと先『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』

初めまして。映画チア部京都支部の(ヨル)こと上地です。
今回は!なんと!京アニ特集!!全4回に渡ってお送りします!
まさか私の大好きな京アニについての記事を書ける日が来るなんて……
我らが出町座のある桝形商店街は『たまこまーけっと』の聖地ですし、出町座を拠点としている映画チア部京都支部としてはある意味関わりのある京都アニメーション!京アニの作品についてその魅力を伝えるべく、楽しく書いていきたいと思います!

はじめに

記念すべき第1回目の作品は、現在映画の上映も予定されていると共に、進行形で再放送もされている、
『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』です!


あらすじ

さて、この『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』、どのようなストーリーなのかと言いますと…

感情を持たない一人の少女がいた。
彼女の名は、ヴァイオレット・エヴァーガーデン。
戦火の中で、大切な人から告げられた言葉の意味を探している。
戦争が終わり、彼女が出会った仕事は誰かの想いを言葉にして届けること。――戦争で生き延びた、たった一人の兄弟への手紙
――都会で働き始めた娘から故郷の両親への手紙
――飾らないありのままの恋心をつづった手紙
――去りゆく者から残される者への最期の手紙
手紙に込められたいくつもの想いは、ヴァイオレットの心に愛を刻んでいく。
これは、感情を持たない一人の少女が愛を知るまでの物語。(公式ホームページより)

あらすじとしてはこのような感じです。私はアニメをリアルタイムで見て、昨年公開された『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン 外伝』という作品も観たのですが、本当に物語も作画も繊細!

原作である同名の小説はなんと京都アニメーション大賞で初の大賞を取っているので、元のストーリーも大変素晴らしいのだと思いますが(まだ読めていない……)、アニメもとても完成度の高い作品となっています。私はアニメを見ていた時は毎日傍らにティッシュが置いてありました。本当に美しくて繊細で優しい作品なのです。

推しポイント

この作品の個人的推しポイントを、特に2つ紹介します!

1つ目はヴァイオレットの成長!
作品の中で戦争を生き延びたヴァイオレットは彼女にとって世界の全てであったギルベルト少佐から言われた「あいしてる」という言葉の意味を知るために手紙の代筆業である自動手記人形<ドール>として働き始めます。
その中で多くの人と出会い、多くの感情と出会うのですが、その度に新しい感情を知っていくヴァイオレットがとても可愛くて、私は母性の目覚めを感じました(笑)

自動手記人形でありながら、これまで戦場で生きてきた彼女は、初め人から言われた感情を上手く言葉にする事が出来ずに四苦八苦します。しかし、多くの出会いを経て、一つ一つ感情を覚えて成長していく彼女の姿は、私達が当たり前に持っている感情の尊さを教えてくれているようで、涙腺ゆるゆるの私はすぐに泣いてしまっていました。

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2つ目は生きているかのような作画!
京アニだからこそだと思うのですが、作画が本当に丁寧です。主題の1つに「言葉」があるであろうこの作品にこんな事言っていいのかわからないのですが、目の開きや身体の動きなどちょっとした反応が事細かに描かれていて、言葉が無くてもキャラクターの感情が痛いほど伝わってくるんです。本当にキャラクターが生きているのではないか?と思わせるぐらいには。
「このキャラクターは何も言っていないけれどこう思っているんだろうな」、「さっきの言葉を受けてのこの反応なんだろうな」と。アニメでそこまで表現するなんてすごくないですか!?
だからこそ多くの人の共感を呼び起こし、多くの人を虜にするんだろうなと思います。

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個人的な話

さてここまで2つ推しポイントを紹介しましたが、ここからは、私個人がかなり推したい話を紹介します!!

それは第6話です!!もうこれは絶対、何が何でも、見るべきだと思います!
この第6話では、ヴァイオレットとリオン・ステファノティスという少年が出会います。
リオンはシャヘル天文台の写本課という所で働いており、ヴァイオレットは日頃の手紙代筆業からちょっと変わってリオンとペアになり、写本のお手伝いをする事になります。
このリオンという少年、も~とにかく不器用な少年なんです。女性が苦手な分、気持ちを伝える事が下手でヴァイオレット相手にもどぎまぎする始末……。ヴァイオレット自身も感情を勉強中で、少し不器用な所があり、ベクトルは違えど、似た者同士な2人です。この2人が出会う事でお互いに大事な事に気づくという本当に素敵な話です。
個人的にはリオンがラストにヴァイオレットに向かって言う言葉が好きすぎて、見るたびに「この作品に出会うために生まれてきたんだ…」とかなり大袈裟な感情を抱いています。
さらにこの2人の話は、外伝の来場者特典で原作者の暁佳奈先生が続きを書き下ろして下さり、運よく読む事が出来たのですが、一生暁先生についていこうと思いました。
個人的に「え、これ続きないの…」となっていたため、来場者特典で『リオン・ステファノティスと一番星』というタイトルを見た瞬間家で叫んだのもいい思い出です。(良い子は真似しないように)
是非皆さん、第6話を飛ばさずに見て下さい。

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終わりに

ここまで『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』について紹介してきました。
今回個人的な話として第6話を紹介しましたが、どの話も心温まる話なので必ず全編丁寧に見て頂きたい作品です。

『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』は、家にこもっていて心を塞ぎがちになっているであろう今だからこそ、おすすめの作品です!皆さんの心の栄養になる事間違いなしです!

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番外編

ここまで『ヴァイオレット・エヴァ―ガーデン』という作品を紹介してきましたが、今回は記念すべき第1回ということで、もう一つ作品を紹介したいと思います!!

それは『バジャのスタジオ』という作品です。

なぜこの作品を紹介するのかというと、なんとこの作品、5月6日まで第1話の「バジャのスタジオ」を京アニのYouTubeチャンネルで誰でも見る事が出来るのです!

私はNHKで放送された際に見たのですが、とても可愛らしい作品です!バジャというハムスター?のようなキャラクターがKOHATAアニメスタジオという場所を舞台に様々な仲間たちと出会います。

この作品は、たった21分の中に京アニの魅力が凝縮されていますし、かなりライトに制作されているため、お子さんと一緒に家族で見ても絶対に面白い作品だと思います!
是非この機会に『バジャのスタジオ』を見て、家族皆で京アニのファンになりましょう!!

今日はここまでです!
次回はどの作品を紹介するのでしょうか?
楽しみにして頂けると嬉しいです!

映画チア部京都支部 上地


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