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シネマツーリング『君は永遠にそいつらより若い』試写会レポート


こんにちは!映画チア部大阪支部の(かんな)です!

9/10(金)にテアトル梅田にて、9/17(金)から公開される映画『君は永遠にそいつらより若い』の試写会イベントがありました。今回は、シネマツーリングとして一般の学生たちと一緒に試写会イベントへ行ってきました!

なんと、試写会の前に今回の映画の主演を務めた佐久間由衣さんとFM802 DJの方とのトークイベントが実施されました!!

生で見る佐久間由衣さん、ほんとに綺麗でした✨

佐久間さんの大阪でのエピソードや、今回の映画について、その登場人物に対する思いなど濃い話が沢山聞けて、とても良い時間を過ごせました〜!

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この映画に出てくる登場人物たちが自分と年齢が近いこともあってか、1つ1つのセリフや考え方に対してとても刺さったり、共感したりするシーンが沢山ありました。
あと、この映画はまだコロナが流行していなかった頃に撮影されたらしいのですが、コロナ禍で大学に入学した自分にとって、飲み会や仕切り板のない食堂で会話するシーンは、見ていてとても新鮮でした(笑)


と、ここでバトンタッチしまして(タマ)です!

今回、僕も試写会に参加したのですが、予想以上にハードかつ切実な、他者に対して想像力を働かせることについての素晴らしい映画でした。
大学4年生、いわば最後のモラトリアムを生きる主人公・ホリガイ。なんとなくふわふわと、飄々と過ごしているように見える彼女が、イノギや他の人との出会いと経験からアクションを起こしていく様子に深く感じるものがありました。

いかに人と関わろうとも、見えない部分や知らない部分はあるのだろうと思います。その人が抱えている痛みや苦しみになればなおさら。それでもなんとか他者を判ろうと想像することを止めない姿、そうすることで自分に出来ることが限られていると気づいてしまう残酷さ……これを繰り返すことになるだろうに踏み込んでいくホリガイに、苦しいながら尊敬してしまっている現在です。

また、僕自身、他者に対してこれほど自覚的になれないところがあるので、羨ましいとすら感じています。
実は僕もホリガイと同じく大学4年生で、就活を終えて卒業の単位も取りきっていいる状況、ついでに地元も和歌山の田舎という。そんな訳で、いつも以上に共感というベクトルだったり、「自分なら…」とホリガイに重ねて考えたりしていました。

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これまで過ごしてきた世界の中で、これから進んでいく社会についてより意識的になる期間が今だと思います。その過程で、今までは見えていなかった部分も含めて、社会の形が少しずつはっきりと認識できてくるのかな、と。
そこで他者と自分と向き合って、一歩踏み出すことはモラトリアムに決着を付けることであり、大人になる瞬間なのかもしれないと思いました。

そんな思考と行動を見せてくれたホリガイの姿は、間違いなく”成長”であり、紛れもなく”青春”と呼ばれるものだったのかなと思います。
ポスターや予告編の印象よりもずっと誠実で力強い作品でした。1人でも多くの人に観られればいいなと思います!

『君は永遠にそいつらより若い』は9/17(金)より公開中です!是非、お近くの劇場にてご覧下さい!!

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今回は、新型コロナウイルスの影響もあってか参加者がなかなか集まりにくい状況でしたが、参加してくださった学生の方々はありがとうございました!
これからも機会を伺いながらシネマツーリングを実施していきますので、少しでも興味があれば参加してみてください!一緒に映画を観て、語り合いましょう!

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