スパイダーマン - ノー・ウェイ・ホーム(原題:Spider-Man: No Way Home)

ああああああああ

総合:★★★★★
 ┝構成 :★★★★★
 ┝演出 :★★★★★
 ┝映像 :★★★★★
 ┝音楽 :★★★★☆
 └独創性:★★★★★

ー基本情報ー
監督: ジョン・ワッツ
出演者:トム・ホランド、ゼンデイヤ、ベネディクト・カンバーバッチなど
製作年: 2021

★おすすめポイント★
①エンドゲーム以来の衝撃。
②スパイダーマンファンにはたまらないサプライズが盛りだくさん。
③最高なスパイダーマン作品。


▼あらすじ

ピーターがスパイダーマンだという記憶を世界から消す為に、危険な呪文を唱えたドクター・ストレンジ。その結果。このユニバースに、ドック・オク、グリーン・ゴブリン、エレクトロ、サンドマン、リザードといった強敵たちを呼び寄せてしまう。〈中略〉最大の危機に晒された、ピーター。このユニバースを守り、愛する人達を守る為に、彼に突き付けられる<選択>とはー
(公式サイトより)

▼構成

ピーター・パーカーVSマルチバースのヴィラン。ピーターがドクター・ストレンジの呪文を邪魔してしまって絶体絶命の危機。明らかにピーターにとって分が悪すぎる状況だが、思いがけない助っ人がやってきた事でスパイダーマン作品史上、壮大な戦いに発展していく。

▼演出

マルチバースのからのヴィランが来たってことは当然マルチバースのピーター・パーカーもやってくる。ネッドが開いたマジック・サークル。向こう側にスパイダーマンのコスチュームを着た人物。マスクを脱いだ途端に「アメイジング・スパイダーマン」のアンドリュー・ガーフィールド。MCUシリーズの中で一番の驚き。彼がやってきたって事は当然、サム・ライミ監督版の「スパイダーマン」のトビー・マグワイアも登場。スパイダーマンファンにとっては嬉しい展開だ。

▼キャラ

注目したいのはアンドリュー・ガーフィールドのスパイダーマン。「アメイジング・スパイダーマン2」を鑑賞した人は分かるが、マーベル映画の中で一番のバッドエンドを迎えた作品だ。それはエマ・ストーンが演じたグウェン・ステイシーの死。彼女はピーターの恋人であり、ピーターをサポートしようと敵地に向かうほど勇敢なキャラクターだった。だが敵により時計塔の頂上から突き落とされ、ピーターは必死に救ったが即死してしまった。最大の苦しみを背負う彼だったが、セカンドチャンスが来た。トム・ホランド版ピーター・パーカーの恋人、MJがグウェンと同様に高い所から落下する。トム・ホランドが救おうとするが敵の攻撃により、助けに行けない状態。そこで救ったのがアンドリュー・ガーフィールド。彼がMJを救った事で、作品を超えて、彼が恋人を救えなかった過ちをここで取り戻す事ができた。「アメイジング・スパイダーマン」ファンにとっては嬉しい場面のはずだ。彼女を救った時の彼の表情は何か罪悪感から解放されたような表情だった。

▼その他

トム・ホランド版ピーター・パーカーの成長物語が本作にて終結。結果、ピーター・パーカーを知る人はいなくなったため、これまでの関係を取り戻そうと彼は恋人だったMJの所に向かうが、また深い関係になる事を望まなかった。それは自身がどれだけ周りに危険を及ぼすか自覚したのだろう。親戚も失い一人ぼっちになり、アパートの部屋を借りて一人暮らしをする。そして新しいスーツで自警活動を始める。彼の新しい物語が始まったと感じさせてくれる最高な終わり方だった。どうやら新たな3部作の企画もあるらしく続報が待ち遠しい。

▼この作品が好きな人へのおすすめ作品

トビー・マグワイア版から、
→スパイダーマン(原題:Spider-Man)(2002)
→スパイダーマン2(原題:Spider-Man2)(2004)
→スパイダーマン3(原題:Spider-Man3)(2007)

アンドリュー・ガーフィールド版から、
→アメイジング・スパイダーマン(原題:The Amazing Spider-Man)(2012)
→アメイジング・スパイダーマン2(原題:The Amazing Spider-Man)(2014)

マルチバースのスパイダーマン作品と言えば、
→スパイダーマン:スパイダーバース(原題:Spider-Man: Into the Spider-Verse)(2018)

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