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僕のmove、そしてこれから

こんにちは、ひぐちゆうたと言います。

この文を読んでいる方は、学生かもしれません社会人かもしれません、もしかしたら僕の親と同世代の方かもしれません。
どんな方に届くか、正直分かりませんが、等身大の僕の想いをここに綴らせていただきます。

簡潔に、僕の伝えたいことを申し上げますと
巻き込まれることで自分の知らなかった自分を発見できるときもあるよ。
ということです。
最初から全部を自分でやろうとしなくていいと思うのです。


僕の通った東京学芸大学は、ご存知の方も多いかと思いますが教育について幅広く学ぶことができる大学です。

入学当時は、「教育に関心があった→教師になりたい」という思いがあり、上京も合いまってソワソワ、ワクワクとした気持ちに溢れていました。

このとき、教師という選択を考えていたのは、当時18歳の私なりに自身の経験や自己実現の観点から精一杯進路を検討した結果であり
「教育に関わる仕事=教師」というように安易に選んだものではなかったと記憶しております。

その当時から僕は
教育には子ども(被教育者)の未来を左右してしまう力があり
その責任を多分に負っているのが教師である。

と今でも考えていますし
その責任の重大さに尊厳と魅力を感じていることも事実です(誤解を生んでしまう表現かもしれませんが)。

とはいえ
教師になるとしても
大学の講義を受けるだけでは十分な力は身につかないと予感していた僕は、
サークル活動等を通じて教育的活動の経験を積まなくてはならない
という漠然とした不安や使命感も胸に抱いておりました。

要するに
大まかに将来やりたいことはあれども
それに対してモヤモヤとした気持ちを抱えている状態
だったと言えます。

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そのモヤモヤを拭いたい一心で、サークル活動に打ち込みました。


イベント、ワークショップ、勉強会、学習支援ボランティア……
自分でも驚くほど幅広く教育的活動をしたと思います。
それが全てでは無いですが、イベントなどの企画運営に関わった数は4年間で50個は優に超えていました。

その結果、僕はこのモヤモヤに対して答えを見つけることができました。
でも、それは決して僕一人では成し遂げられず、たくさんの同期や先輩、後輩たちのおかげであるのです。


巻き込まれる。最初はそうでした。


幸いにも僕の周りには、自分のやりたいことに本気で立ち向かっている人たちが多かった。
昨年のmoveに登壇された方々は、その中でも特に熱心に活動をしていた人々だと思います。

やりたいことを全力でやっている人たちはかっこよくて、素直に尊敬することができました。

そんな人たちと話しているうちに、彼らのやりたいことに巻き込まれ
気がついたら企画を手伝っていることが日常になっていました。

「とりあえずやってみなよ!」
「ゆうたに手伝ってほしい!」
「ゆうただったらどう思う?」

名指しで声をかけられると、なんか嬉しいですよね。

この人たちの言葉や姿には、他人を動かす力がありました。
そんな日々の中で、ふとあることに気が付きます。

巻き込まれるうちに、何かを考える自分がいるのです。

巻き込まれながら、出会った価値観や感情について考える。

考えて、自分を感じる・知る。

自己認知が深まる・広がる。


「僕が本当にやりたいことは何なのだろう。」
「やりたい教育って、先生だけなのかな。」

この問いが生まれたのは二年生の終わり頃、
忙しかった一年生に比べて、一人暮らしにも慣れ、少し余裕ができたころだったと思います。

モヤモヤにようやく向き合い始めた瞬間でした。

サークルなどを通じて経験してきた様々な出来事から
「ワクワクする瞬間」「自分が輝いているって感じた瞬間」
の共通点を探しました。

巻き込まれる中で知らなかった自分に何度も出会ったことに気づきました。
そしてその「知らなかった自分」にたくさんの刺激をもらっていたことも。


その結果

大学生に向けて教育をしたい。大学生のやりたいことを支援して、一緒に何かを創りたい。

という僕の心の底からのオモイに出会うことができました。


ついに僕にもやりたいことがみつかったのです。
より正確には、ぼんやりとしていた「やりたい教育」が明確になり
その結果「教師以外」という選択を取ることになった。
ということになります。


でも
やりたいことが見つかったからといって
順風満帆ではありません。
むしろ前途多難と言えます。
ここからは少し、これからの僕についても触れていきます。

僕は、教師を目指して大学に入って
結果的に違う職業を選択しようとしています。

教育の中でも専門領域が全く異なるので、
大学院などで知見を深める必要もあると考え、進学を望んでいます。
しかも分野を転向して。
大学の講義で学んだことは、あまり活かせないかもしれません。

将来に見通しが立っているとは言えない状況だと思われても仕方ありません。

一人で立ち向かわなくてはいけない課題も山積みで
正直苦しくなったり、しんどくなったりするときも多いです。

それでも、僕はこの道を歩いていきたいと思うのです。
自分のやりたいと思える教育にせっかく出会えたのだから。

正直、不安はあります。でも、それ同等かそれ以上のワクワクが僕の心を駆り立てるのです。


僕には大学の生活を通して、1つ確信していることがあります。
それは「無駄なことなんて何もない」ということ。

「巻き込まれる」という言葉にいいイメージを持つ人は少ないと思います。
実際、僕もそうでした。

しかし、現実は違いました。
巻き込まれた先に、未知の自分との出会いが待っていました。

たくさんの巻き込まれた経験から
僕がやりたい教育を見出したように

意志をもっていたら、無駄だと思えた瞬間も
ふと何かと繋げることができると思うのです。

自分の実存可能性が開ける瞬間は他者との間にしかありません。

僕は大学で過ごした時間から
自分の外側に広がる世界を面白がる
ことと
そこで出会うことのできる未知の自分を面白がる
ことを学びました。

これはきっと
これから生きていく上でとっても大切になる気がしています。


僕にとっての大学生活は、大学生活を通してのmoveは
足掻きであり
揺れであり
出会いであり
成長です。


もし、この文章をここまで読んで下さった方の中に
18歳の僕のように
いまの自分に・環境にモヤモヤを抱えている人がいるならば

巻き込まれてみることから、始めてみてもいいかもしれません。
もしくは、周りの人を巻き込んで何か動いてみてはどうでしょうか。

どんなに小さなことでも、それはあなたと周りを変えるきっかけになると思うのです。

最後に、大学生活を通して僕を巻き込んでくれた、出会ってくれた方々に感謝の気持ちを述べさせて下さい。
もちろん、move! miniの運営の方にも。

どうもありがとう。
おかげでとっても充実した大学生活を送ることができました。

もっと大きくなって、恩を返せたらと思います。


ひぐち ゆうた

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