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デブは転生しても生きづらい#3

〇〇の前には、石をぶつけて殺気だったキングベアーが立っている。

〇:え?僕死ぬの?

キ:グゥオーン

キングベアーは〇〇に向かって突進してきている。当然〇〇は回避0なので避けれません。

〇:うわぁ〜!

〇〇はキングベアーの突進で1メートル吹っ飛びました。普通の痩せてる人だったら〇〇の3.4倍吹き飛んでると思います。

〇:いって〜、ん?全く痛くないぞ。

そう〇〇は防御に特化した化け物だった

〇:なんでだ?デブだからか!前の世界でも腹パンされても全く痛くなかったらなー

キングベアーは爪を出し切りかかった

キ: グゥオーン

〇〇は体の前で腕をクロスにして、防御の体制になった

〇:来るならこい!全力で受け止めてやる!

バリーン

まさかのことが起こって〇〇は理解出来なかった、なんとキングベアーの爪が〇〇の防御に打ち勝てず、爪が割れたのだ

〇:え?もしかして俺の防御力って化け物?

ここで〇〇は自分の防御力が化け物だと気付いたのであった

〇:ん?なんだあのクマ震えてない?

キングベアーは〇〇を恐れていた

〇:もしかして?

  キングベアーをテイムしますか?
  はい           いいえ

〇:マジか、あのクマ俺に怯えてるのか、てか戦意喪失してもテイムできるのか!

〇:もちろん、はいだ!

?:〇〇はテイムに成功しました。

〇:てか、前々から気になってたんだけど、この声ってなんなの?

?:申し遅れました。私は脳内オペレーターです。

〇:脳内オペレーター?

?:はい、〇〇さんのスキル、ステータス、体調、テイムしたモンスターのスキル、ステータス、全部把握しております。

〇:すごいな、ってか戦闘中とか困ったときに喋りかけたら反応してくれるか?

?:もちろんです。最善の方法を導き出します。

〇:助かるよ、でも呼び出すときに名前が必要だな

?:名前?そんなものいりません、おいとかお前とかでよろしいのでは?

〇:俺は暴君か!俺はそういうのが嫌いだから名前つけるぞ!

?:はい!

〇:んー何がいいかな、あっ!そうだマロにしよう

?:マロ?

〇:うん、昔俺が飼ってた動物の名前!

マ:昔からテイムを極めていたのですね!

〇:違うわ!

マ:話は変わるんですけど、一人称変わってませんか?最初は僕だったのに最近は俺になってますよ。

〇:まあ気にするな(言えない転生してイキってるなんて)

〇:なあ、マロ、いきなりなんだけどさ、スライムの回復付与っていうスキルどうやって使うんだ?

マ:簡単ですよ、まずスライムを召喚して回復させたいとこにスライムを貼りつけて〇〇さんが回復付与って言うだけです。

〇:え?そんなんでいいのか!知らなかった、試しに使ってみるか!

マ:使う対象がいないのでは?

〇:いるよ、さっきテイムしたキングベアー
あいつの爪俺が折っちゃったからな、血も出てるし

マ:なるほど

〇:やってみるか!テイムしたモンスターよ今我に力を貸せ、行け、スライム!

ス: キュゥーン

スライムはキングベアーの手の全体にくっついた

〇: よし、いくぞ、回復付与!

キングベアーの爪と傷がみるみると治っていった


〇: 凄すぎる!

〇: マロ、今の俺のレベルは?

マ: 先ほどテイム成功した時の経験値20000なので

〇: さすが森の主

マ: 現在のレベル21です!こちらがステータスです。
レベル21
攻撃19
防御4621
回避0
素早さ13

〇: まあまあステータス、上がったな

マ: スライムのレベルがMAXになりました。
超テイムの恩恵によりスライムがいつでもどこでも、数の限りなしに呼び出せるようになりました。

〇: マジかよ!

〇〇が驚いてると、ある人物が走ってきた

〇: ん?あれ、ハーフエルフの長じゃないですか

ハ長: 勇者様、お助けください。また人間の襲撃です。今飛鳥が応戦しています、ですけどさくらが...

〇: ふざけやがってーー!!!

〇〇は鬼の形相で町に急いで向かうのであった。

to be continued…。

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