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僕の好きだった幼なじみが学校1のイケメンに取られたんですがまだ希望ってありますか?

こんにちは、僕の名前は〇〇と言います。

突然ですが僕には10年間片思いしている幼なじみがいます。

最近その幼なじみの様子が少し変なのです...


登校中...

〇〇:はぁ、告白するべきかなぁ?

??:なーに、朝からため息ついてんの!

パシっ

〇〇:痛っ、遥香!!(幼なじみのあなたに告白しようかどうか悩んでるんだよ!)

遥香:そんなびっくりすること?

〇〇:す、するよ...

〇〇:ていうか最近遥香テンション高いよね

遥香:そりゃなるよ、初彼氏が出来たんだもん!

〇〇:そうなんだ.........えぇ〜〜〜〜!!?

遥香:あれっ?この報告そんなにびっくりする?

〇〇:するよ......だって僕もっ...

遥香:僕も?

〇〇は体中最悪な気持ちでいっぱいだった

〇〇はこの気持ちをどこにぶつけていいものか分からずその場から逃げ去った

遥香:ちょっと〇〇!どうしたんだろう?


〇〇:ってな感じのことがありまして...

さくら:だから私にカフェで相談と

〇〇:はい

さくらこと遠藤さくらは僕と遥香の昔からの幼なじみ

さくら:でも〇〇がいつまで経ってもかっきーに対してアクション起こさないからでしょ?

〇〇:ごもっともです〜😭

さくら:しかもかっきーの彼氏、サッカー部のキャプテンらしいよ

〇〇:隼人君か...

さくら:え?知り合いなの?

〇〇:高1の時クラス一緒だったんだよね

さくら:そうなんだ、隼人君?って頭も良いし顔もイケメンだし運動神経も抜群なんでしょ。

〇〇:そうだね...

さくら:どうしたの?

〇〇:いや隼人君ってあんまりいい噂聞かないんだよね...

さくら:私もその噂聞いたことあるけど、それって都市伝説じゃないの?

〇〇:わかんない、僕も噂で聞いただけだから

さくら:クラス一緒だった時はどうだったの?

〇〇:いつもニコニコでみんなに優しかったね

さくら:じゃあ大丈夫じゃない?

〇〇:そうだよね...そうだといいけど...

一方、遥香はというと...

遥香:隼人君!一緒に帰ろ!

隼人:おう!

遥香:でも夢みたいだよ、隼人君と付き合えるなんて

隼人:俺も遥香ちゃんと付き合えるなんて思ってなかったよ

隼人:でさ、今日家に家族居ないんだけどさ、俺ん家来ない?

遥香:もう〜、まだ行かないって〜

隼人:そ、そうだよね.....じゃあチューしたい

遥香:それもまだ心の準備が出来てない〜

隼人:そうだよね...じゃあ手繋ご!

遥香:手繋ぐのも恥ずかしい〜

隼人:そっか......

そして、隼人は遥香を家まで送り自分の家に帰った

その夜...

〇〇は自分の部屋の隅で色んなことを考えていた

〇〇:僕が先に告白していたら付き合えていたのだろうか...

〇〇:遥香は隼人君と幸せな毎日を送れているだろうか.....

その時だった...

♪I see どうでもいい WOW WOW WOW(着信音)

〇〇:さくらかな?んっ?遥香?!

ピッ...

〇〇:もしもし...

遥香:もしもーし!なんで朝どっか行っちゃったの?

〇〇:朝日直だったんだよね...あはは...

くだらない嘘をつく

遥香:そうだったんだ、それでね〇〇に相談したいことがあるんだよね〜

頼むから彼氏と別れたいと言ってくれ...

〇〇:ど、どうしたの?

遥香:男の子ってやっぱりチューとかギューっとかしたいもん?

〇〇:はい?

遥香:なんか付き合ってまだ1週間も経ってないのに隼人君すごい求めてきて

〇〇は今にも吐きそうだった...

〇〇:そ、それで...したの?キス...

遥香:してないよ〜、恥ずかしすぎるもん

〇〇:そ、そっかぁ

〇〇は胸を撫で下ろした

遥香:それでどうなの?男の子はそういうのしたがるの?

〇〇:まあしたがると思うよ

遥香:そうなんだ...〇〇は私とそういうことしたいと思ったことあったりする?(笑)

遥香は冗談を交えて言ったつもりだが今の〇〇には逆効果だった

〇〇:あるに決まってるじゃん!だって10年間も好きな人だったんだから!!

ブチッ

ここで2人の通話が切れた

〇〇:あっ、言っちゃった...

〇〇:まあいっか!当たって砕けろだ!


遥香:何よ...今更言われたって...

次の日...

〇〇:ってことがありまして〜😭

さくら:わかったから、泣かないの。

さくら:またカフェでゆっくり聞いてあげるから

〇〇:お願いします〜😭

〇〇達は今日もカフェに行くことになった

そして、放課後...

遥香:隼人く〜ん!帰ろっ!

隼人:ごめん遥香ちゃん今日部活だから先帰ってて

遥香:あっ、うんわかった

茜:隼人〜、早くミーティング始めるよ〜

隼人:おう!じゃあ

遥香:うん、また明日

遥香:今日は1人か〜、ん?あれは?

遥香:さくちゃんと〇〇!?

だって10年間も好きな人だったんだから!!

遥香:・・・

遥香は2人の後をついて行くことにした。

そして3人の行きつけのカフェに着いた

遥香:いつものカフェじゃん、なんで私の事誘わないのよ

遥香:まさか陰口...

遥香は2人の話を盗み聞きするためにカフェに入ることにした。

店員:いらっしゃいませ〜、あっお連れのお客様ならあちらの席です。

遥香:今日は違うんです〜

遥香は何とか誤解を解きながら、こっそり隣のテーブル席に座った


さくら:で?かっきーに思い伝えたの?

〇〇:うん

さくら:で、返事は?

〇〇:気まずくて電話切っちゃった

さくら:こらっ、そういうとこだよ

〇〇:すいません😭

さくら:まあ今日もいっぱい話聞いてあげるから

〇〇:ありがとうございます

遥香:〇〇そんなに私の事好きだったんだ......

その時だった...

店員:いらっしゃいませ〜、5名様ですね、奥のテーブル席にどうぞ〜

隼人:あっちぃ〜、最近暑すぎね?

茜:暑いけど隼人とならくっつきた〜い

遥香:あっ!隼人君だ話しかけに行こうっとって........えっ?

遥香の視界には自分の彼氏であるはずの男がマネージャーの女の子と手を繋ぎイチャイチャしていた

さくら:あれ?今入ってきたのってサッカー部の人達じゃない?

〇〇:そうだね、隼人君もいるし

さくら:えっ.....?

〇〇:どうしたの?

さくら:かっきーダメな男に捕まったかも

さくらは目の前の光景を見て唖然とした...

〇〇:浮気?

さくら:間違いないと思う

〇〇:よりによって後ろの席か...

〇〇:僕がガツンと言ってくる!

さくら:今じゃないからまだ待って

〇〇:はい!

ピコン...

茜:そういえばあの子とはどうなの?

隼人:あぁ〜、遥香ちゃんね...

隼人:まあ、ハズレかな

〇〇:😠

さくら:まだ...

〇〇:わかってる

隼人:遥香ちゃん何もさせてくれないだよね

茜:えぇ〜、私なら何でもさせてあげるのに

隼人:だからお前を彼女にしてんだろ

後輩:ほんとに隼人先輩って悪い男っすよね〜

茜:さっきだってお遊びちゃんが来た時、今日部活あるって嘘ついたんだから

遥香:今日部活なかったんだ...

隼人:遊びで付き合ってる奴のことお遊びちゃんっていうなし(笑)

茜:ごめんごめん(笑)

茜:でどうすんのお遊びちゃん

隼人:まあもう時期捨てようかなって思う

〇〇:さくら、もう無理だ😡

バン!!

〇〇は机を思いっきり机を叩き、隼人の席に向かった


〇〇:それ以上僕の好きな人の悪口はやめてください!

隼人:まさか、同じ学校のやつがいるとはな

〇〇:今喋ってた最低な行動の一部始終学校にバラしますから!

隼人:証拠がないじゃん

〇〇:くっ...

隼人:証拠がなかったら、みんな優等生の俺のこと信じると思うけど?

茜:まちがいない(笑)

後輩:たしかに(笑)

ピコン...

さくら:はい、今の会話録音させていただきましたので、証拠はバッチリあります。

隼人:そんなっ...

〇〇:なぜ遥香と付き合った?

隼人:そんなの顔とスタイルが良かったからに決まってるだろ

バンッ!

遥香:最低!

〇〇:遥香!

遥香は涙を流しながら店を出ていった。

〇〇:1つだけ教えてやる!遥香の1番良いところは心だ!

〇〇はそれだけ言い放ち遥香の後を追いかけた

さくら:では、私も失礼します。

さくらも〇〇達の後を追いかけた

〇〇は猛ダッシュでやっと遥香に追いついた

〇〇:遥香...

遥香:私失恋しちゃったみたい...

〇〇:・・・

遥香:まあ、しょうがないよねぇ...

〇〇:なんでだよ...

遥香:・・・

〇〇:なんでこんな時まで元気なフリするんだよ!!

遥香:・・・グスン

〇〇:泣きたい時に泣けよ!!

遥香は〇〇の言葉を聞き、今まで溜まっていたものを全て吐き出すかのように泣き崩れた

遥香:うわぁぁぁん😭

〇〇:ヨシヨシ...

遥香:〇〇ぅ〜〜

そして...

遥香:ありがとう〇〇...

〇〇:どういたしまして...

〇〇:ねぇ、遥香...

遥香:何?

〇〇:彼氏僕じゃだめかな...

遥香:大歓迎だよ!

〇〇:ほんとに?!

遥香:遅いくらいだよ

〇〇:ごめん、10年かかっちゃった(笑)

遥香:遅すぎ(笑)

〇〇 遥香:あははは🤣

さくら:おめでとう2人とも

〇〇:ありがとうさくら

遥香:ありがとうさくちゃん

そしてこのことが学校中に広まりサッカー部は部活無期限停止になったとか...

fin...

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