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【職人の道】中国出張編


今回は、別の工場見学に行った時の出来事。
早朝に、天津を出発して北京はまだ薄暗い、駅前で何か塊が動いている。
薄暗いのでよく見ると、大きな荷物を持った人達が寝転んでいる。今でも脳裏にあるすごい光景だった。
で、汽車に乗る。俺が外国人だからいい席がとれたみたい。
指定席の前には、赤ちゃん連れの親子で、赤ちゃんを見ながらかわいいな〜、俺もこんなときはあったもんな。
でもなんと、赤ちゃんのズボンのお尻のまわりは生地がない。もよおしても直ぐOKなのだ。 
赤ちゃんがお母さんに何かうったえている、お母さんはすぐにわかったみたいで、ペットボトルを赤ちゃんの股間にあていれ、小水をするではないか。びっくりしている間に終り蓋をして、目の前のテーブルに置く、で、その数cm隣に、俺の水がある。ゆるしてくれ〜。間違えたら最悪やと心の叫び!

そろそろ着くらしいと通訳が言う。
世界の車窓です。
なんともカルチャーショック!砂漠のような雰囲気。汽車を降りると、土埃が舞う舞う。すごかった。
で、工場に向かう。
日本人が来たからと歓迎され、夕食は鯉のスープがあって、大きな鍋に生きたまま入れる、数分後「ポン」と大きな爆発音がして、通訳は「今鯉が死にました。」 ご愁傷さま。
美味しくいただきました。
まぁ歓迎されてるもんだから、乾杯(カンペー)と中国人に言われれば、白酒の一気飲み。
アルコール度数50度ぐらい、きつ〜い。
晩餐は終り、ホテルに帰ると天井は回っている。
シャワーで酔いが覚めるかと思いはいるがそんなことはなかった。爆睡。
次回に続く