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田舎者が、東京にパンの勉強に行く。

noteに投稿するのはどれくらいぶりだろうか、半年は経っている気がする。

介護の仕事を12月いっぱいで辞め、いよいよパンの世界に足を踏み入れるときがやってきた。

地元のパン屋さんで修行先を探しながら、でもしかし、まず自分をパンの世界に踏み込んだ決意を強固にするため、東京にあるパン技術研究所で、製パンの基本を少しでも身につけたかったからだ。

東京への新幹線から見た富士山は美しくそびえ立ち、自分の背中を押してくれているようでもあった。今回は基礎コース6日間だけの滞在だけど、都会に足を踏み入れる田舎者には不安もあり、そんな僕を、やっぱり山はいいなあと、安心もさせてくれた。

東京に住む弟に出迎えてもらい、初日は簡単に東京巡りをすることに。
東京に来たからにはパン屋さんに行きたいと、駅前のVIRONで洗礼を受ける。東京にはおいしい数多くのパン屋さんはたくさんあるだろうけど、ここのバゲットもやっぱりおいしいなあと、二人でパンをむさぼり食う。他にも2店舗まわり、すでにパンだらけの東京。

青山を男二人がぶらぶら歩き、行ってみたかった、糸井さんのTOBICHIに。そんな余裕もないのに、でも、いろんな意味で心がほぐれた。

学校がある西葛西。千葉の真隣という場所からか、東京、という雰囲気はあまりなく、でも賑わう街で、田舎者には救われる雰囲気で助かった。これからここで6日間、お世話になります。

1日目は講義。パンの成り立ちから、パン酵母の特性、それをいかに活用して様々なパンを作ることができるか、少し眠たくなりながらも、先生の話を聞きながら脳は生き生きとしている。参加していたのは、パン業界の様々な職種の人で、そんな人たちとも触れ合えただけでも来てよかったと思わせてくれた。

僕が憧れている、京都たま木亭のご主人を知る先生と少し話をすることができた。この学校での本番ともいえる、100日間コースについて、まずはパン屋である程度修行してから受けたほうが、より製パン理論や知識を吸収できるのではないかと言ってもらえた。この4月から行こうと考えていたけど、まずは修行。そんな気持ちになりながらも、今回の基礎コースを最後までがんばろうと気合いを入れ直す。

食パン、菓子パン、とそれぞれも様々なバリエーションを実習で作る。業務用の機械を動かすのも初めてで、なかなかおぼつかない手つきのなか、全ての工程において、パンが生き物であることを学んでいく。
現在3日目、ことあとはフランスパンやクロワッサンなど、いろんなパンを実習しながら、少しでも得た経験を持ち帰って、パン屋修行に活かせたらと思う。

そしていつか、いろんな人においしいと言ってもらえるような、毎日通ってもらえるようなパン屋さんを目指したい。
そこにいくまでは、越えることが困難なハードルがいくつも立ちはだかるけど、地べたを這いつくばってでも、なんとか乗り越えていきたい。

#パン

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