株式会社microCMSを退職しました

はじめに

2024年6月30日で株式会社microCMSを退職しました。在籍中は皆様大変お世話になりました。

入社は2023年10月でしたが、その1ヶ月ほど前から業務委託で関わらせていただきました。およそ9ヶ月の短い在籍期間ではありますが、学びが多く濃密な9ヶ月でした。

microCMSよいところ一度はおいで

在籍中に書いてくれとツッコミされそうですが、退職したからこそ客観的にmicroCMSの良さをお伝えできるはずです。少々地味ですが、職種に関係なくアピールできそうなポイントはこんなところでしょうか。

  1. 完全リモートワークが組織全体に浸透しています。例えば全社員が毎朝10:00に集合してSlackハドルでミーティング、なんてことはありません。各々の能力が行かせるように、時間を縛らずテキストベースで非同期に業務を進めることが基本となっています。

  2. Slackをハブとしたリモートワークの効率化が極まっています。例えば人事労務Freeeと連携していてSlackの勤怠チャネルに絵文字でリアクションするだけで日々の打刻が完了します。

  3. 福利厚生としてリモートHQを利用できます。入社時に自宅のリモートワーク環境が整っていなくても費用の心配なく備品を揃えられます。

  4. リモートワークは孤独な作業になりがちですが、その点も対策されています。例えばBotが社員のカレンダーから空き時間を見つけて社員同士の雑談タイムを提案してくれます。月に数回、全社員が参加できる雑談タイムも設定されています。

  5. Slackの風通しが良いです。例えば、誰に質問や相談するべきか迷った時に書き込むask-anythingチャネルがあります。内容は開発業務や経理の手続き、ちょっとした困りごとなど何でもウェルカムです。そのチャネルは全社員が参加しているので、1時間もあれば質問や相談はほぼ解決します。

エンジニア的な目線でアピールできそうなポイントはこんなところでしょうか。

  1. 開発の舵取りが絶妙です。私が入社した当初は場当たり的に実装された箇所が少なからずあったのですが、安定性向上に数ヶ月を割り当てる決定がされました。その後、安定性が向上したことで新機能開発や修正作業にかかる時間が短縮されました。

  2. 改善の提案は素早く取り込まれます。例えば自分が入社した当初は案件が混沌としていて、コミュニケーションする際にどの案件を話題にしているのか曖昧になりがちでした。そこで案件ごとにANKEN-1234のような番号を割り振る提案をしたところ、素朴な提案でしたがテキストやハドル通話での曖昧さが解消されました。、

  3. 外部サービスの導入が柔軟に行われています。例えば私が入社した頃にテスト管理サービスとしてQaseが導入されました。もちろん好き勝手に導入できるわけではなく、バックオフィスが目を光らせていますのでコストに見合うリターンがなければサービス利用は打ち切られます。

ちょうど7月11日にmicroCMSミートアップ2024が開催されます。開発についてのセッションもありますので、より詳しく知りたい方は覗いてみてください。

microCMS Meetup 2024 - connpass

一言で表せば「誠実」

microCMSに興味を持って調べている方、真っ当そうな組織だなと印象を抱くかと思います。その印象はおそらく正解です。

導入事例を調べていただくとわかりますが、プロダクトの価値が向上することで導入が広まり、広まることでプロダクトが磨かれる、良いサイクルが続いています。採用にも力を入れていますので、興味を持っていただけると嬉しい限りです。

そして、もうひとつ大事なことを書き加えておきます。私は視覚に障害があります。GUIを触らないバックエンドの開発業務を担当していたこと、そして周囲の助けもあり、障害をほとんど意識せず開発業務を勧められました。

育児をしながら勤務されている方も多くいますし、多様な人を受け入れる文化が根付いています。腕に自信はあるけれど、事情があって働き方に不安がある場合、試しに応募してみると良い結果につながるかもしれません。

おわりに

私自身の今後の予定については後ほど別記事として投稿する予定です。改めまして、皆様お世話になりました!

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