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今週の選挙(10.30投票)

 さて、昨日(火曜日)に町村の選挙が告示されたので、投票が行われる選挙が確定しました。 ので、私が今週取材する2本と、それ以外の中から10本セレクトして御紹介します。

※基本的に、無投票で決まった選挙は除きます。 ご了承下さい。


◆【取材中】富山県・氷見市議選(定数17/20名)

 現職が15名、新人が5名立候補。 現職の立候補が多いため、新人にとっては厳しい闘いになると思われます。 党派別では立憲1名、共産1名、社民1名となっており、珍しく公明の候補がいません。 調べたところ2010年以降候補者の擁立もしていないようです。 また、社民から1名出ているというのも目を引きますが、かつてこの街は社民から3名も市議会議員を出していた時期があり、そこから比べると党勢はかなり落ちています。 77歳の社民党候補が虎の子の一議席を守れるか、注目です。


◆【取材予定】新潟県・妙高市長選

 5期務めた現職が引退し、自公推薦の元観光商工課長と地元政党「妙高はね馬クラブ」の共同代表を務める元市議の一騎討ちとなっています。 自公推薦の新人には現市長もついており、組織力は強力です。 これだけを見ると自公推薦候補は盤石のように見えますが、先週の草加市長選や君津市長選のように、最近はそういった候補が各地で敗れていますので、どうなるかは分かりません。 現地で見極めようと思います。

 次に、全国の選挙を御紹介。


◎北海道・小平町長選挙

 4選を目指す現職に新人2名が挑む、20年ぶりの町長選。 つまり現町長は当選以来一度も選挙で戦ったコトがありません。  実際に戦ったらどういう結果が出るのか、楽しみです。


◎青森県・青森市議選(定数32/41名)

 今回から定数が3も減り、更に激戦となった市議選。 現職29名、元職2名、新人10名立候補しており、党派別では自民が現有議席9名に対し11名立候補。 以下、公明が4名に対し4名、共産が6名に対し6名、参政1名。 前回の選挙で社民公認で当選した2名と国民民主公認で当選した1名の、合わせて3名は今回立憲公認で立候補し、議員を失った社民は新たに1名の候補者を擁立しています。
 落選9名という激戦の中で参政党候補は当選を勝ち取れるのか。 候補者について調べるとポスターは安定のオレンジですが党のロゴは小さめ、そして選挙公報には参政党の文字は無し、と先週当選した燕市議選と同じスタイルです。 どうやらこの形が参政党の地方選での戦い方と見て良いのでしょう。 土曜日には神谷宗幣参院議員も応援に入るようなので、その勢いで先週に続いて当選を果たすのか、大注目です。


◎福島県・福島知事選

 3選を目指す現職に共産党公認の新人が挑む一騎討ちです。 正直この構図だと結果は見えている気もしますが・・・
 福島第一原発の汚染水(処理水)の海洋放出をめぐる対応などが焦点になりそうで、この選挙で福島県民の “意志” というものがある程度見えてくるかもしれません。

◎福島県・福島県議補選

 自民公認の候補と、福島県知事選に出馬予定だった、選挙ウォッチャー界隈ではお馴染みの「シン・福島県知事をつくる会」の人との対戦です。
 自民公認じゃない方は、34歳の若さにして7回立候補し全て落選している “選挙大好き兄ちゃん” なので、まぁ、そういう選挙だ、というコトで(汗)


◎千葉県・匝瑳市議選(定数18/21名)

 公明1名、共産2名、そしてN党から1名立候補しています。 N党候補は今回が選挙初挑戦のようで、よりによってその党からじゃなくてもイイんじゃないかと思ったりしますが、こればっかりは本人の判断なので仕方ありません。 どれぐらい票を獲れるのか、注目しておきましょう。


◎神奈川県・茅ヶ崎市長選

 2期目を目指す現職に、元市会議員とN党推薦候補の3名立候補しています。 N党候補は(データが残ってる限り)茅ヶ崎市長選は5度目の挑戦。 それ以外にも茅ヶ崎市議選に1回、清川村長選に1回、清川村議選に1回、そして衆院選に1回立候補していて、全敗している “選挙大好きおじさん” なようなので置いといて、自公推薦の現職に草の根選挙を展開する候補がどこまで迫れるかが注目です。


◎滋賀県・栗東市長選

 3期務めた現職が昨年自転車で転倒した治療がまだ続いている影響からか立候補せず、その後任を自公推薦の元県議と元市議で争う一騎打ちです。 
 どうやら現職は自公推薦候補についているようなので、退任理由が理由なだけに元市議候補は苦しい闘いになるものと予想しますが、果たして・・・


◎奈良県・大淀町長選

 3期務めた現職が立候補を見送り、その後任を新人2名で争います。
 ともに元町議ですが、一方は町議長まで務めた76歳で、もう一方は一期途中で町長選に立候補した52歳。 町民の選択は、果たして・・・


◎高知県・須崎市議選(定数14/15名)

  前回から定数が1名減った選挙で公明1名に対し、共産は3名、社民は1名立候補。 現在の議席数を守るためですから立候補は当然ですが、果たして全員当選なるでしょうか。


◎沖縄県・渡嘉敷村長選

 2期目を目指す現職に新人が挑む一騎討ち。 どちらが勝つかも気になりますが、何より前回「90.07%」という超ド級の投票率がどうなるのかが最大の注目です。



候補者の皆様の御健闘をお祈り申し上げます。




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