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選挙結果振り返り(2022 12.4投票)

 先週の選挙、“再々選挙” なんて可能性が起こりそうなものも有りましたが、全て当選者が決まりました。 それでは結果を振り返って行きましょう。


◎青森県・大鰐町議選(定数10/14名)

 現職3名、元職1名が落選するという激しい選挙戦となったようですが、その中で唯一の政党公認候補である、幸福実現党候補がブービーながら当選しました。
 参政党の台頭で影が薄くなった感のある幸福実現党ですが地方議会では、じっくりと議席を増やしており、これで46人目となります。
 特徴として所謂 “落下傘候補” ではなく、元々その地域に住んでいる方で、且つ「元教師」や「商店街会長」など、相応の活動をされた方を候補者として立てているので、所属政党以上に知名度で当選しているため、安定した票を得るコトが多く、今回当選した竹内候補も元教師で前回から票が半減したものの2選を果たしました。
 街のためにしっかり働いてくれるならば文句つけたりしませんが、投票の際、有権者の皆様には、もう少し候補者について詳しく見ていただければ、、、と。


◎東京都・品川区長再選挙

 候補者側が全く空気を読まず前回同様6人もの後補が出てしまい、“再々選挙” の可能性も充分考えられたが、そこは有権者の方が賢く投票先を絞った結果、引退する現職が支持した森澤候補が2位に倍近い差をつけて初当選を果たしました。
 一方、前回再選挙に持ち込んだ自民候補と立憲系候補は票が伸びず。 無所属候補、共産系候補と続き、再選挙から顔を出してきた国民民主の候補は最下位に沈みました。 ・・・何しに出てきたんだろ?

◎東京都・品川区議補選(定数2/7名)

 区長選に立候補した自民議員と無所属議員の後釜を争う選挙は、自民候補と生活者ネットワークの候補が当選。 ほぼ予想通りと言えますが、前回ともに落選しながら生活者ネットワーク候補を19票上回っていた共産候補は今回、逆に2,000票以上の差をつけられ落選。
 それに続いたのが前回の区長選から今回区議補選に矛先を変えた「品川に維新を起こす会」という、日本維新の会とは全く関係ない地域政党の候補。
 それよりも獲れなかったのが、今回新たに立候補した国民民主の候補。 区長選も然りですが、一体何しに出てきたのでしょうか?
 それに今回初出馬の「反ワク・反マスク」な候補。 そしてそれよりも獲れず最下位に沈んだのが、前回も立候補した “日本維新の会風味” な候補。 4位5位の候補より顔が売れているハズなのに、更に約500票減らすという・・・

 とりあえず、おつかれ。


◎鹿児島県・天城町長選

 かつて “日本一荒々しい選挙” が行われていた徳之島。 そこの天城町で行われた首長選挙ですが、現職が「フリーアナウンサー」の肩書を持つ新人候補に大差をつけて当選しました。 これならそう荒れるコトも無かったでしょう。 安心しました。

◎鹿児島県・天城町議選(定数14/15名)

 定数プラス1で全員無所属。 しかも選挙公報のWeb表示ナシとなると候補者の比較など出来ず、注目は前回「92.02%」という驚異的な数字を叩き出した投票率でしたが、今回は87.74%と相変わらず高い投票率ながら4ポイントちょっと下がりました。 やはり投票率の低下傾向は避けられないのでしょうか・・・




 以上になります。
 当選した皆様の御活躍をお祈り申し上げます。




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