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ガンツキしてたらジャストニアナ*

大阪NSC43期のコント師「シカノシンプ」
独特の演技で爆笑を生み出す北川と狂ったダイエットにより2ヶ月で20kg、最終的に29kg落としたことがあるゆのき。

NSCで出会い、北川の才能に惚れ込んだゆのきが彼とコンビを組みたいと思い、当時別のコンビを組んでいた北川と友達として仲を深めて行き、卒業後にコンビを結成した。

今の紹介で2人は友達からコンビになったと勘違いされるだろうが、違う。

恋仲からコンビに発展したのだ…

2人は同期の清川雄二、油まみれ達とコンビを組む前から焚き火を見る会というものを行なっている。

車で滋賀県のだだっ広い野原へ行き、4人で焚き火を見つめるという会だ。

コンビ組む以前の焚き火を見る会で失恋した北川が言った。

「恋ってなんなんやろなぁ…ほんまでわからんくなったわぁ…」

普段見ることのない北川の姿に清川と油まみれは言葉を発することができなかった。

その空気の中、ゆのきは炎を見つめながら言った。

「俺やったら、そんな思いさせへんけどなぁ…」

その一言で清川と油まみれは目を見合わせた。
その言葉に相方になりたい気持ち、そして恋人になりたい気持ち、それら全て詰まっていると確信したからだ。

それを察した2人は焚き木を拾ってくると北川とゆのきを残して、できるだけ遠くへ歩いて行った。

残された2人は沈黙していた。
すると北川も火を見つめながら言った。

「さっきの言葉って…どう受け取ってもいいん?」

ゆのきが返す。

「どう受け取ってくれてもいい。どんな解釈の仕方でも俺は受け止めるからさ。」

「ゆのきっ!」

北川はゆのきに飛びかかった。
後頭部を鷲掴みにし、唇を奪った。

絡み合う舌と舌。会話よりも会話していた。
普段、声に出してする会話よりも2人の思いは強く伝わり合った。

北川がズボンのベルトを緩める。
軽い金属の音がだだっ広い野原の風音に消える。

それを見たゆのきは紫のラインが入ったウインドブレーカーのチャックをおろし始めた。

熱い接吻を交わしながら、2人は着ている服を脱いでいく。

先にズボンを脱ぎ切り、小豆色のシャツを脱いだ北川がゆのきの太デニムに手をかけた。

それに呼応するようにゆのきの腰は重力を失い、スムーズに太デニムを脱ぐことができた。

この時点で2人のコンビネーションは完成されていたのかもしれない。

北川は右手の指でゆのきの乳輪をサークル状になぞった。

ゆのきの脳に電流が走った。
腰を軸に上半身と下半身が激しく揺らぐ。

好きな相手に乳輪をなぞられる快感がこれほどまでに違うかと思うと自分も相手の反応を見てみたくなる。

ゆのきも右手の指で北川の乳輪を同様になぞった。

北川もゆのきと同様に体を震わせた。

お互いの反応を受け、快感と興奮が鰻登りに高まっていく。

この間も接吻を中断したりなどしなかった。

この時間が永遠に続けばいい、できるだけ繋がっていたいというゆのきの気持ちが接吻の時間を長引かせた。

そんなゆのきの気持ちとは裏腹に北川は次の段階に進みたくなった。

ゆのきを想う気持ちが自らのいきり立った性器に現れている。

しかし、ゆのきは接吻をやめようとはしない。

もう10分が経とうとしていた。

たまらなくなった北川はゆのきの顔を引き剥がし、言い放った。

「てか、しゃあぶれやぁぁぁぁ!!!ずぅっとキスしやがってよぉ…」

そんな北川を見たゆのきはなぜ怒っているのか分からなくなり、怒っていることに腹を立てた。

ゆのきは北川の怒りに炎に油を注ぐ様に何度も接吻を迫った。
そんなゆのきを押し返し、北川が言った。

「こえぇぇぇ…おい、おい!しゃぶれやぁ!しゃぶれ…」

「あぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ゆのきが叫んだ。

驚いた北川は思わず、ゆのきの菊穴に性器を挿入した。

本来なら徐々に拡張していき、慣らしていくはずの菊穴に有無を言わせず、挿入した。

しかし、ゆのきの頭に巡ったのは痛みではなく、快感だった。

先程あげた叫び声が丸みを帯びていく。

ピストンは激しくなっていき、北川とゆのきは果てた。

ゆのきは射精した北川の性器を咥え込み、お掃除した。

北川は咥え込むゆのきの頭をそっと撫で、

「そうそうそうそう…」

と言った。

そしてもう一度2人は行為に及んだ。

汗だくになりさらなる嬌声をあげて行為に及んだ。

清川と油まみれ、そして北川の耳にゆのきの嬌声が響き渡る。

「幸せになれよ…」

物陰から見ていた清川と油まみれはそう言い、行為に集中する2人に忍び寄り、そっと火を消した。

汗だくになり、行為を終えた2人は服を着て野原に横たわった。

北川の腕枕に頭を乗せたゆのきは星空を眺め、

「北川…コンビ…組んでや…」

それに北川が返す。

「もう組んでるつもりやったわ…」

その言葉に安心したゆのきは眠りについた。
行為で体力を消耗した北川も後を追うように眠った。

朝になり、小鳥のさえずりで2人は目覚めた。
あたりを見渡すと、清川と油まみれが持参した椅子に座り、優しい眼差しで見つめていた。

清川が膝を叩き、立ち上がって、

「そろそろ帰るか。」

と言った。

油まみれの運転で帰阪する。
助手席には清川。
後部座席には北川とゆのき。

2人はバレないように手を繋いだ。

その様子を運転する油まみれがバックミラーでチラリと確認し、言った。

「ちゃんとゴムせぇよ。」

その言葉を聞いた2人の顔は焚き火の様に赤くなった。

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