ちょい看護学生の頃の話

※以下は私が看護学生だった頃に経験した20年近く前のお話です。全ての看護師教育機関がこの内容に該当するとは限りません。私の経験したこと、感じたことを書いたものなので事実とは異なる点も多分にあります。愚痴もたくさんあります。その点をご了承いただいた上で閲覧ください。


私の通っていた看護学校は3年制で、私の学校では初めての実習は1年の3学期くらいにあった。
6時半前後に登校、身支度して実習メンバーで集合して割り当てられた病棟へ。早朝7時に病棟に入り、夜勤と日勤が交代する際の申し送りを後ろでメモする。何をメモしていいかわからんのでとにかくメモる(患者さん全員分)
もうなんか議事録?ってくらい持ってきた小さなメモ帳にメモする。
今思えばこれだって理不尽。何をメモしていいか、コツとかポイントとか教員もあらかじめ教えてくれたってええやん。

申し送りが終わったら、師長さんに促され我々看護学生は(初実習は私含め3人)実習目標を発表する。
実習目標は毎日設定しなくてはならない。初日こそ「受け持ち患者様とコミュニケーションを取りたいです」なんて言えるけれども毎日なので段々ネタに困る。しかも初日のそれでさえも、「具体的には?」だの「根拠は?」だの詰められる。
「根拠は?」はおそらく看護学生あるある。
実習目標に限らず例えば患者さんに施す処置の見学や実践・受け持ち患者さんへの関わり(学生でできるのは足浴=足湯や手浴)でもやりたいと病棟看護師に申し出たら返事のように返ってくる。
根拠を答えられなければほぼ、やりたいこと(見学または実践)はできずに終了。相手によっては、わからないのになぜやりたいと言い出したのかなどと詰められる。
「根拠は?」と聞かれなくても、その処置の必要性や注意点について尋ねられることもある。教科書で予習したことを覚えていて、答えられたら自己採点としては花マルだし一般企業ではそうだろう。しかし相手は現場の看護師であって教育者ではないので、臨床に合った回答では無ければバツ。そんな人もいる。
そんなものなので、委縮してしまって何をすれば毎日悩む。どないせえっちゅうねん。

つづく

#看護学生 #看護学校中退 #現役看護学生閲覧注意

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