やぶれかぶれ批判批判
雑記です。
どうもこんにちは、もうしです。
最近、ポケモンカードゲームでレギュレーション改定の予告が出されましたよね。
僕は最近、こんな声を耳にしました。
「やっとやぶれかぶれが消える」
やぶれかぶれ : マーシャドーの特性「やぶれかぶれ」のこと。
この記事を読んでいる皆様も、少しㇹッとしているのではないでしょうか。
僕は正直、思いました。
今までに何度先1やぶれかぶれに屈したか。奴が死んでやっと平和なポケモンカードになるぜ!
・・・しかし。
本当にマーシャドーって、悪者なのでしょうか?
ここでマーシャドーについておさらいしてみましょう。
画像はポケモンカード公式HPより。
マーシャドーの初出はSM3+「ひかる伝説」です。主な同期はゾロアークGX。
「ひかる伝説」の発売日は2017年7月15日。
スタンダードレギュレーションの改定日が2019年11月29日。
約2年4か月が彼の現役期間となります。
ここで問題。
マーシャドーが使用可能な間、彼はずっと悪者だったのか?
答えはNO。
発売当初、彼は通常のデッキ構築において、日の目を見ることはほとんどありませんでした。
当時はXY時代のカードが使えたのです。
自分のベンチ枠を埋めず、相手の手札だけを4枚にできるカードが存在していました。
しかし、この「レッドカード」でさえ、当時の「ひかる伝説」環境においてほとんど使用されることはありませんでした。
大型大会の上位レシピなどにマーシャドーの姿を確認できるものはほとんどありません。
もしありましたら情報提供よろしくお願いいたします。
では、一体いつ頃からやぶれかぶれは台頭し始めたのか?
これは諸説あると思われますが、2018年夏のレギュレーション改定あたりではないでしょうか。
当時相手の手札に干渉可能、かつサポート権を消費しないという理由でマーシャドーに光が当たっていたと記憶しています。2019年現在と違い、リセットスタンプが無かったですからね。
僕がマーシャドーを強く意識した最初はレックウザGXを主軸に据えたデッキでした。思えば先1マーシャドーが騒がれだしたのはあの頃からだったような気もします。
そして、月日は流れピカチュウ&ゼクロム主軸のデッキに、カキを主軸にした炎デッキにとマーシャドーは引っ張りだことなっていることは皆さんも知るところだと思います。
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マーシャドーが発売されてすぐはデッキに採用されることは少なかったこと、SMレギュレーションになって使用率が上がったことは上に書いた通りです。
しかし、ポケモンカードでマーシャドーが使えるようになってから、彼のテキストは一度も変更されていません。
では、使用率の差は何の変化によってもたらされたのか?
その答えは明白です。
マーシャドーを取り巻くカードプールと、それに伴うプレイスタイルの変化です。
変わっていたのは、むしろ僕たちの方だと言えないでしょうか。
さて、ここで本題に戻りましょう。
本当にマーシャドーは悪者なのだろうか?
先1やぶれかぶれをされたら確かに嫌ですし、それで負けた時の心情は想像に余りあるでしょう。
しかし、それは現象の一側面を切り取ったにすぎません。
問題の本質は、先1やぶれかぶれが強いような環境
だとは言えないでしょうか?
マーシャドーは何も変化していないのですから。
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さて、世の中は悪に満ちています。
しかし悪の本質がそれ自体ではなく、それを取り巻く環境や評価をする我々に由来する場合も多いのです。
今回のマーシャドーのように、
「先1やぶれかぶれされた!マーシャドーはクソ!」
と一面的な評価を下してしまうことで、何がクソなのかという物事の本質を見逃してしまう場合さえあります。
かつては悪とはされなかった事柄が、環境や視点の変化によっていきなり悪になってしまうこともあるのです。
物事の本質が何なのか、多面的な視点で試行できる人間になりたいものです。
拙い文章で申し訳ありません。ご意見・ご感想お待ちしています。