スペイン人 宙に浮く
はい。浮いてました。
本当に。巨漢のスペイン人が浮いてました。
それは、個人参加のフットサルにシェアハウスの住人のスペイン人とフランス人と参加したときです。
ゴール前のボールをカットしようと、スペイン人が足を出した瞬間、浮いた? そして、そのまま背中から落ちていきました。
悲鳴が上がり、どうした!?どうした!?と駆けつけると、手首が変な向きになっている。
かなり痛かったらしく、救急で病院に行きました。
そして、診断の結果、骨折!!!
手首の骨が3つ折れておりました。
衝撃で笑ってしまいましたよ。ほんと。フットサルの大会一緒に出ようと言ってたのに。
翌日、診察を受けに病院に行く必要があり、一緒にいける人がいなかったので自分が付き添いで行きました。
朝の7:30に起きて、支度し、タクシーに乗って病院へ。
8:45頃に病院に到着し、受付へ。都度、日本語を英語に翻訳しつつ(翻訳とは言えないレベルだけど)、一つ一つ乗り越えて行きました。そして診察へ。
はい。手術が必要です。入院もしてね。今日手術できるか確認するから、とりあえず採血やCTスキャンしといて。
実際はもっと丁寧でしたが、焦りました。どんどん話が進んで、やることも増えて行く。採血してくれた人、スペイン行ったことがあるよ〜トークしてくれて優しかったな〜なんて思う暇もなく、時間が過ぎて行きました。
あれ、もう10:00じゃん。
うちの会社は10:00始業開始でこの日は全体のWeekly朝会がありました。
やばいやばいと焦り、高鳴る鼓動。
一応パソコンは持ってきていたので、とりあえずスペイン人を放置して、外に飛び出し、隅田川の辺りに静かな場所を見つけ、パソコンを取り出し、何とか仕事を開始(放置と言えど後は一人でなんとかなるところまでいってましたのでご安心を)。
このときは本当にリモートワークでよかったと思いましたね。そして案外、問題なくできました。風が気持ちよかったぐらいです。
そしてお昼になり、スペイン人の元へ。まだ終わっておらず、これから入院と手術の説明を受けるとのこと。一緒に待って、話を聞きました。
今日は一杯で手術できないね。明日入院して、明後日手術ね。
ちなみに手術しても後遺症は残るから覚悟してね。後は手術のリスクもあるから。でも手術しないともっとひどいことになるから。
・・・
って感じで説明を受け、入院申込書など書類を受け取り、ようやく帰宅。
仕事に戻りました。
これ外国人(日本語弱い)が一人で怪我して、日本人いなかったらめっちゃ苦労するじゃん。と色々と思いを馳せながら、電話で翻訳してくれるサービスあるよ〜と会社の人に教えてもらったり、色々と勉強になりました。
そして、自分のことではないことに振り回される感じは、子どもができた時もそうなんだろうなと未来に思いを馳せ、奥さんちゃんと支えようと思いました。彼女いないけどね!
そして、両親に感謝!
その日の夜、入院申請書を代筆し、危うく連帯保証人を書きかけ、ストップし、衣服を揃え、準備万端となり、1日を終えました。
朝になり、スペイン人が通っている日本語学校に電話をかけ、連帯保証人何とかしてくださいと話をして、無事に書類を書き終え、スペイン人は病院に旅立って行きました。
今はもう、手術は成功し、無事に退院しています!一緒の部屋になった日本人と仲良くなって、日本語の勉強をたくさんできたようでよかったです。看護師が可愛かったことも功を奏した。
ある意味、本当に貴重な経験でした。
自分もそうですが、救急に付き添ってくれた日本人とフランス人、入院日に付き添ってくれたフランス人など色々な人が助けてくれて、本当に良い環境だなと思います。優し過ぎました。
会社の人たちも大変だね・・・やこういうサービスあるよ!と状況を理解してくれて、助かりました。本当にいい会社だなと思います。
あまりない経験だったので文書にしておきました!(スペイン人の彼には許可をもらいました。)
以上。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?