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プラナリア

扁形動物門ウズムシ綱ウズムシ目ウズムシ亜目に属する生物の総称。

よく紹介しているのはナミウズムシという種です。大体こいつがプラナリアと呼ばれていることが多いです。

体長は1~2cmの小さな生き物。山の小川、湧水など綺麗な水のところにいます。川底の石や枯れ葉を拾って、裏を見ると小さな黄土色したヒルみたいな奴がいます。そいつです。大体近くにヨコエビがいます。ヨコエビがいると近くにいることが多いです。

眼点が2つあって、それが寄り目しているような感じに見えて可愛らしい奴です。

大体みんな切っても再生するやつという覚え方をしているようで、最近漫画でも登場し、たまにテレビでも紹介されたおかげで名前を言ったら通じることが多くなってきました。もともと知っていた身としてはインディースの頃から好きだったバンドがメジャーデビューしたようで悲しいときもありますが、コアなファンなので涙を飲んで応援しようと思います。


なんでプラナリアが好きなの?

よく聞かれますが、可愛くてとてもとても変な生き物だから、という理由になってしまいがちです。

見ていると、なんでこんな変な生き物がこの世にいるのかと興味が増し、泳いでいるところを会話しながら2,3時間見続けたこともあります。

ヒルなどと異なり、蠕動(ぜんどう)運動をするわけではなく、体に生えている繊毛で泳ぎます。個体がそのままスゥーと移動していく様はとても素敵です。


出会いはそう、大学3年のとき。大学の授業で研究室の先輩の手伝い?みたいなことができる機会があり、そのとき仲良かったM田さんにつきました。

そのM田さんが研究していたのがプラナリア。

メダカ研と呼ばれているほど、メダカの研究が多い研究室だったのですが、教授の一人がプラナリアも好きで、M田さんだけなぜかプラナリアの研究をしていました。そのマイノリティーさにも惚れたというところもあるかもしれません。


どんな研究をやっていたかというと、とにかくプラナリアを捕まえて、切って、潰して、色をつけて、顕微鏡で見るということをやっていました。

とても酷いと思われるかもしれませんが、ご存知の通り、プラナリアは切っても再生するのでご安心を。

何百というものプラナリアを探し続け、富山(地元)に帰っても、湧水の出るところにいくなど、まだ見ぬ土地で探す見つける楽しみもあって、見つけたあとのあのウジャウジャ感も堪らなくて、楽しかったなと懐かしく思います。


つい最近、河原に行ったので、探してみました。

ちょっと川幅も広く、流れも微妙だったのですが、とりあえず探してみたところ、見事にいませんでした。

ただ、とてもイキイキしていたと言われて、いくつになっても楽しいものは楽しいんだなと気づきを得られた気がします。

たまにはプラナリアでも探しに行こうと思いました。

以上。

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