蛍探すも、、、人間の浅知恵;R2-6-8, 月曜

SKRにて施設長と昼食時のこと、タヌキと蛍の話題となった。

タヌキが夜中に裏庭にきて蛙を見つけて食べている様子がスマホ撮影されていた。もう田植えが終わる時期で、蛍はどこで観察できるか伺うと、蓮華寺池公園かもと、、、。

17時半過ぎに、車を走らせてその公園に行く。数十年ぶりの池周辺は、すっかり様変わりしていて、ちょうどお日様が沈む時刻で池周辺を散策する人が三々五々、中にはジョギングする人もいて、コロナ対策なのか反時計回りに移動する旨案内されていた。

目指す場所は池の一番奥、野外音楽堂裏にある小川らしい。まだ明るいうちにそれらしき所を下見しておけば、暗くなっても見当がつくだろうと。

ふと、展望台があるとのことで登山道にはコンクリートの横木があり、これがまあ、疲れること、、、。 同じ感想はこれ →http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2012/04/post-af71.html

暮れなずむ頃、一旦駐車場に戻り近所のスーパーで買い物。戻ってきたころには池周辺には街路灯が点灯されて、それが池の水面に映えて幻想的な風景になっている。19時半、先ほどの場所に行くと、その脇道までもが街路灯で明るくなっているので嫌な予感がした。こんなに明るいところでは、、、、、 案の定、蛍の淡い光などまるで見当たらない。次々とスマホを片手に人々は集まってくるも、、、。

日没頃にみた小川は、あくまでも人工の小川。ホームページには、そこへ幼虫を放したらしいけれど、肝心の餌となる貝のことには触れていない。普通に考えてみても、コンクリート製の土手に産卵はおろか、土壌、微生物、自然と発生した藻類、様々なプランクトンも乏しいだろう。浅はかな人間の思惑は、登山道のコンクリート横木と根底は同一だ。

自然を維持管理するための基本的心構えが欠如しているのだろう。

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