義父の清掃会社を継ぐ話(入社前)

2024年4月から義父の会社を継ぐために転職(?)をすることが決まりました。ENEOS→外資不動産→外資シェアオフィスというサラリーマン生活を送ってきた38歳、一世一代の決心で社長になる決意を固めた2024年1月。

これまで副業程度にブログやYouTubeをやったりはしていたのですが、個人事業の域を出ない活動だったので、大きな組織をマネジメントしたり、経営したりしたことはない状態。しかも清掃業界は未経験、出身地でもない埼玉県の会社、従業員もほぼ全員が私より年上で誰一人知り合いがいない。本当に右も左もわからない状況なのが今の私です。

不安とワクワクが混在していて感情の波がザワザワしているんですが、義父の事業継承を経験できるのってかなりレアだと思うので、この際日記のような形で文字に残しておこうかと。もしも今後同じような体験をする人がいれば、このノートを読んで共感や安心を持ってもらえるかな〜と思うので、ぜひ参考にしてもらえたら嬉しいなと!

なぜ義父の会社を継ごうと思ったか

正直、もともと継ぐつもりはなかったんですね。

妻と結婚する際、義父が経営者であり後継者がいないことを知っていたし、簡単なオファーをもらってもいましたが、私自身、都内の外資系ベンチャー企業でバリバリ営業していて充実していたので興味はありませんでした。

でも、ふと落ち着いて考えた時に思ったんですね。

・会社経営できるチャンスはこれを逃すとたぶん一生ない
・目の前のチャンスを逃して後で後悔しないだろうか
・38歳という年齢は経営者として適齢かも
・倒産しても会社経営のキャリアは今後役立ちそう
・自分の力を試したい

多動症で行動派で冒険家タイプの私にとって、結構魅力的な話なんじゃないの?と思い始めてきたんですね。人生一回きりなんだから、失敗しようが成功しようが挑戦すべきではないかと。リスク負って挑戦した先に人は成長するものだと。右も左もわからない環境に飛び込んでもがき苦しむ経験を、久しぶりに味わってみたいなと。

そんなことを考え始めると止まらなくなり、興味0%→10%→20%・・・というふうに妄想が膨らみました。ワクワクが止まらなくなり、妻にも相談しつつ挑戦することを決めたという流れです。

「失敗した時のリスクは考えてるの??」

もちろん怖いですよ。倒産=多額の借金を抱えるみたいな印象を持っているので、本当に大丈夫だろうかと。妻や息子に迷惑かけちゃうよな〜とか。

でも、私の過去の経験から、自分の気持ちに正直に生きることや行動することが一番大事だと学んでいるんです。大企業を独断で辞めたこと、危険と言われるネパールで1ヶ月間一人旅を断行したこと、副業禁止の会社でYouTubeとブログを始めて稼いだこと。全部やらない方が安全なのにやりたくてやった行動が自分の自信や経験になっているので、今回もその学びに沿って挑戦することを選択したというわけです。

1つ懸念があるとすれば、1歳になったばかりの息子の育児や家事ですね。妻に負担が大きくなりかねないなと感じているので、家族第一優先でなんとか必死に頑張って回せたらと思っています。

入社前の考え

まだ会社に入っていない段階なので情報がほとんどないのですが、今考えていることを書いておこうと思います。

ビジョンの理解と浸透

まずは自分自身が会社のビジョンや理念をしっかり理解したいと思っています。5W1Hではないけど、この会社がなぜ存在しているのか、必要とされているのかを知ること。これは一番やらないといけないし、現社長(義父)と常にすり合わせをやるべきだと考えています。

古い会社だし年齢層も高いので、外資ベンチャー出身の私からするとつい改善点ばかり見えてしまうでしょう。でも会社の根幹の部分は変えてはいけないと思っているし、コアな部分を大切にしながらよりブラッシュアップするのが二代目の役割ではないかとも思っているので、ここは意識したい。

IT環境の整備は必須

ホームページをはじめとしたシステム環境は整備が必要。なかなか若手人材が集まらない課題があるとのことだけど、若手が魅力的と感じる情報を発信できていないと感じる。一番はホームページの刷新、そしてオフィス移転もしくは建て替え。この2つをやれば大きく変わると思う。ただまあオフィスに関してはコストがかかるので、計画的にやらないといけないだろうけど。

あと必要に応じてSNSもやるべき。YouTubeかXか。清掃会社なのでTikTokやInstagramはあまり相性よくないだろうから、YouTubeで会社紹介の動画を作ったり、私がXを使って情報発信するのが良いかなと。手を広げすぎて中途半端はよくないので、この2つに絞ってやるのが良さそう。

謙虚な姿勢で

これが一番大事なのは明白。全くの未経験の分野で挑戦させていただくわけだから、何事も謙虚にやる姿勢は根底に持つ続けるべき。遠慮や恐縮はいらないけど、謙虚が大切。私は気の強い方ではないのでついつい遠慮しちゃいがちなんだけど、経営者は従業員を守らないといけないので毅然と謙虚な心構えがしっくりくるかな。

将来の夢ややりたいこと

いったん最後に将来やりたいことを書いておく。
現段階なのでまだまだ想像の世界だけど、書くことが大事だから。

・事業承継の魅力発信
・社会貢献の活動
・新規事業で成功
・三代目に事業承継
・年収億越え

詳しくはまだ考えてない。
ただサラリーマンでは手が届かない世界に身を置けるようになりたい。
現実派なので目先の数字や計画を重視した経営になると思うけど、地に足のついた活動で少しずつ会社を成長させていきたいなと。

以上

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