第12作目「ラブ・アクチュアリー」
【たかはC】
鑑賞作品
「ラブ・アクチュアリー」(2004)
監督:リチャード・カーティス
前回の「アバウト・タイム〜愛おしい時間について〜」が面白かったので、同じ脚本・監督の作品を鑑賞。
観る前の予備知識として、軽く情報を入れてから鑑賞することに・・・
すると、「男女19人のさまざまな愛の形」「クリスマス群像劇」「ラブコメ」「9つのストーリー」というキーワードが入ってきた。
なんか散らかってそうで、あまり面白くなさそうだ・・・
でも、評価は高く、名作と言われている。
不安になりながらも鑑賞してみた。
そして、鑑賞した結果・・・
やっぱり名作は観るべきだなと思うほど、最高だった。
今回、男女19人による9つのストーリーが入り交じった話なので、あらすじは割愛します。
まぁ、ストーリーが9つもあるので、全てのストーリーが最高というワケではないのだが、結果的にいいモノを観た感がある。
それは、いい感じに入ってくるコメディ要素。そのコメディ要素もセリフの面白さではなく、シチュエーションで笑ってしまう感じ。ここは普通にラブシーンだなと思っていると、シットコムのような流れになるので笑ってしまう。Mr.ビーンの脚本を書いているだけあって、いいシチュエーションだなぁと勉強にもなる。結構、声を出して笑ってしまった。そのコメディ要素があるから、登場人物がたくさんいるのにそれぞれの人物を好きになっていけるし、哀しみのあるシーンとのギャップも出て来るので良かった。
それと、9つのストーリーのそれぞれに、いいシーンというか、印象的なシーンが必ず入っている。そういうシーンがあるから、9つの中でも薄めのストーリーでも、その一発でやられてしまうのだ。だから9つ全部が良く感じる。
あと、もう一つは、ハッピーエンドだけじゃないのが良かった。失恋の美学というか、哀愁というか、切ないストーリーも入っているので、なんかグッとくる。実は、そっちの“愛が実らない”ほうのラブストーリーのほうが個人的には良かったような気がする。
結果、最高でした。
という事で・・・
第12作目「ラブ・アクチュアリー」
オススメ度
★★★★★★★★★★
次回予告
「イエスタデイ」(2019)
監督:ダニー・ボイル
※監督は違うが、また脚本はリチャード・カーティスの作品