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新たな出会い、そして虜に

今年のJAPAN JAMは0503.0506に参戦した。
今回は、今年初の試みとなるBUZZ STAGEのことについて書いていきたい。そして、0506の新たなバンドとの出会いを紹介したい。

まず、0506は会場に入ると同時にアナウンスで、「強風のためSUNSET STAGEを一時閉鎖しています」と会場に流れていた。運営側のアーティストやバンドの安全面の配慮、来場客の安全面の配慮により、SUNSET STAGEは終日閉鎖することが決まった。そして、SUNSET STAGEのトリであったSaucy DogはSKY STAGEで行うことが決定した。
それと同時に、SUNSET STAGEで行う予定だった多くのアーティストやバンドが会場入りをするも、演奏中止を下されたアーティストやバンドもいる。

このように、JAPAN JAM 2023の最終日は今まで通り開催することは難しくなってしまった。

SUNSET STAGEが閉鎖されることによって、注目を集めたのが、今年初の試みであるBUZZ STAGEであった。0506のタイテはケプラから始まり、This is LAST→moon dorp→あたらよ→ヤユヨ→にしな→マルシィ→KALMAである。私は、This is LASTとmoon dorp、マルシェはよく聴いているが、それ以外は正直聴いたことがなかった。
せっかくSUNSET STAGEが閉鎖されてしまい、多くのアーティストやバンドがいる機会なんだからと、トリのVaundyがくるまではずっとBUZZ STAGEにいることにした。

SUNSET STAGEが閉鎖されたことによるのか、多くの人がBUZZ STAGEに見に来ることが多かった。時にはパンパンになって規制を行うこともあった。

ここでやっと本題に入ろう。JAPAN JAM 2023 0506で出会ったのが、"KALMA"である。KALMAはTEEN TEEN TEENのアルバムは持っているが、たまたま持っていたようなただただ持っていただけというバンドだった。特に予習するわけでもなく、見てみようという気持ちでKALMAに参戦した。

裏の大きいSKY STAGEでは大人気のSaucy Dogの時間であり、一日中BUZZ STAGEにいた身からしたら、KALMAの観客は少し少ないように感じた。しかし、KALMAは違った。

リハでは、今回出ることができなかったフジファブリックの’若者のすべて'を演奏したり、マイクの調節をこだわりにこだわったりと、すごく心を奪われた。
昨年のCDJでは、My Hair is Badが前日に出演しなくなったときの代打でハルカミライが出たときの、歓声をさがしてやクリサンセマムのカバーなど、多くの伝説を残してくれた。私的にはそれくらいの伝説を、たった今"KALMA"が起こしてくれたのではないかと思った。

リハも終わり、とうとう"KALMA"の持ち時間になった。3曲目の前のmcで、「裏で大きいステージで大きいバンドや大先輩のSaucy Dog、慎也さんがやってるけどそれに負けないくらい大きい声でやってやります。KALMAを選んでくれてありがとう」と同時に、『ねえミスター僕はどうしたら慎也さんみたいになれるんだい!』と'ねぇミスター'が始まった。

そして、新曲の'アローン'。これは発表したときに、聴きたくて聴きたくて待ちに待った曲を、こうしてフェスで聴くことができてすごく嬉しかった。

その後も何曲かやり、"KALMA"お馴染みのモーソー、1分間の君が好きを計7回やった。その中の1回は、舞台袖からマネージャーを呼び、畠山は「俺はみんなの真ん中で歌いたいからマイクを持ってて欲しい」と伝え、マイクを持たせながら1分間の君が好きを歌いきった。

mcも演奏もすべてが最高のバンド、"KALMA"に出会うことができて、最高に1日になった。

そして最後に、少しVaundyの話をしたい。
ちなみに、Vaundyは前方エリアに当選し、10列で見ることができた。ときどきスクリーンに映し出される会場の様子を見ると、改めてVaundyの凄さを実感した。セトリも演出も何もかもがレベル高くて、Vaundyと私たちの一体感などを感じることができた。

こんな感じでフェスのいいところは、自分の知らなかった隠れ神バンドに出会うことができるということである。
そして、今年はBUZZ STAGEを取り入れたことによって、普段はライブハウスにこもっている多くのバンド、あまり知ることができないバンドにも出会うことができて、より一層歌、バンドに対して大きな期待感や興味を持つ、最高のGWにしてくれた。

最後に、渋谷陽一さんお疲れ様です。最高のJAPAN JAMをありがとうございました。


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