チラ詩の裏11

雨に打たれてゆらゆらり
草に紛れる一輪の
白は目立たずゆらゆらり
ひとりぼっちで寂しそう

雨が強くてふらふらり
まっすぐ立てない一輪の
花は目立たずふらふらり
守るものなどありはせず

雨が終わってぽたぽたり
今は項垂れ一輪も
水気払ってぽたぽたり
背筋伸ばして立ち上がる

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