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#2 28年間をふりかえってみる

#1のnoteから はや3週間も経ってしまいました...

先日のnote#1で書き殴ったように、来月中学生のキャリア学習会に参加します。アメリカで物理を専門として働く研究者として紹介されるようです(そんなに高尚なものではないと思ったが、確かに文字にするとそうなる...)

この学習会のコンセプトがとっても面白いです:
生徒さんたちは自身のこれからの人生で大切にしたい価値観を考えて優先順位をつける → 似た価値観を重要視する大人とマッチングしてディスカッションする(職業マッチングではない)→ さらに、生徒さんにとって優先順位が低い価値観を逆に大切にしている大人ともマッチングをする、といった流れで進んでいくようです

人生の早い段階で、職業ではなく "自分はこうありたい" という視座で大人と意見を交わす(受け身で聞くのではない)のはすごく有意義だと思います。考え出した先生すごい

生徒さんたちは本気でくるだろうから、自分もしっかりとした考えをもって学習会に臨みたいと思いました。といったものの、普段の私はぼーっと生きているもんで、もやっとした答えしか浮かびません

そこで、自分の過去と主要な分岐点を振り返り、なんで自分はいまここにいるのかを簡単に見つめ直そうと思います。たったいまからキーボード叩きを始めます。とても長くなりそうな予感

この"過去のじぶん検証"を経ることで、自身の趣味思考とその形成を考察します。特に、自分が大切にしていること・していきたいこと、好きなことを洗い出します。自分をしっかりと知ることは、爆速で走り近づいてくる30代とこれからの人生を、より素敵で充実したものにするためにとても有用なはずです!

【※私は日本で博士号を取得し、現在米国で博士研究員として働いています。小さい頃から科学や工作が大好きだった、というタイプの人間ではないです(多分。以下の考察で明らかになるはず)。いまのところ研究は好きです、楽しいので。みなさんの暇つぶしになれば幸いです】


保育園、小学生、中学生前半まで:ここまでは分岐点と言えるような尖った記憶はあまりありません。が、一度記憶の蓋を開けると面白いもので、どんどん素敵な思い出が溢れてきて幸せな気持ちになりました。

ここではそれらには触れませんが、中学生前半までの自分は、

■ そこそこの田舎でゆるりと育つ → ダラダラするのが好きという自身の最大の特徴の一つが形成される、
■ 成績はクラスで真ん中くらい、
■ 周囲の人が就いていたり知っている職業はどれもしっくりこず将来の夢は特になしという哀しげな少年時代、
■ ただ、世界中を遊牧民的に移動して演奏会をしているTAOという太鼓グループにはすごく憧れた、

といった感じでした。振り返ってみると、けっこう普通だけど、不自由ない生活をさせてもらいました。生まれてから中高時代そして今にいたるまで、両親に進路・職業選択を否定されたことは一度もなく、いつも背中を押してもらっていたように思います。まじで親すげえ。感謝です

中学生後半:私にとって2つの大事なことが起こります。1つ目は、高校受験です。中3になり、受験先を考えなければなりませんでした。その際、中学の部活の2個上の先輩で、その時は地区で一番の進学校に通っていた人が、
”レベルの高い高校はいいぞ~。周りの人がすごいから、それなりに頑張るだけでも自分のレベルがどんどん上がるからな~”
と仰ってました

なるほど、これは天才的な作戦だ、と当時の私は思いました。高校に入るまでの数か月の間頑張って、その高校に入りさえすればこっちのもんだ。あとは周りの環境に引っ張ってもらえる

そこからしっかりと勉強をし、見事その高校に合格することができました。ちなみに今でも、この受験期の学習は人生で一番集中していて効率の良いものだったと思います

この、”自分の現在のレベルよりも少し高い環境に身を投じることで、周りに引き上げてもらう作戦"は、この後の私の人生の基本戦略になります

2つ目の大事なことは、塾の先生との出会いです。中学2年生の中盤から塾に通い始めました。友人のお兄さんが通っていた、個人宅の一室を使った小人数向けの個人塾です

この先生がとても面白い。女性のおばさん先生だったのですが、とにかく楽しそうに授業をしてくれました。海外に短期間住んでいたことがあるそうで、特に、英語の授業が楽しかったです。その日にやる内容を早く終わらせられたら、スクラブルという英語の単語を使ったボードゲームを一緒にプレイしました。中学3年生の後半の方は、スクラブルばっかりやっていた記憶があります。間違いなく先生が一番楽しんでた

この先生との授業は、学力の向上に関しては(?)なところも多いですが、こんなに楽しそうな大人もいるんだ、と当時の自分に新鮮な大人像を与えてくれました。いまアメリカでなんとか英語で暮らしていけてるのも、この先生とスクラブルをして英語に対する苦手意識がつかなかったことが理由の一つだと思います(多分、おそらく、きっと)

ポジティブな心持ちと態度で人に接すると、低確率かもしれないけど、その人の考え方や人生をポジティブな方向に方向づける、と教えてもらいました


、、、ながい!!!28年間全然振り返れません!ひとまず14年間くらい振り返りました

キャリア学習会までに振り返りを終えて自分の確固たる信念を彼らに示すことができるのだろうか。キャリア学習会本番で、”オススメはスクラブルです!”とか言わないようにしないと...

論文執筆に戻ります(嘘です、寝ます)

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