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天満駅にて

久しぶりに高校時代の部活動の同期に会った。四、五年ぶりの再会は彼女らからのお誘いだった。
行ってみると、片方の一人が結婚することになったのだという。もう一人は既に知っていたようでうんうん横で頷いていた。
あぁ私はこのために呼ばれたのだと思うと、何の理由もなく誘ってもらえなかった寂しさが混ざってしまって、おめでとうの言葉に濁りがなかったか今思い返すと少し不安だ。
私を含め五人しかいない同期達。その内二人は呼ばれてすらいないので、まだ呼ばれるだけ良かったのかもしれない。彼女らは私とはまた会いたいと言ってくれた。その言葉は純粋に嬉しい。だから結局私はまた何かの理由にかこつけて誘われてそれを喜んでそうしてオリンピック並みの周期でしか会わないような関係が続いてくのだろうと思う。

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