怒られ慣れない。

怒られることにいくつになってもなれない。

怒られるというよりも
自分のやり方と違うとき、
たまにこーした方がいいんじゃない?
って教えてくれるひとがいる。

それまでの自分の考えを覆されたような気持ちになって、すごく落ち込んでしまう。
ずっと変わらないなぁこれは。

どこに行ったって
わたしのことを言いように言ってくれる人も
悪いように言う人も
とても親切にしてくれる人も
意地悪にされるときもあると思う。
だから慣れるじゃないけれど
どうにか、この感情には向き合って
乗り越えるしかないんだと思う。

わたしはきっとこれから
違う地で、また新しい生活をしていく。
一人暮らしから二人暮らしになっていく。
もう10年くらい1人で生活してきたから
家族の元へ戻るとしても、
でも前の家族の形とは
どこか違うと思う。

母と二人暮らし。

父が建ててくれて、
父と母が一生懸命に色んなことがありながらも
ずっと一緒に暮らしていけていた家。

父が亡くなってから
母は少しか弱くなったし、弟は少し優しくなった。


新しい暮らしがたのしみだなと思う反面、
今の暮らしも終わりが迎えるんだなと
ちょっぴり寂しい。

わくわくとどきどきとソワソワと
色んな気持ちが行ったり来たり。


早く、次の暮らしの準備をしていかなくては
いけないな。

もう少しで桜が咲きそう。

風もほんのり暖かく、気持ちがいい。

日中は上着なんていらない。

こんな季節が来て、嬉しい。
けども今、このときに、父はいないんだなぁと思うと切ない。

感染症や戦争、
色んなことが起こるなかで、
父の不在をなんだかすごく噛み締める。
寂しさで泣けてくる。


去年の秋、父の余命はあと半年と言われた。
その時、一緒に桜が見れるといいね。前に一緒に見に行ったおっきな桜見に行きたいな。って
言いそうになった。
本当は言いたかったけど、言えなかった。
これが、父じゃなくて、入院している患者さんなら
私は言えていたと思う。

身近な人には、大切な人ほど、
こんな時にかけてあげたいけど
なんて声をかければいいかわからなかったことを学んだ。

それともう一つ。

笑って〜と声をかけられながらカメラを向けられて
満面の笑顔を向けられるのは、
本当に安心している相手なのだなとおもう。

母と父と私と3人で
神社に行った時、
みんなで写真を取り合いっこした。

母が私と父を撮るときに、
はい、笑って〜と言ったとき
2人ともとってもいい表情をしていた。

生きていると
時々、父を思い出して
ものすごくやるせ無くなるときがある。

前のように毎日泣くことはなくなったけど
とてつもなく寂しくて悲しくて
泣き喚く夜もある。

そんなときを知っているのは
自分だけ。
全部を知っているのは
自分だけ。


そう思うと
色んな感情が湧き出てくることもあるけど
全部自分で乗り越えなくては
きっといけないんだろうな。

時間はかかるとは思うけど
色んなことに気づいてこれたから
きっとこれからも大丈夫。


外もだいぶ陽が落ちてきました。
帰ろう。
家を出る前に洗濯機を回してきたから
帰ったらもう終わってるかな。

めんどくさいことも多いけど
とりあえず体を動かしていこうと思います。

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