半導体産業とコンピュータ産業は水と電気を食らう

台湾のT S M Cが日本に巨大工場を建設中です。今や日本は半導体産業を地方自治体が競争で誘致し、国も多額の補助金を出しています。それは半導体関連工場だけでなく巨大データセンターにも広がっています。

日本の電力供給は大丈夫でしょうか? これらの産業は多くの労働者は必要ありませんがロボットや多くのコンピュータが稼働します。そしてそれらは多量の電気を消費します。電力が足りなくなったからといってこれらの企業に節電をお願いすることは無理でしょう。

地球温暖化で気候は変動しています。今年2024年は梅雨の期間が短くなりそうです。期間が短くなっても雨量の合計はあまり変わらないと気象予報士がT Vで説明していました。しかし、短期に雨が降るときは豪雨が多くなり、雨は洪水となり海に流れてしまうので山には貯まりません。そして山に水がなければいずれダムが減水となり電力供給に影響が出ます。

海外からの企業誘致のために原発建設を再開するとしたらこれは極めて危険なことです。誘致する半導体工場は後工程が殆どと推測しますが、前工程の工場を作ると今度は大量の水を消費します。リニア新幹線工事が地下水に大きな影響を与えたことが大きく報道されました。半導体の工場が多量の地下水を汲み上げれば地下水に影響が出ることも考えられます。

専門家が検討されているとは思いますが、海外からの企業誘致で電気と水の供給に問題が出ないか大変気になります。人口が減り、ロボットやA I(コンピュータ)の活用が増えれば同様に水と電力の供給が心配です。