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住谷美帆サクソフォンリサイタル

今日も宗次ホールへ行きました。
めずらしいサクソフォンのリサイタルです。
サクソフォンについては昨シーズンの名古屋フィルの定期演奏会で上野耕平さんがサクソフォンのコンツェルトを弾いてサクソフォンの音色のすばらしさと多種多様な響きを持っている魅力の楽器だと感じました。

今日は住谷美帆さんがサクソフォン、AKIマツモトさんがピアノで室内楽アンサンブルになります。
このチラシを見たときにメンデルスゾーンのヴァイオリンソナタとなっており、速さと切れ味のある曲なので、サクソフォンで弾けるのかという疑惑を持っていました。そういうこともあってこのコンサートに行きたいと思いました。

前半が現代音楽やジャズっぽい音楽ありのプログラムで後半はメンデルスゾーンになります。
前半がアルトサクソフォン、後半がソプラノサクソフォンでの演奏になります。

住谷さんのトークがうまくてわかりやすかったです。

■アンドレ・ジョリヴェ/幻想即興曲

20世紀のフランスの作曲家ですが、抒情的なところとリズミカルなところがあり、短い曲でしたが、サクソフォンの楽器の魅力がわかるオードブルみたいでしたね。

■ラフマニノフ/ヴォカリーズ

今年はラフマニノフイヤーで生誕150年です。
元々は歌曲でしたが、いろいろと編曲されていろいろな楽器で演奏されますね。
サクソフォンはメロディーの曲でもメロディーラインがきれいに出るし、音色もすばらしいですね。すばらしいヴォカリーズでした。

■クリスチャン・ロバ/サンバ

きれいなメロディーのヴォカリーズの後は現代音楽になります。なんだこの音楽はという感じの音楽でしたが、サクソフォンの技巧のすごさが際立つ曲でした。
自由自在にサクソフォンを操るというのがチラシにも書かれていますが、これはすごい演奏でした。

■エルヴィン・シュルホフ/ホットソナタ

今度はジャズ系の曲です。ピアノのAKIマツモトさんがジャズの方も得意にしているピアニストでジャズのリズミカルなところにもサクソフォンは合いますね。

前半のプログラムではサクソフォンという楽器の引き出しの多さにびっくりで、いろいろと勉強になりました。

■メンデルスゾーン/狩人の歌

メンデルスゾーンの無言歌集の中のひとつです。
無言歌はピアノ曲ですが、チェロやクラリネットに編曲されたものを聴いたことあります。どの楽器に編曲されても魅力的ですね。

メンデルスゾーンはソプラノサクソフォンに持ち替えて演奏されましたが、メンデルスゾーンの音楽にソプラノサクソフォンの音色がフィットします。すばらしい音色に感動でした。

■メンデルスゾーン/ヴァイオリンソナタ

今度はヴァイオリン曲です。
弦楽器と管楽器では息つぎがあるかどうかの差があり、管楽器で弾くのはかなりハードです。
さらに冒頭でも言ったようにスピード感と切れ味がある曲なので、かなり難しいと思いますよ。

しかし住谷さんの演奏、すばらしかったですね。
まずはソプラノサクソフォンの音色がすばらしいです。スピード感が弦楽器で聴いているのと比べても遜色無いです。
すばらしいメンデルスゾーンを聴くことができました。

■アンコール

アンコール前は写真撮影が許可されているので、撮りました。
アンコールはメンデルスゾーンの無言歌集の1曲である春の歌です。
メンデルスゾーンのおかわりアンコール、すばらしかったです。

今日はサイン会もありました。
並んで2人のサインもらいました。
大切にします。

住谷さんのサクソフォンのCDも購入しました。
まだ聴いていませんが、展覧会の絵があります。
後でゆっくりと聴いてみます。

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