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レトロゲーム遍歴AVG編その2

その1でお話したチュンソフトさんの「街」のザッピングシステムにハマりセガサターンを持っていた私が次にプレイしたのが当時コンシューマに移植されたのがセガサターンだけだったあの名作です。

「EVE burst  error」

主人公が小次郎とまりなの二人いるマルチサイトシステム。
両方の視点から別の物語を追いつつ次第に絡みあい両方のシナリオをクリアすると3番目のシナリオに突入するというゲームシステムでディスクもシナリオ分の3枚組でした。

主人公の1人の小次郎が大好きでした。
プレイしていた最初の方は小次郎が好きだからずっとプレイしていたようなものです。
小次郎の声を子安武人さんが演じていたのだけれども演じ方がキャラに合っていてピッタリなんです〜
子安さんが演じている他の作品でのキャラは真面目なキャラとか敵役とかそういうのばかりなんですよね。
最近だと「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」「進撃の巨人」でも出演されているけどお約束の真面目なキャラなんですよ。
EVEで子安さんが演じた小次郎は三枚目と二枚目のバランスが絶妙なキャラクターで子安さんの演技込みで小次郎が大好きでした。
EVEはドラマCDがいくつも出ているのですがどうしても欲しかったので手に入れるためだけにヤフオク(あの当時の話ですよ〜)のアカウントを作ったくらいガチなファンでした。
EVEは魅力的なキャラがたくさん出ているのも良かった。
小次郎の元恋人の弥生やまりなの上司の甲野本部長も大好きだった…でもどちらも演じた声優さんがすでに亡くなられているんですよね。
それにEVEを作ったゲームクリエイターの剣乃ひろゆき(菅野ひろゆき)さん自身もすでに亡くなられています。
リメイクされたり続編が出ていますが別の方がシナリオを続けたり声も別の方がやってるんですよね。
まりなは現在三石琴乃さんが演じていますが私の中ではサターン版の岩男潤子さんのイメージがまだ少し残っています。
声優さんって重要な役割なんだなと感じるきっかけになった作品でした。
ゲームはアニメと違いテキスト量が多いためプレイヤーがスキップしなければ膨大な量の台詞をこちらも聞くことになりますから声優さんの役割がとても重要になります。

また「EVE」の場合キャラが魅力的というだけの作品ではなくてシナリオが良いのです。
菅野さんの脚本が素晴らしいのです。
当時EVEの結末に衝撃を受けてガチで何日かへこみました。
たかがゲームの内容ごときで衝撃をくらうこともあるのかと知ったのもこの作品が初めてでした。
それから菅野さんの作品をプレイし続けました。

「DESIRE」
「この世の果てで恋を唄う少女YO-NO」
「エクソダスギルティー」
「十次元立方体サイファー」他

私が特に好きなのは「EVE」と「DESIRE」です。
どちらも名作だと思います。

菅野さんの作品はループする話だったり時空も次元も超えたりするようなSF的な要素とスパイや探偵が登場するハードボイルドとミステリー要素のバランスが絶妙なのです。
どの作品にも共通するのは哀しい子が物語に登場するんですよね。
単純に話が悲しいから泣けるとかそういうのじゃなくて胸が痛くなるんです。
無邪気なキャラも多く…話の展開上プレイするにつれて愛着も出てきますし切なくもなるし辛くもなるパターンです。

特に「EVE」は人気が出たのでシリーズ化され続編がたくさん作られました。
けれども続編が出るたびに全てが劣化していったし私個人としては穢された気分だし無理に焼き直しのような続編をあまり出してほしくなかった。
シリーズのファンとしてはとても複雑な気持ちでした。

それが公式が正式の続編として出したのが最新の続編の「EVE rebirth  terrer」なのですが昔からのEVEファンからの評判がかなりいいらしいです。

その流れで2022年今年の春にもシリーズ続編の新作が出るようなのでかなり久々だけれども続編をプレイしてみてもいいかなって思いました。
しかも今度の新作はキャラデザが昔の絵柄の田島直さんに戻るため昔からのファンとしてはとても嬉しいです。

最後にYouTubeでEVE burst errorの魅力をゆっくり解説している動画があったので共有します。
私もこの方と同じで気持ちですね〜12分の動画で上手くまとめられていました。
今から初めてEVEシリーズをプレイする場合どれを購入してプレイすればよいかの説明も動画の最後に説明があったので興味がある方は参考にしてみてはいかがでしょうか───

という事でゲーム遍歴その3に続きます。

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