見出し画像

「飼っていた猫との別れ」続・自分の過去の体験から思う本音

こちらの記事の続編の話になります。

当時の話ですが死にたくなるくらい辛い状況の中で誰にも頼れない相談も出来なかった私は…
当時飼っていた猫に向かって自分の本音とかもろもろを泣きじゃくりながら話したことがありました。
精神的にもヤバかった私は猫に向かって、このように話しかけていました。

ここにこのまま住まないといけない人生なら私は死ななくてはならない…
だから私は引っ越ししたいんだけど君を一緒に連れていくには条件が(ペット可の住まいと環境)必要となる。
仮にもし君がいなかったとしても、どっちにしろ引っ越せない現状なんだけどね…
ねぇ君だって住み慣れた環境でここで自由気ままに人生をまっとうする方がいいよね。
別の場所に引っ越したり私と別々になったりするのは嫌だよね?
私は今とても辛いんだ…
どうしたらいいんだろう…
君とずっと一緒にお互いが終わる日まで周りの大人が言うように、ここにずっと住み続けるべきなんだよね?
おそらく、それが君にとっても周りの大人達のためにも一番いい選択肢なんだろうね。
でもね…
私はそこまで保つのかな…
もう駄目かもしれない。
辛い
辛い
とても辛い
もう限界なんだ…
ねぇ私はどうしたらいいの?
どうしたらいいと思う?
それとも…
もしもだけど新しい場所に引っ越せたなら君は私と一緒についてきてくれるかい?

もちろん猫が何かを言ってくれるわけもないんですけどね。

そのあとのこと猫がやたらと私の膝の上にしつこく乗ってきてずっと離れない変な日がありました…

その次の日の朝、交通事故で猫は逝ってしまいました。

今でもこの時のことを思うと涙が止まりません。

タイミングがタイミングなだけに

私が君を殺してしまったんじゃないかと

昨日の君の行動は私にお別れにきたんだね…

なんで私は君にあんな話をしてしまったんだろうって深く後悔しました。

私が話したから君は逝ってしまったのかと思うしかないような現実。

そして君からの答えは

僕がいなければ君は自由になれるだろう。
どうか死なないで生きてほしい。

って言ってるような気がしました。

その猫の写真はこの1枚だけ

私にとっての「贖いの聖者」はこの子であり私の弱いきもちを代わりに請負って贖ってくれたのです。 

不思議なことが他にもあって何人かの方から詳しい経緯とか話してないのに猫の写真を見せると同じことを言われることが度々あります。

「前に大切に飼っていた猫なんですよ〜もう死んじゃったんですけど唯一残ってる写真がコレしかなくて〜」

えっ不思議!なにこの写真?!
この写真の子、生きてる…
まるで魂があるみたい
そうか…
あなたを守ってるんだね

つて言われたことが何回かあります。

そう言われる度に守られてるのかな
「どうもありがとう」って思うのです。

この子を元に描いた漫画がYouTubeの動画にUPした「ちりんちりん」です。

その後の当時の私の話をしますと漫画養成学校を卒業したあとも同じ本屋でずっとバイトしながらダラダラと生きていました。
当初自分で死のうと決めていた24才まではダラダラと生きてみるかと思っていたので魂が抜けたようにただ漠然と時が過ぎるまま生きていました。
そんな時に母が財布を拾ったというのです。
でも財布の中身を見たらお金は1円も入っていなくて免許証だけが入っていたんです。
私「これってお母さんが拾う前に別の誰かが財布を見つけて中身だけ盗んだとかじゃないの?変だよ」
私「これ警察に届けにくくない?拾った場所も土手なんでしょ…それもなんか変だと思う」
母「そうなのかい?じゃあ、このまま落ちていた場所にこのままの状態で戻して置いてこようか」
私「でも置いているところを誰かに見られたりしたら面倒だし誤解されたりするよ。ほんとはそのまま無視するのが一番だけど…」
私「でも落とした人は(財布を擦られた人なのかもだけど)免許証がなくなって困ってると思う…免許証だけでも郵送してあげようよ」
それで母と一緒に免許証を郵送するために郵便ポストに出しに行った時にポストの上にあった不動産屋の広告がふと目にとまり、とても気になってしかたなかったので、そこにダメもとで売買の相談をしたのです。
そしたらなんと家が売れたんです。
今までどんなことをしても売れなかった物件がこの時は奇跡的に売れました。
そうして私と母の二人だけの力で他の誰にも頼らずに引っ越すことができたのです。
新しい引っ越し先はペット禁止の住まいだったので結果的に猫がいなかったから選択肢が広がり引っ越すことができたのも事実です。

引っ越したあとは抱えていた問題がなくなり普通に生活できるようになって就職活動をしてバイトではなく別の大きな書店に正社員として就くことが当時できました。

奇跡ってあるんだと思った体験でした。

だから、いま生きてる。

これが私の過去の体験から思う本音です。
奇跡も起こることがあるよという話でした。

とりあえず
あの子には感謝をしています。

自分が強くなることであなたに感謝を返することができ諦めずに生きていくことが私の贖いでもあるのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?