6秒間待てない男によるアンガーマネジメント学序論
こちらは 対偶TUT Advent Calendar 2023 5日目の記事です。
昨日はSessさんのゲーム紹介でした。面白そうなゲームでいっぱいでしたね
はじめに
初めましての方は初めまして、今回の講義の担当をします、豊橋技術科学大学2年情報知能工学科でのびのびやらしてもらっている、もってぃと申します。
今回の講義ではアンガーマネジメント学序論ということで、皆さまにはアンガーマネジメントについて私なりの言葉で教えていけたらいいな、と思っております。
あまり良い話ではなく、持論ばかりで科学的根拠もありませんが、そもそもアンガーマネジメントにも根拠というものがかなり曖昧なので(もてぃ調べ)、どうぞ読んでいただけると幸いです。
※アンガーマネジメントについて真剣に学んだ方は、恐らく6秒を何度も数えてしまう内容となっています。
そもそもアンガーマネジメントとは
そもそもアンガーマネジメントとは何か?
皆さんも怒りを感じたら6秒待てみたいな話は聞いたことはあると思います。いわゆるそれですね(適当)。
ちなみに日本アンガーマネジメント協会とかいういかにも胡散臭そうな協会のホームページには以下の通りに書かれていました。
特に面白みもないので、読まなくて結構です。
要するに怒りをコントロールしようということです。
怒り……感情……心……?
心を……コントロール……?
マインドを……コントロール……?
6秒ルール、なぜ6秒?
冗談はさておき、皆さんは6秒ルールがなぜ6秒なのか知っている人はいますか?シンキングタイムは6秒!6、5、4、3……2……1……0……ぜろ……ぜろ……
はい。答えは、偉い人がそう決めたからです。
は??いや、怒りのピークが6秒間だからだろ!いい加減にしろ!と思ったそこのあなた!!!!
全員が全員怒りのピークが6秒な訳がないとも思いませんか?絶対に個人差が出てくるはずです。でも全員が6秒というのが特に否定されていないのは、何か理由があると思いますよね?
そこで調べてみました!
どうやらグーグル先生を使って調べて一番上のページを見てみたところ、これには前頭葉の働きが関係してくるらしいです。(ソース:脳科学から「怒り」のメカニズムに迫る! カチンと来ても6秒待つと怒りが鎮まるワケ)
脳の中で大脳辺縁系という部分は、感情を生み出すときに活性化します。そして今回の主役の前頭葉には、大脳辺縁系、つまり感情の働きを抑制する働きがあり、前頭葉が働いているといわゆる理性が働いている状態になるらしいです。そして感情、今回でいうところの怒りを発生させてから個人差がありつつもだいたい3~5秒後に前頭葉が働くようになると。
つまり、まぁ3~5秒くらいで理性が働くようになるはずだから、余裕を持って6秒待てって言っておこうぜ!!!!ってことです。
実際に6秒で怒りは収まるのか?
では実際に6秒間で怒りが収まるのか?
実はこれは怒りが収まるわけではない、と日本アンガーマネジメント協会さんがなんと明言しています。
はーつっかえ、じゃあアンガーマネジメント意味ないってこと?と聞かれるとどうやらそうでもない模様。
6秒ルールの真の意味は怒りを収めるのと同時に、怒る際にも理性的に怒れるようにするためにあるということです。怒ってもいいけど理性的に怒って、言い過ぎたり、暴力に走ったりしないようにしようね!っていうことらしい。
だから6秒くらい待って前頭葉が働いてくるのを待つ必要があったんですね。ここテストに出ます。
6秒……?長すぎるぜ──!
ここまでの話で、6秒待つ理由とその効果を簡単に理解していただけたかと思います。で、ここからが本題です。
そもそも6秒間も待てねぇぜ!!!!!!!!!!
えぇ……って困惑する方もいらっしゃると思われますが、
プッツン!!ファイ!!!!!!!!
お前だけは存在してはいけない生き物だ(炭治郎)
と、私はいつもなってしまいます。愚かですね。
……もしかして6秒待てる方ですか?
もし6秒ちゃんといつも待てる方がいたのなら、この場で評価Sを確定させるので申し出てください。あとこの後の講義も聞かなくて大丈夫です。
そもそも6秒の状態にしなければいい
6秒が待てなさすぎる……。
そこで私が至った結論がこちらでございます。
そもそも6秒ルールを発動させる条件にできるだけならないように立ち回るにする。
は?なんやお前?と思った方も多いと思います。
ですが、どうしようもないくらい短気な人はこういった対処法の方が効果的だと思っています(経験談)。
実際に私もこれを意識するようにしてからキレる回数が劇的に減っています。キレないと体力をあまり使わないで済むので、タイパとか言ってわけわからんくらい効率的な生活が求められている現代日本人たちにおいてかなりのメリットがあると思います。
いや、それは怒りと向き合っていない状態であって、アンガーマネジメントとは言えないのでは?
怒りと向き合えないからしょうがないでしょ!!!
というわけで私の知っている6秒ルールを発動しない、させにくい方法を3つほど紹介していこうと思います。
その①、怒りに点数を付ける
まず1つ目は、この怒り……5点!!!!みたいな感じで点数をつけるようにすることです。イラつき度が高いものは高得点にしましょう。点数が低い奴は、「ピピッ……イラつき度たったの5か……ゴミめ……」と落ち着くことができます。
点数の幅はいくらでもいいですが、点数が小さいとだいたいインフレしがちなので、最初から0~100点ぐらいにしておくのがいいと思います。
このメリットは、点数を付ける工程を挟むことで割と6秒がすぎるということです。
そして他人ではなく独自の基準で怒りの採点を行うことにより、怒りという感情に対して自分の中でどれが一番効いてくるのかが判断できるようになってきます。
一見最高な方法かと思いますが、これには欠点も存在します。
この怒り……100点!!!お前を絶対に許さない!!!
になる可能性があることですね。
個人的にはこうなったら殴っていいと思います。
その②、ギャグに昇華する
皆さまはやばいクレーマーのSUSURU TV.をご存知でしょうか?
パロディやオマージュなど、様々な方法によってインターネットで擦り続けられているちょっとしたミームの1種です。
知らない方のためにもリンクを貼っておきます。
この中では「卓上調味料を全部倒してしまいました~~!!」や「殺すぞ~~~~!!!」といった怒りを表現するに大変向いている言葉があります。そして自分が怒っている時にもこれを使えば、ちょっとギャグ感が出てきて少し気持ちが落ち着きます。
使っていいのはSUSURU TVだけではありません。時と場合に分けて相手が分かりそうなネタを使いましょう。ほぼ身内ノリに近いので。
分からなかった場合、それはネタではなくただの暴言です。
普通にキレた時よりも空気が凍ると思われます。やった!頭も冷えるね!
その③、筋トレ
筋トレです。筋肉を増やしましょう。
パワー!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
これは決してふざけているわけではありません。
一応理論的なものもあるのですが、そういったものはあまり面白くないので、根性論的な観点からお話させていただきます。
前提として、争いは同じレベルの者同士でしか発生しないということを念頭に置いてください。
相手より優っていることがあると人間には余裕が出るものです。
それの余裕は心に現れ、態度に現れ、思考回路に現れ、ありとあらゆるところで穏やかになれます。
そこで手っ取り早くはないですが、一番効果的なものは筋肉だと思っています。筋肉を増やして、自分の生物としてのレベルを上げてみましょう。
考えてみてください。なんかヒョロヒョロな明らかに自分より肉体的に弱いオタクがレスバを仕掛けてきた様子を。「こいつ……殴ったら死にそうだな」ってなりませんか?
羽虫が周りで飛んでいるようなめんどくささはありますが、正論パンチされても私は怒りにまで発展することはあまりないです。なんか可哀想な生き物がいるように感じますね。
要するにその対象を筋トレによるレベル上げでヒョロっちい不健康そうなやつらから、ほぼ全ての人類に当てはまるようにするだけです。
あと、日頃の積み重なった怒りを筋トレにぶつけるのもかなりいいです。
「あの教授の授業全くわかんねえんだよ!」とか「あいつ否定ばっかりしかしなくて自分の意見出さねぇじゃねぇか!」とか日常には恨みつらみがたくさんあると思うので、そのストレッサーをぶん殴るのを夢見ながら腕立て伏せをしてみるのが良いかもしれません。
実際に殴るのかはその時の筋肉に聞いてみましょう。きっとあなたを良い方向へ導く選択を筋肉がしてくれるはずです。
最後に
いかがでしたか?
私は映画館で殴り合いをしてからアンガーマネジメントについて考えるようにしており、おかげさまでそれ以降は怒号を発することはなくなっています。
怒りが湧いてきてつい自我を忘れそうになるたびに、あの時のこと思い出して、友人と交わした「契り」を守るためにそっと我慢しております。
皆さまの中にも怒りのあまりやりすぎてしまった経験のある方がいるかもしれませんが、そういった人はこれからに気を付けて、そうではない人もこれから暴れないようにアンガーマネジメントしていってください!
これにて講義は終了です。
明日はもってぃ先輩の「自己肯定感リジェネ男による自己肯定感爆アゲ理論」です。お楽しみに!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?