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そだてくエッセイ15//居場所はだれが決めるの?私だよ。

おかあさんはいう。

「どうしてみんなと遊ばないの?」

「どうしてひとりでいるの?」

「どうしてみんなの前で声がでないの?」

「どうしてみんなと楽しそうにできないの?」

「どうしてみんなと一緒に行動できないの?」

だけど。だけどね。

私はここでいいんだよ。

いつも誰かと一緒には遊べない。

一人でいたいときもある。

みんなと同じ輪の中に今はいなくていいんだよ。

もう少しみんなを輪の外からみたいんだ。

どうやって楽しむのかな。

どんなことでみんなが笑ってるのかな。

もう少し一人での時間を楽しみたい。

今は別のことがしたいんだ。

だってなんか気になることがたくさんあるんだもん。

これといって理由はないかも。。。。。

わたしはここでいいんだよ。

おかあさんにこうしろああしろっていわれても

ここでいいんだよ。って決めたのは私。

もう少ししたら輪に入ろうかな。

今いる場所を否定しないで!

おかあさんは自分の子もみんなと同じが安心します。

輪の中にいれば心もざわざわしません。

でもよくみてみて。

輪の中にいる子たちもそれぞれの居場所がある。

一番外でいい子。中心じゃないといけない子。

誰かにちょっかい出してうろうろしている子。

ちょっと無理して笑顔の子。ただ楽しい子。

輪の中でじっとみんなを観察している子。

輪の中であろうが外であろうが

その子が選んでそこにいる。

外の子は、実は輪の中に入りたくて

ウズウズしてたりもする。

お母さんは入るよう促したくなるけれど、

入るタイミングも自分で決めるんです。

だから、

そっと見守ろう。

もしかすると、一歩踏み出せるような勇気づけの言葉がけはしてもいいかな。

もし子どもが自分だったら。

どんなことばが安心するだろう。

ひょっとしてことばは必要ないかもしれない。

自分だったらどうしてほしいか考えてみよう。

(集団が苦手なお子さんがいます。学校という特殊な環境は、そんなお子さんにとってとてもつらいところです。無理やり行かせようとすればするほど、ただただ苦しいだけです。もちろん行けることに越したことはありません。だけど、苦しみながらいく場所に、その子にとってよい影響はないような気がします。こころが元気でたのしんでいないと、自分から行きたいと思えないと、そこでの刺激は痛いだけだし、そこでの学びが入る余裕はないと思います。)


小さな積み重ねが誰かのために。いただいたサポートは今後の親子支援の助けになります。先ずは、今企画中の「今どう考える?子どもの育ち」で募集した作文の冊子作成のために使います!よろしくお願いします。