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映画「SKIN」について

はじめまして、MOTTOのP子です。
映画鑑賞や読書が趣味なので、自分なりにオススメしたいなと思い、
マイペースに書いていきます。
さて今回は、かなり色々書きたいものがあるんですが、
昨夜NETFLIXで観たばかりの短編映画「SKIN」を取り上げたいと思います。

2018年に制作された、ガイ・ナティーヴ監督の短編映画。
のちに長編も制作されています。
ジェフリーとクリスティ夫婦、息子トロイの一家と
アフリカ系家族がスーパーですれ違い、些細なことをきっかけにして
起きてしまう悲劇を描いた作品。
20分という短い時間ですが、無駄なシーンが一つもなく、
胸が苦しく脳に焼きつく衝撃的なずっしりとくる映画でした。
前半は仲の良い家族のドキュメンタリーのように感じる映像だったので
後半はよりリアル感が増して観るものに迫ってくるようで、
目を覆ってしまいたくなるくらい残酷なラストが待っています。

私たちは見ることで多くの情報や印象を受けて判断する。
そして子は親を見て育っていく。
白いか黒いかといった肌の色、あまりにも悲しい対立する歴史があって、
今なおその意識は根強く残っている。
人種差別問題をテーマとしつつも、私たちに多くのことを訴えかけてきます。小さな、「たくさんの才能を持った」未来ある子供たちの見たあの出来事を、彼らがこの先もずっと抱えていくということ、
そしてあの母の立場を思うとやりきれません。

いきなり重めな作品を取り上げましたが、色々なことを考えさせられる衝撃作、必見です。
次回はめちゃくちゃ語りたいことの多い話題作「House of GUCCI」について書きたいと思います。

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