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元沖縄県知事 仲井真弘多氏の「真実の声」を沖縄出身 26歳が聴いてみた

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はじめに
僕は、沖縄県生まれ、沖縄県育ちの20代
学歴もなければ、政治に詳しいわけでもない、また沖縄の自治問題についても、ニュースでみて、祖父や知人と話をする程度で何かしら行動してきたわけではないです。

僕は、頭も良くないし、なんならゴリッゴリの理系で文章を書くのも苦手ですし的外れなことを言っている場合もあるかと思います。そのことについては、「批判的な意見は受付ません」とは思っていません。むしろ批判的な意見こそ、僕の成長に繋がる意見として取り入れていきたいと考えています。

この記事では、沖縄の若者の「声」のひとつとして読み進めていただきたく思います。

この記事を書くにあたって、
『自尊自立であれ』 著者:OX(オックス)メンバー
を購読しました。

本書では、仲井真氏が「生の声」で語った、ことをあくまでも中立的な立場でまとめている。沖縄には、「基地反対!!」みたいな本は山ほどあるが、こういった中立的な立場から、沖縄のことを論じている本をあまり見たことがない。

書店で見かけた際には、ぜひ手に取って欲しい一冊です。


1.感染防止対策は、「沖縄県に学ぶべし」と言われた

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2009年に新型インフルエンザが流行した際、仲井真県政は、医師会や医療機関など多くの専門と素早く連携を取り、感染防止に効果をあげた。

現在、沖縄県の新型コロナウイルス感染防止対策はというと

スピード感に欠け、対応が後手後手

聞くところによると、専門家会議にも顔を出していなかったとか…

10万人当たりの感染者数は、全国トップを何度も記録し、一県民としては県の対策について疑念を抱かざるを得ないです。


2.失業率を下げ、有効求人倍率ぶち上げを加速させた

仲井真氏は、2006~2014年の期間沖縄県知事を務めたが、その期間失業率、有効求人倍率を改善を加速させている。

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具体的には
復帰後の沖縄の失業率6~7%(最悪は9%)から、就任直後7%代だった失業率を4%代まで勢いを伸ばし、2019年2月には、全国平均を下回る完全失業率2.1%、そして当月の有効求人倍率も1.21倍に伸びたと報告されている。

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仲井真氏
 沖縄県は、新規企業の発生(起業)は多いが、その代わり廃業も多いという沖縄の特殊な企業形態でした。要するに産業がなかなか育ちにくい風土があって、そのため長期雇用の場が確保しにくい。働ける若年労働力の増加に対s手、雇用を吸収できる企業の数が追い付かない状況があった
 私の前に、二期8年間、県知事をなさった稲嶺恵一さんはさすがでしたね。私は失業率改善に取り組みましたが、基本的には稲嶺さんの経済路線を引き継ぎ、それを加速させていったのが真相といえます。

このように述べています。

僕の率直な感想としては、自分の実績を誇ることなく、謙虚な人だと感じました。(カッコいい☺)そして何より、就職活動の際に氷河期と呼ばれることもなく、就職先を探すことができたのは感謝でしかないです。(ありがとうございます)


3.世界がターゲット

仲井真氏は、知事に就任するにあたって、一期目から一貫して最重点政策に掲げてきたのは10年後を目途に「観光客年間1000万人、外国人100万人達成」を目指して取り組んできている。

知事就任1年目の2006年度の観光客数は約563万人だったが、退任時の2014年度には717万人となり、県政が変わっても、その影響は大きく観光客は好調を続け、2018年度にはついに1000万人を達成している。

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また、観光客増加に対応するため、いち早く手掛けたのが、那覇空港の大幅改造、規模拡大、そして全行的な各航空路線の誘致のほか、東南アジアを中心にした世界各地からの航空機の乗り入れ拡大を図った。

具体的に行った内容については、本書を是非お読みいただきたいです。


4.年間800億円の一括交付金(ソフト)で「自尊自立」の経済繁栄をもたらす

2012年年度からのソフト交付金は、地域市町村にとって「予算の中の予算」と歓迎される存在になり、仲井真県政最大の功績といわれ、今では「仲井真基金」と呼ばれています。

ソフト交付金による経済効果
・離島航空運賃の低減
・離島船舶の更新
・海底ケーブル敷設
・伊良部大橋架橋
・宮古病院、八重山病院新設 

本書では、「自尊自立」の経済繁栄とされているが、僕が思い浮かぶのは、この本です。

確かに、沖縄県としては「自尊自立」の経済が達成できたかもしれないが、県民一人ひとりを見ると、「自尊自立」に関しては疑念が残ります。

具体的内容については、僕が過去の記事でまとめた記事を読んでいただきたいです。

しかしながら、経済繁栄は僕個人としても、実感できるほどの効果があるし、仲井真氏の熱意がとてつもない!

沖縄のためにこんなに熱意をもって行動してくれていたことは、本当に感謝を伝えたいです。

当時、高校生だった僕には、「仲井真さんいい人そう」ぐらいの印象ですが、今考えてみると、確かに周りもあまり悪いことを言っていなかった記憶があります。


5.沖縄21世紀ビジョン

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もちろん、26歳の僕でも耳にしたことがある言葉です。

「沖縄21世紀ビジョン」は、初めて県の自前で作った沖縄振興政策なのです。内容については、以下のことが行われました。

沖縄21世紀ビジョン
生活基盤をはじめ交通基盤、産業基盤など、基本的なインフラ整備がなされ、各種基盤整備について顕著な進捗が見られた。また、産業振興でも観光、情報通信関連産業で一定の成果をあげている。

仲井真県政は、沖縄21世紀ビジョンの中、これまでとは違った第5次の「振興計画」ともいうべき「沖縄21世紀ビジョン基本計画」を作成・実施し大きな実績を挙げ今日まで至っています。

現在、まで大きく予算修正が無い「沖縄21世紀ビジョン基本計画」を作り上げた、仲井真県政は、まさに、沖縄県政史上、最も沖縄の将来を見据えた画期的な県政ではないでしょうか?

仲井真氏
それまでの「振興計画」は、手続き上から見れば、最終的には政府によって決定される計画であり、国が責任をもって沖縄振興を図るというもので、それなりに意義があったものの、県が主体性をもって計画し、実施するというものではありませんでした。
これに対し、第5次「振興計画」は、沖縄が主体的に考え、実施していきたいというのが沖縄21世紀ビジョンと同基本計画を作った背景です。
新しいビジョンは県職員が作るべきものだということで、一切を自前で作りました。自分たちでやろうという「自立自尊」の精神、そういう流れの中で自分たちの計画を自分たちで作りました。

改めて、この言葉からも、仲井真氏の「自立自尊」への想いを強く感じますね。「自立自尊」と言葉で見れば簡単ですが、実際に行うとなると…

「言うは易く行うは難し」

これを仲井真氏は、有言実行し将来の沖縄県のためならと、信念を持って行動してくれていたのを感じることができました。


6.国家予算3千億円の確保

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これまで紹介してきましたが、仲井真県政には多くの誇れる実績があります。ここでは、全ての内容について触れることはできませんが、大まかに箇条書きします。

・信頼関係で、国家予算3千億円の確保
・OISTの設立に大きく貢献し、学術研究・国際交流の拠点を形成
・待機児童ゼロ、こどもの貧困対策に30億円活用で大きな成果
・尖閣諸島を知事として初めて視察

具体的内容については、是非読んでいただきたい。


7.マスコミ不信

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2014年の県知事選をピークにした「仲井真バッシング」と読み取れる報道がひどく、「歴史的汚点」「沖縄の心をカネで売り渡した」「裏切り」「公約違反」などの悪意に満ちた報道があふれました。

選挙報道に対するマスコミの報道について、仲井真氏はこう語っています。

仲井真氏
特に地元マスコミに対する不信はまだ溶けないですね。歴代の知事の中でも、定例会見は一番多かったと思います。県庁での会議も余程のことがない限りすべてオープンな形で取材に応じていました。後に意図的に報じられたような「密室行政」ではなかったと自負しています。
安倍総理と会談して沖縄振興予算で満額回答をいただき、基地負担軽減4項目も受け入れてもらいました。ところが、マスコミの紙面は、「辺野古承認を取引した」「カネで心を売った」などの、とんでもない記事になってしまうのです。記者会見や県議会でどんなに説明しても無駄でした。訴訟は思いとどまりましたが、選挙報道はやはり、公正、公平、不偏不党であるべきです。
ここで強調しておきますが、沖縄振興予算や、埋め立て承認などを巡って、仲井真県政と政府は、いかなる前提条件を付けたことはありません。取引をした事実も全くありません。まして「沖縄の心をカネで売った」と中傷するマスコミ報道は論外です。

これには、心を打たれました。

現在、SNSの普及により一方的な報道ができなくなり、マスコミへの不信感を抱かざるを得ません。

僕個人としては、テレビ、ニュースは全く信用してないといっても過言で張りません。

その当時の県民は情報はテレビがほとんどであり、仲井真氏の気持ちを考えると、マスコミ不信になるのは当然でしょう。こうやって、本という形で情報を手に入れなければと思うと心が痛いです。

今では、何が正しい情報なのか、何がまちっがった情報なのかというのは、インターネットで何入りに調べれば、大きくはズレないはずです。(調べる人はですが…)個人的に、片方の意見を信じるのではなく、両方の意見を調べ、そのときの状況により判断しています。

テレビを観なくなる若者が増えるのは納得できますね。
(自宅にテレビは無いです)


まとめ

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本書を通して、仲井真氏の「自立自尊」の気持ちがとても伝わり、沖縄県のために、こんなに行動し、成果をだしたことを改めて感謝したいです。

また、マスコミ報道等の不信については、過去の問題ではなく、現在にも続く大きな問題であると考えています。インフルエンサーとして、正しい情報を発信したいという気持ちがより高まりました。

そして、沖縄県のことを今まで全く勉強してこなかったことをすごく反省しています。今後は、しっかりと地元沖縄のことを見ていきたいと思います。

以上沖縄県の26歳からの「声」でした。

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