不定期刊しぇるたあVol.9-アルコールという娼婦
日常的によく酒を飲む。家で、出先で、電車で、路上で、ベンチで。境界は無い。好きなタイミングで、プルタブを引く。もっぱらハイボール、時折ビールかウイスキーといった手合いで。もちろん店に入って飲むこともよくあるが、俺は外で飲むのが好きだ。不思議なもので、同じハイボールでも景色が開けるだけで幾分と味わいが変わる。無論、空気も同様。タバコを喫むにしてもやはり外の方が旨い。
ふとしたタイミングで漠然と考えることがある。俺は本質的には他人と飲んで盛り上がるよりは、一人で半ば内省的な飲み