自信と敵対心の関係性。

人が悩むことは、
下のに4つ分けられると思います。

①健康面
②経済面
③目標を叶えること
④人間関係

①の健康面は、生活習慣を見直したり
 病院に行くことで解決しようとします。
②の経済面は、仕事を頑張るとか、自分を磨いて昇進するとか、アイデアを出すなどがあります。
③の目標を叶えることは、本を読んだり、人に相談したり、
 ネットで情報検索したり、プロに教えてもらったり、努力して叶えようします。

いちばん複雑なのが④の人間関係です。
これがうまくいけば、
他の3つも、ストレスはなくなるのではないでしょうか。
また、人間関係の問題がなければ、犯罪というものから、
ほど遠くなります。
ケンカしない関係に、問題は起こりません。
(犯罪レベルの問題)

人間関係を良い方向に向かわせるには、
2つの方法があります。

①他人を変えること
②自分を変えること

よく言われますが、
他人を変えるよりも、自分を変える方に重点が置かれます。
他人は変わらない(変えるのが難しい)ので、
自分を変えようということです。


最近、もうひとつあると思いました。

それは、
③他人に対する見方を変えること
です。

アファメーションというものがありますが、
これは自分に対して肯定的な言葉をかけるものです。
そして、潜在意識に刷り込ませていきます。
短期間で変わることはなく、長い期間が必要です。
もちろん、意識が一瞬で変わることもあるでしょう。
「私はこういう人だ」と暗示をかけて、
そういう人として振舞っていれば、そのような人になることもできるでしょう。
いくつかのカウンセリングに行ったときに言われたことや
本で読んだりしたことには、
「私は〇〇だ」と自分に対して言うということでした。
八方ふさがりだったとき、自分で何度も言ったり、
自分で録音して、1日中聞いたりしていました。
それを一か月続けましたが、変化はありませんでした。
やり方が間違っているのかもしれませんが、
とても退屈な作業でした。

話がずれましたが、
自分の過去を掘り下げていくと、
どうやら、
「他人に対する見方」が
どこかの地点でずれていったように感じました。

それは、

「他人は、すべて敵だ」

と認識していることです。

初対面ではそうなりがちですが、
根底には、この認識があるようです。
なので、仲良くなったとしても、
「敵だ」と認識しているので、
良い関係にならないのです。
子どもの頃だと、
「親、家族(親戚)は味方」
「友達は味方。嫌なことされた“ときだけ”は、敵」
となるでしょう。
でも、基本的には、すべての人が味方だと認識します。
だから、知らない人に声をかけられても、
ついて行ってしまうのです。

大人になれば、
他人に対して、好き嫌いを持つようになります。
ただ、社会に出ると、
それでもやっていかなければなりません。
「あの人は嫌い」と認識すれば、まだ救いはあります。
でも、「あの人は敵だ」と認識すると、
すべてが自分に対しての否定的な行動と解釈してしまいます。
良いことをされても、
敵だから油断してはいけないと思ってしまうのです。

アファメーションは、
例えば、「私は自信を持っている」と言いかけることです。
でも、本当に自信がないのかどうかわかりませんし、
どの部分で自信がないのかもわかりません。
そういう状態で、
「私は自信を持っている」と言っても意味がないのです。

根底にあるのが、
「他人は、敵だ」
という認識ならば、

アファメーションは、
「他人は、味方だ」
のひと言でいいのです。

そうすれば、他人に対する接し方が変わり、
自信はどうでもよくなってきます。
自信とは、自分に対する信頼度です。
相手にそれは、含まれません。
「味方だ」と思っていれば、
嫌なことをされたとしても、
それを深く考えることがなくなります。

白か黒、1と100という完璧主義の思考は
やるべきではないと言われます。
そうすると、嫌なことされた=敵となってしまい、
反対に、良いことをされた=味方ともなります。
味方なのだから、嫌なことはしないと考えるのです。
でも、ときとして、嫌なこともされるでしょう。
それは、味方だからだと考えることができると、
素直に受け入れることができるのです。

よくドラマで、親が子どものことを考えて、
諭す場面があります。
子どもは反抗期で、親の言うことを聞かないのです。
でも、あるとき急に、子どもが素直になります。
それは、「親は味方だ」と感じられたときです。
「私はいつも、あなたの味方だから」と言われることが
どれほど子どもに救いになるかを
知っておかなければなりません。

「他人は、敵だ」という認識は、
他人に敵対心を持っているということです。
それを持たないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
敵対心を持つのは、自分に自信がないからだと考えました。
自分に自信があるのに、相手を敵だとは思わないからです。
「弱い犬ほどよく吠える」と言われるように、
自分の劣等感から、相手を敵視しているのです。

それではどうすれば、自信を持てるようになるのでしょうか。
自信は、挑戦から生まれます。
子どもは自信を持っているかどうか考えないでしょう。
なぜなら、できないことだらけだからです。
できないことに対して、毎日挑戦しているのです。
挑戦とは、できないこと・できないと思うようなことに挑むことです。
できないことができるようになったとき、自信はついてくるのです。
また、できないことができるようにならなくても、自信はついています。
できないことに挑んだという事実が、自信を持たせてくれるのです。

【まとめ】
敵対心を持たないようにするには

自信を持つこと

自信は、挑戦から生まれる

挑戦とは、できないこと・できないと思うようなことに挑むこと

できないことが、できるようになったとき、自信はついてくる

できるようにならなくても、挑んだということに対して、自信はついている


◆できないこと・できないと
 思うようなことをすると、
 自信はついてくる。
 自信がつけば、敵対心は消える。

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