居場所

人の好意ほど無垢で嘘が無く剥き出しでいて無差別に人を助け、傷付けているものはないと僕は思う。

友人に誘われた同級生の誕生会、そこで行われるケーキ作りやプレゼント交換,話の盛り上がりと共に増える空き缶の数、その中で交わされる他愛もない話の中、僕に関する話だけどこかへ流れて行く感覚がじわじわと僕自身を襲う、これ程までに友人間での好意の差が出る場に僕はいていいのだろうか、僕よりも他の人がうってつけなのではないのかという考えが頭の中で駆け巡る。
友人と目が合う回数が少なくなっていくのが分かるし僕から友人へ目を合わせる回数も少なくなっているのもわかる、友人と目を合わせる行為が段々と怖くなっている自分が酷く情け無く、そんな僕に残されている行動の選択肢はお酒を飲むか煙草を吸うという口実であてのない散歩へと逃げる手のみで、面白い話で対抗する術の持たない僕はエモいキャラというクソほど詰まらないキャラでいつも通りコーヒーと煙草を吸いながら自分の弱さを誰にぶつけるでも改善するでもなくネットの虚構に向かってウダウダと書き連ね、キャラ付けどうりのエモい雰囲気だけ出して友人と向き合う事・詰まらないと判断される事から逃げている。
僕に魅力がない事をここまでまざまざと見せ付けられるとどうにかなりそうだ、こんな薄い僕の事を好きでいてくれる人と居たいけどそれじゃ僕はいつまでも薄っぺらい外面だけそれっぽくアンニュイな若者のままなのもムカつくな、

まぁ結論はもっと面白い話ができましょうという話で、努力が足りないというだけの話なんだ。もう嫌になってしまうな好きになってもらう努力はいつになっても尽きないし愛されるには興味関心を惹かれる人にならなければならないなんて少し俺には大変過ぎるよ、無条件に愛してくれないかな本当

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