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DAY1:リターンとリスクの求め方


はじめに
この記事は私が、スタディング(https://studying.jp/)というオンライン講座の中小企業診断士講座にて学んだことをアウトプットし理解度を深めるための記事になります。
そのため、もし誤っている部分やご質問があればぜひコメントをいただけると幸いです。(可能な限り訂正&質問については調べ回答させていただきます。)

投資家が投資を行う際の指標となるリターンとリスク。これらを数学的に求める方法を今回は取り上げます。
リターンとリスクを求める際の公式は以下の通りです。

リターン=Σ(値×確率)
 ※Σは合計を意味します。


リスク(分散)=Σ(偏差×偏差×確率)
 ※偏差=値ー期待値
 ※偏差=期待値と各景気の時の収益率の差

リスクのばらつき(標準偏差)=√分散(分散の平方根)

これらの定義を元に以下の企業Aのリスクとリターンを説明します。

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求めるものは企業Aのリターン(期待収益率)、リスク(偏差、分散、標準偏差)です。

リターン(期待収益率)の求め方:使用する公式はΣ(値×確率)
企業Aの指標となる値は収益率なので式はΣ(収益率×確率)となります。
また、各景気ごとに期待収益率は変わるので景気状態毎に求めた数値を合計することで企業Aの期待収益率がわかります。

企業Aリターン=(22%×0.2)+(5%×0.4)+(3%×0.4)=4.4%+2%+1.2%
                     =7.6%

次にリスクを求めます。

リスクである分散を求めるには、まず偏差を求める必要があります。

偏差の求めかた:偏差=値ー期待値
先ほどのリターン同様この場合の値は収益率になるので式は
偏差=収益率ー期待値となります。
好景気の偏差=22%(収益率)-7.6%(期待収益率)
       =14.4%
偏差が導き出せたのでリスク(分散)=Σ(偏差×偏差×確率)を求めます。
好景気の場合=14.4×14.4×0.2(偏差の2乗×確率)
      =41.5
普通、不景気も同様に上記の流れで偏差、分散共に計算し合計すると
企業Aの分散は52.64求められます。

最後はリスクのばらつき(標準偏差)=√分散(分散の平方根)
これはいたってシンプルで√52.64を計算すると・・・7.26となります。
この最後に出てきた標準偏差は数値が大きいほどリスクも大きくなります。

不慣れな点が多くわかりづらいかと思いますが徐々に改善していきますので
こうしたら伝わりやすい・・・などありましたらぜひお教えください!!

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