PCX150, GSX-S150「150ccの二台持ち」という選択
今乗ってるのが
PCX150(二代目、KF18)
GSX-S150
なのだが、この二台があれば95%の状況で不満がない。
GSX メイン機。スポーツ走行、超ロングツーリングなど。
PCX サブ機。買い物、雨の日、中距離ツーリングなど。
やはり走っていて楽しい、見た目が良いのがバイクである。
一方、便利、気軽、快適なのがスクーター。
150ccの優位点
「なぜ150ccなのか?125ccに乗ればいいのに」
と思うだろう。
理由は以下。
PCX, GSXともに150ccとして開発されたバイクであり、125ccはボアダウン機であること。
日本やヨーロッパでは125ccがメジャーだが、東南アジアやインドでは150ccが主流。
そしてPCXもGSXもアジア向けバイクである。
このため、PCX125は「トルクの谷」が、GSX-〇125は「トルクの弱さ」が指摘される。
消費者が見るのはトルクよりも最高馬力や最高速だから、ボアダウンするとトルクが犠牲になるのである。
PCX150などはおそろしいほどのフラットトルクで、正直つまらないくらいだ。
高速道路やバイパスなど、乗れない道路があること。
日常的に使うわけではないが、いざというとき使えるのは大きい。
「原付のメリット」
はしまなみ海道が通れる、一部有料道路が安い、あるいはフェリーが少し安くなる、ことくらいしかない。
燃費や税金などの維持費がそれほど変わらないこと。
ファミリーバイク特約を使わないなら保険はそれほど変わらない。
税金は2000円と3600円でたいした違いはない。
部品はほとんどが125と共通であり、燃費も大きな違いはないはずだ。
(PCX,GSXともにリッター45km前後)
250ccが欲しくなる?
150ccでも最高速がメーター読みで
GSX 130km
PCX 115km
であり、ふつうに走る分には問題ない。
あたりまえだが出足もたいはんのクルマより速い。
唯一「250ccが欲しい!」となるのは高速道路であり、峠道ではイきりちらすGSXも高速道路では羊のようにビクビク走らねばならない。
とはいえ私は高速道路に年間数回しか乗らないので、そこまでのデメリットではない。
むしろ250ccになると「車体の大型化」「車体・部品の高額化」「燃費の悪化」などのデメリットが生じる。
たとえば現行体制の「上位互換」と考えるなら
CBR250R
XMAX250
を考えることがある。
しかしXMAXは足つきがツンツンで、ちょっと買い物という感じではない。車体も大きく、駅の駐輪場につっこめる感じもない。
また車両価格が高額だ。そのわりには「しょせんスクーター」であり、樹脂パーツが白茶けてみすぼらしくなったXMAXをよく見る。
ヨーロッパでは足代わりにガシガシ使われるバイクだが、狭くて体の小さいアジア人が乗るには良くも悪くも「非日常」感がある。
CBR250Rは軽量な車体が魅力だが、燃費がリッター40kmで劣るし、タンク容量が10リットルしかない(GSXは11リットル)。つまり航続距離が100km劣る。スポーティな味付きのエンジンと聞くが、GSXのようなカリカリな感じではないだろうし、そこまで楽しくなさそうである。
以上をまとめると、150ccの魅力は以下になる。
エンジンが良い
高速道路が乗れる
125ccと維持費がそこまで変わらない
燃費がいい
軽量
車体が安い
部品が安い
とこのように考えると、150ccはひとつの
「完成されたバイク」
と思われる。
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