映画「徒花」に考える、人の"価値"とはどこにあるのか【映画感想文】
テアトル梅田にて映画『徒花-ADABANA-』を観てきました。
死の病に侵された人間のための、医療としてのクローン人間。
このテーマを知ったとき真っ先に思い浮かんだのは、カズオ・イシグロ著『わたしを離さないで』。
この本はかなり衝撃的だったので、同じようなテーマを扱う『徒花-ADABANA-』にも期待が高まりつつ、二番煎じというか、語りつくされたような内容にならないだろうか?という不安もあり。
しかし、待っていたのは想像をはるかに超えて「わたしたちに考えさせる」余白を持っ