見出し画像

憧れサウナ、岩見沢メープルロッジ。

僕は札幌に住んでいるのだけど、街中のサウナの難点としてどこも混んでいる、というのがある。
サウナ人口は増加の一途を辿り、静かにサウナを楽しむのは難しい状況に。
そういう背景があり、最近では個室サウナが人気になってきているけれど、90分で3000円くらいはしてしまうのでちょっと敷居が高いかな、と。

しかし北海道は広い。
未だ見ぬ名サウナが沢山あります。
その一つ、岩見沢メープルロッジに車を走らせました。

途中、岩見沢の観光名所やグルメを楽しみながら、メープルロッジへは90分くらいの距離。
このドライブがまた楽しかった。
好きな音楽をゆっくり聴く機会って意外となくて、同じCDを何周も聴いたりすることで染み渡ってくることもある。

憧れのメープルロッジに到着し、その素敵な外観でまず感動。
受付にて日帰り料金800円を支払う。
本当はランチもセットになったコースにしたいと思っていたのだけど、受付が14:00までということで間に合いませんでした。(お料理もとっても美味しいそうです!) 

いざ、浴場へ。
まず、シャワー。この時点でかなり良い。。!
シャワーの強さが絶妙で気持ち良いんです。
強すぎたり、何度もシャワーのレバーを押したりしなくて良い。
計算されたシャワー。期待が高まります。

お風呂はぬるめ、熱め、露天にぬるっとした泉質のお風呂と水風呂。
この温泉の泉質がとても良い。お肌がすべすべになって気持ちよかったです。
毎日入ったら最高の肌質を手に入れられるんだろうなあ。

サウナは現在、6名制度。
入る時にぶらさがっている入室カードをひっくり返して、何人入っているかがわかる仕組みになっています。
僕が入った時は先に2人いらっしゃったので、上の段の端っこに座りました。

サ室の温度は85度くらいでマイルド。
ピアノのクラシックが流れていて、なんともエレガントな雰囲気。
じっくり体を温めて幸せを噛み締めていると、常連のお客さんがロウリュをして、更にストーブの縁にも水を少しずつまいてサ室の湿度を調整してくれました。

メープルロッジのロウリュは別格だ。。!
今までに味わったことのない感覚で、暴力的な熱さではなく、なんとも柔らかく優しい熱、それでいて厳しさも併せ持つ、、そうだ、これは親!お父さん、お母さんだ!!

なんだその感想は、と思うかもしれないけれど、僕はこんなことを考えながらサウナを楽しんでいる。(それがとても楽しい)

上段は中々の熱さになり、汗が滲み出してくる。
メープルロッジのお勧めは12分〜15分程度、と他のサウナに比べてかなり長めの設定だったので、僕もいつもよりも長く熱しました。

サ室を飛び出し、露天の水風呂へ。
14度と書いてあるけれど、冷たさもマイルドに感じたのでもうちょっと高めかな。17度くらいかな?
全然余裕。でも、ちょうど良い。もっと冷たいのがいい、と思わない不思議。
露天の水風呂は最高だ。ふー!!と大きく息を吐く。
常連のおじいちゃんは、はははっと思わず笑い声が漏れていてかわいい。相当好きなんだな。。笑

外に設置してある椅子に座って空の下で外気浴。
空がぐるぐると回り出して、今まで味わったこのとない壮大なととのい。こりゃすごいや。。
この自然との一体感は街では味わえない。はるばる車を走らせてきて良かった。

すると雨が降ってきた。この雨がまた気持ちよくて、肌にぽつぽつ当たる感覚がいつもと違って、なんとも優しい刺激になって楽しい。
さらに遠くで雷の音が、どどどん。。と鳴り響いて、「雷が鳴っている中でばっちばちにととのう」というレアな体験に心が躍りました。
この状況を絵にしたい、と強く思った。

だんだんと常連の地元のおじいちゃんたちがあがり、気づけばサウナ独り占めという贅沢を堪能できました。
セルフロウリュでサウナストーブに水をかけると、じゅわわわー。。!という音がなり気持ち良い蒸気に満たされる。
僕が求めていた空間がそこにはありました。
普段の仕事のことを忘れて、感覚だけの世界へ。

しっかりと堪能して「絶対にまたきたい」という気持ちを胸に。

脱衣所で髪を乾かしていると、先ほどの常連のおじいちゃんが話しかけてくれました。
どこからきたの?俺はほぼ毎日きてるんだ、と。
色んな話をしてくれたのだけど、僕はこうやって他の方とお話しをするのが初めてで、なんとも楽しかったです!
とにかくこのメープルロッジの最高さを伝えてくれる感じで、今日みたいに人が少ない日はめったにない、いい日にきたよ!!と熱烈に語ってくれました。
普段はサウナに待ちの行列ができるほどなんだとか。
確かに、メープルロッジは名サウナとして有名なので道外からも沢山のお客さんがきてるはず。北聖地とも呼ばれているらしい。

「良かったらまたきてよ!」とお店の人でもないのにおじいちゃんはにこにこだった。またきました!って挨拶できたらいいな。

いやー、良かった。
車を走らせてくる価値あり。
なんなら泊まりできてもいいと思う。
まだまだ知らない世界を見せてくれるサウナの魅力。

次はどんなサウナに巡り会えるだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?