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繋がれたバトン

今日、娘の運動会が無事に行われました。
アフター・コロナでの運動会で、競技も、観戦も制限なく行われました。

50m走、表現(ダンス)と無事に終え、朝練をしてきた女子のリレーに。

娘はキャプテン兼アンカーを務め、こちらも無事に役目を果たしました。
(一度、休みの日にブーツを履いて出掛けたので、足首を怪我したらどうするんだと厳しく注意しましたが。)

娘のチームは最下位(4位)のまま娘にバトンが渡り、一人抜き、もう少しで2位に。
そういう見せ場があったのも、(最下位でバトンをもらったので判官贔屓で)娘に声援を送ってくれたのも、そこまでバトンを繋いでくれたチームメイトのお陰です。
娘には、このリレーを通じて、仲間への思いやりや感謝の気持ち、責任感といったことが体感できたことが何よりの収穫なのかも知れません。

運動会の最大の見せ場は男子のリレーでした。
第一走者であった男子の一人が、他の走者と接触し転倒。
しかし、彼はバトンを繋げるべく、すぐに起き上がり必死に走り、次走者へバトンを渡しました。
彼のチームは最下位でバトンをリレーしましたが、結果的に3位に。

リレーが終わり、彼が席に戻ると、みんなが彼をやさしく迎えていました。
ある子が「お前が転んでもちゃんと走ってくれたから3位になれたんだよ。ありがとう。」
転倒した彼はホッとしたのか、目に涙を浮かべていました。
しかも、そう声を掛けた子はリレーの選手に選ばれなかった子です。
自然とそういう言葉が出るその子は、きっと転倒した彼に自分を重ねて一緒に走っていたのでしょう。

こうした光景は、みんなで力を合わせて一生懸命取り組む意義を改めて感じさせられ、感動も与えてくれました。

大人になって、親になって思うことは、子どもたちから教わることの方がたくさんあるということです。

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