静岡県熱海市が【災害支援ふるさと納税】を開設しています

2021年7月3日、静岡県熱海市伊豆山で起きた豪雨災害。
犠牲者26名。今もまだ1名の方が行方不明で捜索が続けられています。
一日も早くご家族のもとに帰られるよう、お祈り申し上げます。

パワースポット伊豆山神社もある

赤と白の龍に守られた伊豆山神社

熱海駅周辺はザ観光地ですが、今回災害があった伊豆山はちょっと雰囲気が違います。
湯河原の隣に位置し、山と海がすぐ近くにある風光明美、自然豊かな土地です。

最近パワースポットとして注目を浴びている「伊豆山神社」がある伊豆山。この神社は”伊豆のお湯の発祥の地”といわれています。
また伊豆山のふもとの海の近くには横穴式の源泉「走り湯」があり、昔は伊豆山の地下では「赤と白」二つの龍が温泉を生み出しているという伝説も残っているのです。

地元の人が作り上げる「おらが村の春祭り」

伊豆山地方は毎年4月15、16日がお祭りです。
熱海の「来宮神社」の例大祭は、約40町内の山車が繰り出し賑やかですが、
伊豆山神社のお祭りは、各町内の山車は出ますが台数も少なく、さらに装飾もあまりない昔ながらの「おらが村の祭り」です。

私も参加したことがあるのですが、祭りが終わったあとの打ち上げもその町内のおかあさんたちが煮物や揚げ物を作っておもてなし。
そして浜の街なので、刺身はドーンと豪快に並びます。
ちょうどこの時期はカツオが旬。新鮮な刺身をワシワシと食べるぜい沢さは漁師町ならでは。
近所のお母さんたちが「ほら、これも食べな」と気さくに声をかけてくれるて、とてもアットホームな祭りなのです。

そこからもわかる通り、伊豆山は向こう三軒両隣の習慣が残っている土地。だから土砂災害のときも、隣近所が声を掛け合い逃げたそうです。

被災者は今、近隣の市営住宅に住んでいます

現在、被害にあった136棟の世帯の人たちは、市営住宅等に入っているそうです。しかし熱海市内だけでは十分な空き家がないため、伊東や三島など近隣の市営住宅に入居する人も多いとか。
家が流され、財産を失い、さらに住み慣れた土地を離れて暮らさなければいけない。
これは悲しすぎます。

山車で太鼓を叩いていると、「ほら、カツオ食え!」と無造作に皿を差し出してくれた漁師のおじちゃんや、煮物上手が自慢のおばちゃんたちが一日も早く住み慣れた土地に戻ってこれるようになるには、まだまだみなさんの力が必要です。

その一方で盛り土の問題を含めて、不透明な部分はいまだ明らかにならず、こちらはモヤモヤしますが、現在、百条委員会を開催しているようなので、引き続きこちらもしっかり注目していきたいところです。

ふるさと納税で支援できます

熱海市では災害支援の「ふるさと納税」が開設しています。
返礼品とかはありませんが、人懐こいおじちゃんや、おばちゃんがまたいつの日か近所の人たちと笑って、井戸端会議ができるそんな伊豆山を取り戻すために、少しだけ協力して頂けたら嬉しいです。

伊豆山にはいい温泉もあります。
そしてなんといっても海産物がメチャ美味しいです。
伊勢海老の刺身や、サザエのつぼ焼きなど新鮮でウマウマです。
また海抜380メートルに本宮がある伊豆山神社から一望する相模湾は、絶景です!
ぜひ町の景色がいつもの日常になったら、伊豆山にも足を運んでいただければ、どんなに素敵な土地なのかがわかると思います。
その日のために、みなさま支援をよろしくお願いいたします。




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