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来場所、新十両昇進を決めた「熱海富士」

春場所に関取となる「熱海富士」。もちろん熱海出身の力士は、伊勢ケ濱部屋に入門以来、8場所で新十両になる。

高校卒業力士とはしては超スピード出世!

最近、日本人の高校卒業力士としては異例の出世で話題を振りまいている「熱海富士」という力士をご存じだろうか?
まだ19歳だが、初場所、西幕下筆頭で4勝3敗で勝ち越しを決め、春場所には新十両昇進が確実となっている。
マスコミにもちらほらと騒がれ始めています。

4勝3敗で勝ち越しを決め十両昇進へ!

熱海富士は2021年の九州場所でも勝ち越しを決めましたが、初場所は残念ながら西幕下筆頭で十両入りには届きませんでした。
今場所の相撲の成績はというと、最初2連勝を決め「これで関取も決まり」と誰もが思った矢先、そのあと3連敗。あとが無く臨んだ土俵では、見事2連勝し、春場所では十両の座を確実にしました。

高校生の時は練習とバイト三昧の日々

最近のスポーツは、中学、高校の強豪校が早いうちから有望な選手をスカウトし、恵まれた環境で育てることがよくあります。
しかし熱海富士は、公立中学へ行き、高校も自宅から通える飛龍高校(沼津)へ入学しました。
寮などに入ることもなく、練習と学業の合間には、旅館で皿洗いのバイトをして家計を助けたそうです。

「一日も早く稼ぎたい」その思いが強さのヒミツ

母と妹の3自分の3人家族だったため、
「一日も早く稼いで、お母さんを楽にしてあげたい」という思いが、スピード出世につながったのかもしれません。
熱海生まれ、熱海育ち、そして熱海の地で実力をつけ、出生街道まっしぐらの「熱海富士」。
3月場所では十両に昇進する予定なので、テレビでも取り組みをみることができます。
ぜひ令和の苦労人力士「熱海富士」、名前だけでも憶えて頂ければありがたいです。

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