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私さえいれば大丈夫

もう随分と昔のことだけど、私には長いこと忘れられない人がいた。なんで忘れられなかったのか、存在がずっと心に残ってたのか

それは、それまでの人生で一番私を理解しようとしてくれた人だったから

その人の他にも、私の深い部分を見てくれる人に出逢うと心奪われた。男でも女でも

誰かに理解してほしかった
深くつながりたかった

でも、本当につながりたかったのは
私自身とだったんだ

そのことに気づいてから、一歩一歩、自分との対話を続けていったら、いつの間にか理解してほしい病は何処かに消えていた。執着がきれいさっぱりなくなった

私自身とつながれるようになったら、生きるのがずっと楽になった。深刻さがなくなった

私さえいれば大丈夫だよ
昔の私に伝えてあげたいな

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