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2023年12月の『CJメッセージ』〈第72回目〉

皆さん、こんにちは!
第72回のCJメッセージをお届けします。
今月は、4年ぶりに参加した『TIMSUNグローバルディーラーミーティングの様子』と『2024年カスタムジャパンの組織図』についてお話したいと思います。
また、新たに取扱をスタートする欧州ブランドについて紹介します。


目次
(1)TIMSUNグローバルディーラーミーティング2024概要
(2)2024年カスタムジャパンの組織図
(3)新たに取扱をスタートする欧州ブランド


(1)TIMSUNグローバルディーラーミーティング2024

TIMSUN社が上海で開催したグローバルディーラーミーティングについて、簡単にご報告します。このミーティングは、日本総代理店である我々にとっても重要なミーティングとなっています。

・ミーティングの要点
TIMSUNは、独自配合のコンパウンドにより高品質な製品を提供を継続し、バイク市場での競争力が高め、継続的な品質向上に努めることを確認しました。
カスタムジャパンは、TIMSUNとの関係を維持強化し、より良い製品の取り扱いを確保するために、積極的なコミュニケーションを行っています。今期の組織であればSCM部門、来期であれば商品開発・商品企画が担当する重要な活動となっています。

ミーティング会場の様子
カスタムジャパンは世界二位の実績です。
トロフィー頂きました。
一位はコロンビアのIGMが受賞。

グローバルミーティングでは、外国の情報を直接現地の経営者と情報交換できる貴重な機会です。
世界でTIMSUNを一番販売している会社はコロンビアのIGMです。主にタイヤとメンテナンスパーツのPBを販売している150名ほどの会社とのことです。
こちらがWEBサイトです。

GoogleMAPで調べると、タイヤの取扱いがメインの輸入商社という雰囲気を確認できます。


コロンビアの人口は約5000万人ほどで韓国と同じぐらい。バイクの保有台数は1200万台ほどなので人口に対する保有率は日本の2倍以上とのことです。
主要国ですと、JAMAなどの公開されている情報があるのですが、南米の情報はこのような機会がないとなかなか入手できません。

ちなみに、コロンビアの政策金利は13%ほどで日本のゼロ金利政策と比較するとかなりの乖離があります。会社運転資金の借入金利は17%という高金利で日本ですと、アイフルなどの消費者金融並み(年18.0%)の高利だが、インフレが止まりつつあるようで資金調達は大変とのことです。

2023年 - 各国政策金利
https://mst.monex.co.jp/pc/servlet/ITS/report/CommonReport?serviceProviderKbn=04&documentClass=02


また、勝手な先入観で、南米の方はあまり働いてない印象だったのですが、労働時間ランキングではコロンビアは世界一にランクインされているようです。欧州における生産性の高さからドイツなどの少ない労働時間が注目されることが多いのですが、ランキング上位を見てみると違う光景が見えてきます。


右からIBG社長、TIMSUN馬社長。

国は違えど、販売しているブランドや商材が類似しているので、色々と情報交換してカスタムジャパンとしての戦略のヒントとして活用していきます。

(2)2024年カスタムジャパンの組織図

2024年の組織図は2024年1月5日のカスタムジャパングループ総会で説明しますが、新しい組織図の背景(内外の環境要因)と狙い(何を実現・推進したいか)の要点を共有します。
この背景と狙いから各部門の方針や各々個人の行動をリンクさせ、『ワクワクしながら成長し、お客様の経験価値を創造し続けます。』の実戦よろしくお願いいたします。

ICT部門:
背景: テクノロジーの急速な進化とセキュリティリスクの増大。
狙い: 「2024DX」プロジェクトの成功を目指し、強固なITインフラの構築と情報セキュリティの確保。

経営管理部門:
背景: IPO準備と労務、法規制の進展への対応。
狙い: 効果的な戦略策定と財務の透明性向上を通じて組織の持続可能性を確保

ビジネスインサイト&アナリティクス部門:
背景: ビッグデータと分析技術の進化。
狙い: データドリブンのアプローチを通じて市場と消費者の行動を深く理解し、戦略的なビジネス決定を促進。

マーケティングDX部門:
背景: 2024DXへの投資。マーケティングにおけるデータの重要性の増加とブランド戦略の進化。
狙い: 商品データの効果的な管理を通じて、顧客の購買体験(検索・商品情報)を向上させ、リピート購入を促進するデータ中心のマーケティングアプローチを推進。

SCMフルフィルメント部門:
背景: 国内市場におけるサプライチェーンの効率化と顧客ニーズへの迅速な対応の必要性。
狙い: 受発注プロセスの最適化とカスタマーセンターの運営効率を向上。在庫管理の効率化と迅速な商品配送の実現。顧客満足度の向上とサービスの迅速化。

商品開発・調達企画部門:
背景: 市場ニーズの変化と競争の激化。
狙い: バイヤーの洞察力を活かし、市場のトレンドに合わせた商品開発と調達を行い、売れるための戦略的企画を策定。


Here is an abstract and creative image representing the 2024 organizational chart of Custom Japan, depicted through unique symbols for each department, conveying a sense of interconnectedness, innovation, and forward-thinking.


(3)新たに取扱いをスタートする欧州ブランド

私個人も商品開発や仕入・調達に関わるウェートが大きいので、今回は新しく取引がはじめるブランドを紹介するともに、商品企画との考え方を記載しました。こちらは商品開発・商品企画部門向け寄りの内容にはなっておりますが、商品を販売してその利益で皆様のお給料をお支払い出来ている背景を考えますと、この商品企画については全従業員で意識していくべき内容ですので、今一度受け取り直しながら読んでいただきたいと思います。

カスタムジャパンとしての商品企画としてのあるべき姿を記載します。
会社の成長段階や個人の成長段階には乖離がありますが、一般社員からリーダーにレベルアップするには、単に欠品を避けるだけでなく、市場の動向を敏感に察知し、先読みする能力が求められます。

これを達成するためには、バイク雑誌やWEBメディアからの情報収集、バイクショップやバイク用品店への訪問を通じて、最新のトレンドや消費者のニーズを把握することが重要です。また、仕入れやバイヤーの業務に関する知識を深めるための継続的な学習と研修も必要です。(モトメガネを定期的にみることはもちろん、CJ本社に出社している方はCJライブラリーの雑誌などのメディアを継続的にインプットする必要があります。)
このようにインプットした情報を日報、週報や部門朝礼などのアウトプットする情報発信力、共有力が求めれます。

さらに、マネジメントへとレベルアップしていくには、これらの基本的なスキルに加え、より戦略的な視点が求められます。市場分析、消費者行動の予測、競合他社との差別化戦略の策定など、より複雑で高度な判断が必要とされるでしょう。さらに、海外展示会や海外メーカー目を向け、グローバルな視野を持って行動することも、高レベルのバイヤーには不可欠です。こうした能力を持つバイヤーは、会社の成長を牽引し、新たなイノベーションを生み出す推進となり得ます。

カスタムジャパンにとって商品とはなにか?
カスタムジャパンとしてのガソリンである収益はこの商品から生み出されていますので、今一度商品を売るためへの貢献に意識を向けて頂きたいと思います。

それでは、新しく取扱予定のブランドを紹介します。

オフロードブランドとして日本でも有名なイタリアのUFO社。本社はピサの斜塔近くにあります。
(現地ではUFOの読みをユーフォ―ではなく、ウーフォーと発音します。どちらを正をするかまだ未判断です。ちなみにTIMSUNの正式な発音はティムサンですが、聞こえが悪いのでティムソンという呼び方に統制しました。)

オフロードのリプレイスメント(補修)外装や自転車パーツを扱うポルトガルのブランドです。

日本初投入となるブーツブランドのELEVITEです。新しいイタリアのブランドですが、アルパインと同じ工場で製造された上質なハイエンドシューズとなっています。ちなみにコミネなどのシューズもアルパインでOEM(委託製造)していますので、バイク用ブーツの品質としてはハイエンドのカテゴリに属します。WEBサイトの作り込みは新しいブランドらしく動画を取り入れたスタイリッシュなサイトとなっています。

https://www.eleveit.it/en/

ゴーグルやグリップで有名なアリエーテですが、本業はオイルシールの会社です。他社ではアリートと表記しているようですが、実際の読み方はアリエーテとのことです。ただ、Amazonでは既にアリートと登録されているので、アリートの方が良いかもしれません。



https://www.amazon.co.jp/s?k=%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88+%E3%82%AA%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%AB&i=automotive&crid=EPT3EA2QM5OB&sprefix=%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%2Cautomotive%2C185&ref=nb_sb_ss_fb_2_4

ガヤネルもアルパインもエレベイトもすべてイタリアの同じ地域に本社があります。イタリアの靴職人が集合しているエリアとのことです。

余談ですが、私のYZ125XにもUFOとエレベイトのロゴを追加しました。アリエーテとポリスポーツは他社も取扱があるので、あえて外しています。
eのエレベイトはガヤルネっぽいですね。(笑)

宇宙人っぽいのがUFOでeがエレベイトです。


第72回目のCJメッセージをお読みいただきありがとうございます。
今回は、TIMSUNグローバルディーラーミーティングの参加報告、2024年のカスタムジャパン組織図の紹介、そして新たな欧州ブランドとの取引開始についてお話しました。

重要な点は以下の通りです:

●TIMSUNグローバルディーラーミーティング:TIMSUN社との強固な関係を維持し、高品質な製品の継続的な供給を確保しています。また、グローバルな視野から得たインサイトをカスタムジャパンの戦略に活かしています。

2024年の組織図:ICT、経営管理、ビジネスインサイト&アナリティクス、
マーケティングDX、SCMフルフィルメント、商品開発・調達企画の各部門は、それぞれの背景と目標を持って、組織全体の発展とお客様の経験価値創造に取り組んでいます。

新たな欧州ブランドとの取引開始:UFO社、ELEVITE、アリエーテなどの新ブランドの取り扱いが始まります。これらは高品質で革新的な製品を提供し、カスタムジャパンの商品ラインナップを強化します。


今回共有した内容は、皆さん一人ひとりにとって重要なものです。新しい情報や戦略を吸収し、チームとしての進化を続けましょう。皆さんの熱意と努力が、カスタムジャパンの今後の成長を支える基盤です。


カスタムジャパングループ
村井基輝(むらいもとき)

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このメッセージ『CJメッセージ』は、 
CJグループの皆様と会社と関係が深い方々に共有しております。



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