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Qくん、幼稚園の面接に行く!風雲児、再び。

前回のnoteでウチの息子のQくん(3歳)と幼稚園見学に行った騒動を書いたわけだですが、10日もしないうちに入園面接というものが待っています。それまでの経緯はこちらに書きました。

で、ウチの地域の幼稚園面接やら願書届出は、ほとんどが11/1に行なわれるのです。これは併願者を抑制する為なのかもしれませんが、受ける方にとっては必死!(それなのに、そんなに切実に考えていなかった私達夫婦が甘かったのかもしれません)
そこで、家から10分ほどの規律正しそうな幼稚園は、倍率も高いということもあって敬遠し、受け入れ人数も多く倍率も低い、比較的のびのびと育てられそうな、家から5分程の距離の幼稚園の面接を受けに行くことにしました。

前回の反省を踏まえ、妻のKちゃんも紺色のコンサバな格好で、Qくんもポロシャツに黒いズボン、紺のベスト、とこの為に新調した出で立ちです。
私だけはスーツ着ると厳つさが増すので、黒のチノパンに明るめのグレーのセーターという格好でなるべく付き添いです的な存在感で。

9時から受け付け開始なので9時過ぎぐらいに幼稚園に着くと、もう面接を終わったのか次の幼稚園の面接へと急ぐ親子の姿も。(こうやって同じ日のうちに面接を掛け持ちする人も多いらしいです)受けとった受検番号は48番。受け入れ人数は59人なので、その後からやってくる親子もちらほらいますが、そんなに倍率は高くなさそうです。

ただ、48番はなかなか順番が回って来ません。待合室となっている教室では大人しそうな子たちが座って待っているので、何をしでかすか分からないQくんは私と一緒に外で待っていました。すると、だんだんと園庭で遊ぶ子たちも出てきて、私もQくんを抑えきれずスベリ台などで遊び始めます。
ただ、ずっとQくんと他の子達の距離は保つように監視しながら。
かねがね「お友達と遊びたい時は、あそぼ!って言うんだよ。」と言っているにもかかわらず激しいボディタッチでアプローチしてしまうんです。(う〜ん、俺の人生においては、そんなアグレッシブな時期は無かったはずなのにどうして?)

ともかく、気が気ではない1時間程を過ごし、面接の席へ!
教室の中には2組面接できるようになっていて、先生一人にそれぞれ机があって向かい側にKちゃんとQくんが座って、俺は後ろの席へ。
座って間も無く、Qくんは教室中を走り回り、それを俺が追いかけ回してKちゃんだけが質問に答えてると言った状況に。Qくんは気がつくと先生の横の席に座ってたり、教室の中のプラケースを開けようとしてたり、俺はQくんを追っかけることに終始。隣の面接してる女の子は、そんな状況にも関わらず、落ち着いて椅子に座ってるという大人っぷり。
とりあえず、てんやわんやの面接を終え、合格発表まで2時間くらいあるので一度家に帰ってる事に。

結果発表は無下にも13:00には張り出され、13:45まで入学金を納めて手続きしなければ無効になってしまうという急展開。そして、その欠員分の繰り上げ合格が14:00には貼り出されるという流れです。
あの面接の様子だと1次では難しいかなと自分たちも思っていました。そして、1次合格が無理だった時に2次の発表を待つまでの時間を短くするために13時半を目指して、もう一度、家族3人で幼稚園に!
俺が園庭でQくんを遊ばせていると、発表を見てきたKちゃんが曇った表情で戻って来ました。やっぱり不合格。それでも併願している人もいるわけだし全員が入学手続きをするわけでもないだろうと2次合格に期待します。

一応、俺も発表を見ておこうと思いQくんをKちゃんに任せて掲示板のところに行ってみました。見直したところで48番が現れるわけでもありません。戻りかけた時、気になって掲示板をもう一度見直したところ、一番端から番号を見ていくと、1、2、3、4、、。そう、きっちり47番までは全部あって49番から後も番号が抜ける事は無かったのです。

いや〜、不合格でさえ落ち込むというのに、自分の子だけが落ちてると思うと、もう、落胆の度合いは半端ありません!
もちろんQくんに非は無い、俺たち夫婦の所為です。今まで教育に無関心過ぎたのかもしれません。親が無知なばかりにQくんが人生の出だしでつまづいてしまうなんて申し訳なさすぎる!

そんな思いが頭の中でグルングルン回っていると、スベリ台の上の順番を待っている所でQくんが他の子の服を掴んでいます。慌てて手を伸ばすも届かない。スベリ台のスロープに足をかけるがすべる面はローラーで足を取られて転びそうになる。やっとの事でQくんの足を掴み、前の子を先にすべらせてからQくんをすべらせます。
するとスベリ台の下の方では前にすべった子が途中で止まってて、そこにQくんが追いつき、またチョッカイを出しているじゃないですか。急いでQくんを抱きかかえてスベリ台から離れようとしたところ、スベリ台を支えている柱に躓き、抱きかかえたまま大転倒!
もちろんQくんは泣き出すし、打ちつけた膝はジンジン痛む。
叱ろうと思っていたにも関わらず、自分が謝ってる始末。
もう、かなり身体を張ったドタバタコメディです。

気付いたらもう14時を過ぎて幼稚園の先生方が張り出した合格発表を片ずけているので、泣くQくんを抱いて帰り際に2次合格の発表は無いんですか?と聞くと、あっさり「無いんですよ。」との返事。キャンセル待ちも受け付けていませんでした。

いつも散歩で通っている道を、泣きやんだQくんを肩車して3人で帰る。
こんなに重い足取りでこの道を歩くとは思ってもみませんでした。
家に帰り着くなりQくんはすやすやと寝てしまって、その寝顔の傍で夫婦二人で重い空気に包まれていました。
でも、落ち込んで居る場合じゃない!今の時代はネットというものがある!「幼稚園に落ちた時」や「幼稚園2次募集」など、自分に今できる事はないか検索してみます。
そして区役所の「こども育成支援課私学係」に辿り着きました。そこで2次募集している幼稚園は無いか聞くと、今まとめている最中で翌週明けにHP上に掲載しますが一番確実なのは幼稚園に直接連絡するのが良いということでした。

最初にかけた幼稚園には、もう募集していないと告げられ、ふたつめにかけた幼稚園で、今日、入園面接は終わったのだがこれから行けば面接してもらえるということでした。16時には伺えます!と告げ、急いで準備を始めます。

俺たち家族のセカンドマッチの始まりです!!

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