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画執の人 海老沢小百合

イラストレーター・エッセイストの海老沢小百合さんから著書『画執の人 山下りん・木村武山と海老沢東丘』が送られてきました。

海老沢さんはこの本について「本岩孝之さんのCDをエンドレスにして書き進めたことをしみじみと思い出します…アヴェ•マリアの歌声に感謝です‼︎」と手紙に書いて下さいました。
なんて光栄なことでしょう!!

海老沢小百合さんと僕は、不思議なご縁で繋がっていて、今日は人生の先輩からまるで貴重なエールをいただいたかように、大変ありがたく感じ入りました。

ご縁に、天の采配に、
心から感謝です!!

『日本エッセイスト•クラブ 會報 2022春』にはこうあります…
〉コロナ禍のなか、声楽家・本岩孝之氏のコンサートに行きました。彼のカウンターテナーが聴きたくて…。私の前著『画執の人』(六曜社)はイコン画家山下りんを追ったものですが、終始本岩氏の「カッチーニのアヴェ•マリア」を降り注ぐ光にして書きました。
現在私は大正時代の若き作家たちを辿る日々、今回は本岩氏も参加の「竹久夢二と大正ロマン」CDをリフレインさせながら書き進めています。その美しい響きに誘われ“かつてあなた方がいたことを語らせて欲しい”の祈りつつ…。
(海老沢小百合)

以下、Amazonの解説より
〉日本最初のイコン画家として知られる山下りん(1857-1939)。そして、りんの内弟子だった日本画家、海老沢東丘(1905-95)が大切にもっていた27枚のスケッチや油彩画、水彩画をもとに、著者自らの体験も絡めながら、幕末から昭和にかけて芸術表現に真摯な思いを貫き通したりんと、同時代を生きた画家たちの人物像を紐解いていくエッセイです。
海老沢小百合は、日本画家の海老沢東丘を義父にもつイラストレーターでありエッセイスト。
一時期は画家を目指した時期もあり、彼らと同じクリエイターの立場で、「りんの生涯」と「幕末から昭和の時代の美術界」を逐次調査して検証していきます。
その地道な検証の「旅」から得たものは、時代に翻弄されながら、創作に全人生を捧げた芸術家たちの知られざる姿でした。

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